分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス C言語編

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dc_mcf_tlsln

名称

サーバ型コネクションの確立要求の受付状態取得

形式

ANSI C,C++の形式

 
#include <dcmcf.h>
int dc_mcf_tlsln (DCLONG action, DCLONG mcfid, char *resv01,
                  DCLONG *infcnt, dcmcf_lninf *inf, char *resv02)
 

K&R版Cの形式

 
#include <dcmcf.h>
int dc_mcf_tlsln (action, mcfid, resv01, infcnt, inf, resv02)
DCLONG         action;
DCLONG         mcfid;
char           *resv01;
DCLONG         *infcnt;
dcmcf_lninf    *inf;
char           *resv02;
 

機能

サーバ型コネクションの確立要求の受付状態を取得します。

UAPで値を設定する引数

●action

DCNOFLAGSを設定します。

●mcfid

処理対象のMCF通信サービスのMCF通信プロセス識別子を設定します。設定できる範囲は1〜239です。

●resv01

NULLを設定します。

●infcnt

サーバ型コネクションの確立要求の受付状態を格納する領域dcmcf_lninfの個数として,1を設定します。

処理終了後は,該当するMCF通信サービスの個数が返されます。

●inf

サーバ型コネクションの確立要求の受付状態を格納する領域dcmcf_lninfを設定します。

「構造体dcmcf_lninfのサイズ×infcnt」バイト数分の領域が必要です。

●resv02

NULLを設定します。

OpenTP1から値が返される引数

●infcnt

この関数の対象となったMCF通信サービスの個数が返されます。

●inf

この関数の対象となったMCF通信サービスのサーバ型コネクションの確立要求の受付状態が構造体dcmcf_lninfで返されます。

構造体の形式を次に示します。

 
typedef struct {
                DCLONG    status;       …受付状態
                char      resv01[60];   …予備領域
                } dcmcf_lninf;
 
(凡例)
○:使用できます。
×:使用できません。

リターン値

リターン値 リターン値(数値) 意味
DCMCFRTN_00000 0 正常に終了しました。
DCMCFRTN_71001 -12001 MCFが開始処理中のため,dc_mcf_tlsln関数が受け付けられません。
DCMCFRTN_71002 -12002 MCFが終了処理中のため,dc_mcf_tlsln関数が受け付けられません。
DCMCFRTN_71004 -12004 dc_mcf_tlsln関数の処理中にメモリ不足が発生しました。
DCMCFRTN_71005 -12005 通信障害が発生しました。原因については,メッセージログファイルを参照してください。
DCMCFRTN_71006 -12006 内部障害が発生しました。原因については,メッセージログファイルを参照してください。
DCMCFRTN_71009 -12009 dc_mcf_tlsln関数が,該当するMCF通信プロセスではサポートされていません。
DCMCFRTN_71010 -12010 MCF通信プロセスにサーバ型コネクションの確立要求の受付状態取得を要求しましたが,受け付けられませんでした。原因については,メッセージログファイルを参照してください。
DCMCFRTN_72050 -13050 actionにDCNOFLAGSが設定されていません。
DCMCFRTN_72052 -13052 resv01にNULLが設定されていません。
DCMCFRTN_72053 -13053 resv02にNULLが設定されていません。
DCMCFRTN_72056 -13056 infcntにNULLが設定されています。
DCMCFRTN_72057 -13057 infにNULLが設定されています。
DCMCFRTN_72061 -13061 mcfidに0以下または240以上の値が設定されています。
DCMCFRTN_72076 -13076 infcntに1が設定されていません。