サービス関数の作成(MHP)

形式

ANSI C ,C++の形式

void 関数名(void)
{
サービスの処理
}

K&R版 C の形式

void 関数名()
{
サービスの処理
}

機能

サービスを実行して結果を返すMHPのサービス関数です。MCFでメッセージを受信すると,アプリケーション名に該当するサービス関数があるMHPが起動されます。

MHPのサービス関数は,上記の形式で任意に作成してください。サービス関数名はサービス関数のエントリポイント(入り口点)の名称に対応します。この対応づけはサービス関数を実行するプロセスのユーザサービス定義で指定します。

サービス名とアプリケーション名の対応づけは,MCFアプリケーション定義で指定します。

引数

なし。

サービス関数の処理での注意

  1. dc_rpc_open関数,dc_rpc_close関数,dc_mcf_open関数,dc_mcf_close関数,dc_rpc_mainloop関数,dc_mcf_mainloop関数は使えません。また,exit()などをサービス関数で呼び出さないでください。呼び出した場合のUAPの動作は保証しません。
  2. fork(),exec(),system()などのシステムコールを使って子プロセスを生成した場合は,その子プロセスからはOpenTP1の関数はすべて呼び出せません。
  3. MHPのサービス関数に対して,ほかのUAPからdc_rpc_call関数でサービスを要求できません。

リターン値

リターン値はありません。リターン値として-1を指定しても,ロールバックを要求したことにはなりません。