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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス C言語編


dc_lck_release_byname

〈このページの構成〉

名称

資源名称を指定した排他の解除

形式

ANSI C ,C++の形式

#include <dclck.h>
int  dc_lck_release_byname(char *name,DCLONG ownerflag,DCLONG flags)

K&R版 C の形式

#include <dclck.h>
int  dc_lck_release_byname(name,ownerflag,flags)
char      *name;
DCLONG    ownerflag;
DCLONG    flags;

機能

dc_lck_get関数で指定した資源の排他を,資源名称を指定して解除します。同期点取得前に排他を解除するときに,dc_lck_release_byname関数を呼び出します。

排他をしたグローバルトランザクションが終了したときに,ロックサービスによって自動的に排他は解除されます。このときは,UAPで排他を解除する必要はありません。

UAPで値を設定する引数

●name

排他の指定を解除する資源名称を設定します。資源名称はdc_lck_get関数で設定した名称と同じ値を設定してください。

●ownerflag

DCLCK_OWNER_MIGRATEを設定します。

●flags

DCNOFLAGSを設定します。

リターン値

リターン値

リターン値(数値)

意味

DC_OK

0

正常に終了しました。

DCLCKER_PARAM

-401

引数に設定した値が間違っています。

DCLCKER_OUTOFTRN

-455

トランザクション処理でないUAPからdc_lck_release_byname関数を呼び出しています。

DCLCKER_NOTHING

-456

解除を指定した資源名称に該当する資源がありません。

DCLCKER_VERSION

-457

OpenTP1のライブラリとロックサービスのバージョンが一致していません。