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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス C言語編


サービス関数の作成(MHP)

〈このページの構成〉

形式

ANSI C ,C++の形式

void 関数名(void)
{
サービスの処理
}

K&R版 C の形式

void 関数名()
{
サービスの処理
}

機能

サービスを実行して結果を返すMHPのサービス関数です。MCFでメッセージを受信すると,アプリケーション名に該当するサービス関数があるMHPが起動されます。

MHPのサービス関数は,上記の形式で任意に作成してください。サービス関数名はサービス関数のエントリポイント(入り口点)の名称に対応します。この対応づけはサービス関数を実行するプロセスのユーザサービス定義で指定します。

サービス名とアプリケーション名の対応づけは,MCFアプリケーション定義で指定します。

引数

なし。

サービス関数の処理での注意

  1. サービス関数から使えない関数を次に示します。使った場合のUAPの動作の保証はしません。

    • dc_rpc_open()

    • dc_rpc_close()

    • dc_mcf_open()

    • dc_mcf_close()

    • dc_rpc_mainloop()

    • dc_mcf_mainloop()

    • 子プロセスを生成する関数(fork(),system()など)

    • プロセスが終了する関数(exit()など)

  2. MHPのサービス関数に対して,ほかのUAPからdc_rpc_call関数でサービスを要求できません。

リターン値

リターン値はありません。リターン値として-1を指定しても,ロールバックを要求したことにはなりません。