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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス C言語編


dc_adm_get_nd_status_begin

〈このページの構成〉

名称

OpenTP1ノードのステータス取得の開始

形式

ANSI C C++の形式

#include <dcadm.h>
int  dc_adm_get_nd_status_begin(char *sub_area,
                                DCLONG *entry_count,
                                DCLONG flags)

K&R版 C の形式

#include <dcadm.h>
int  dc_adm_get_nd_status_begin(sub_area,entry_count,flags)
char       *sub_area;
DCLONG     *entry_count;
DCLONG     flags;

機能

OpenTP1ノードの状態の取得を開始します。この関数が正常に終了すると,状態を取得する対象となるOpenTP1ノードの個数がリターンされます。

UAPで値を設定する引数

●sub_area

マルチノードサブエリア識別子,または文字列 '*' へのポインタを設定します。マルチノードサブエリア識別子の後ろには,ヌル文字を付けます。文字列 '*' へのポインタを設定した場合は,マルチノードエリアを構成する,すべてのOpenTP1ノードの状態を取得できます。マルチノードサブエリア識別子の長さは,DCADM_SUB_AREA_NAME_SIZEで定義されている最大長以下にしてください。この最大長を超えた名称を設定した場合は,エラーリターンします。

●entry_count

OpenTP1ノードの個数をリターンする領域へのポインタを設定します。ここに設定した領域へ,sub_areaに設定したマルチノードサブエリアにあるOpenTP1ノードの個数をリターンします。sub_areaに文字列 '*' へのポインタを設定した場合は,マルチノードエリアを構成する,すべてのOpenTP1ノードの個数がリターンされます。

●flags

DCNOFLAGSを設定します。

リターン値

リターン値

リターン値(数値)

意味

DC_OK

0

正常に終了しました。指定したマルチノードサブエリアに通信障害のOpenTP1があっても,DC_OKがリターンされます。

DCADMER_PARAM

-1852

引数に設定した値が間違っています。

DCADMER_PROTO

-1854

dc_adm_get_nd_status_begin関数は,すでに呼び出しています。

dc_rpc_open関数を呼び出していません。

DCADMER_SUBAREA_NOT_EXIST

-1860

sub_areaに設定した名称に該当するマルチノードサブエリアはありません。

DCADMER_MEMORY

-1861

メモリが不足しました。

DCADMER_DEF

-1862

マルチノード構成定義に指定した値が間違っています。または,マルチノード物理定義に指定した値が間違っています。

DCADMER_MULTI_DEF

-1864

システム共通定義のmulti_node_optionオペランドにNを指定しています。

システムにTP1/Multiが組み込まれていません。

システムに正しいバージョンのTP1/Multiが組み込まれていません。