メッセージログの通知(dc_log_~)

OpenTP1の状態を知るためにメッセージログの通知を受信する場合に使う,OpenTP1のライブラリ関数の文法について説明します。メッセージログの通知の関数を次に示します。

メッセージログの通知の関数(dc_log_~)は,TP1/Server Baseの場合にだけ使えます。TP1/LiNKでは,メッセージログの通知の関数は使えません。

メッセージログの通知を受信できるのは受信用に作成したアプリケーションプログラムだけです。OpenTP1のUAP(SUP,SPP,MHP)では,メッセージログを受信できません。

メッセージログの通知を受信するときの注意

メッセージログの通知を受信するときの注意を,次に示します。

  1. dc_log_notify_open関数,dc_log_notify_receive関数,dc_log_notify_close関数は,割り込みルーチンからは実行できません。
  2. dc_log_notify_receive関数を呼び出すタイミングによっては,受信できないメッセージログがあります。受信できないメッセージログを,次に示します。
    • アプリケーションプログラムが停止している間,またはアプリケーションプログラムがdc_log_notify_open関数を呼び出す前かdc_log_notify_close関数を呼び出したあとにOpenTP1が出力したメッセージログ。
    • OpenTP1がメッセージログを通知していても,dc_log_notify_receive関数を呼び出していない場合に,通知されるメッセージログを退避しておく領域に空きがなくなった以降のメッセージログ。