分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成リファレンス C言語編
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tpstbmk 〔-b〕〔-S スタブソースファイル名〕〔-H スタブヘッダファイル名〕
〔-i インクルードファイルのサーチパス名〕
〔-m サーバの定義ファイルのサーチパス名〕 定義ファイル名
XATMIインタフェースの通信をOSI TP通信で使う場合に必要な,XATMI用スタブのソースファイルを作成します。tpstbmkコマンドは,XATMIインタフェース定義ファイルを基に,次に示すファイルを出力します。
- XATMIスタブソースファイル
- XATMIスタブヘッダファイル(C言語で作成したUAPで使います)
- XATMIスタブコピーファイル(COBOL言語で作成したUAPで使います)
XATMIインタフェースとOpenTP1のリモートプロシジャコールの両方を使うUAPを作成する場合は,「付録A OpenTP1のリモートプロシジャコールとXATMIインタフェースの関数を併用する場合」のtpstbmkコマンドについての説明を参照してください。
- -b
C言語のUAPで使うXATMI用スタブを作成する場合には,-bオプションは省略してください。COBOL言語で作成したUAPで使う,XATMIスタブコピーファイルを作成するときに,-bオプションを指定します。
- -S スタブソースファイル名 〜〈パス名〉
作成するXATMIスタブソースファイルのファイル名を指定します。ファイル名には,相対パス名,絶対パス名を使えます。
-Sオプションを省略すると,カレントディレクトリにXXXXX_stbx.cという名称でXATMIスタブソースファイルが作成されます。
- -H スタブヘッダファイル名 〜〈パス名〉
作成するXATMIスタブヘッダファイルのファイル名を指定します。ファイル名には,相対パス名,絶対パス名を使えます。
-Hオプションを省略すると,カレントディレクトリにXXXXX_stbx.hという名称でXATMIスタブヘッダファイルが作成されます。
- -i インクルードファイルのサーチパス名 〜〈パス名〉
XATMIインタフェース定義ファイルの#include文に指定したインクルードファイル名を,サーチパスで指定します。-iオプションで指定したディレクトリから,インクルードファイルを探します。
-iオプションを省略した場合は,コマンドを実行したカレントディレクトリから探します。
-iオプションを指定できるのは,1回だけです。複数のサーチパスを指定したい場合は,複数のパスをコロン(:)で区切って指定します。複数のサーチパスを指定した場合は,-iオプションの引数に記述した順番で,パスが検索されます。
サーチパスを指定するときは,英数字,アンダスコア(_),スラント(/),およびピリオド(.)を使ってください。
- -m サーバの定義ファイルのサーチパス名 〜〈パス名〉
XATMIインタフェース定義ファイルのcalled_servers文に指定したサーバの定義ファイル名を,サーチパスで指定します。-mオプションで指定したディレクトリから,インクルードファイルを探します。
-mオプションを省略した場合は,コマンドを実行したカレントディレクトリから探します。
サーチパスを指定するときは,英数字,アンダスコア(_),スラント(/),およびピリオド(.)を使ってください。
-mオプションを指定できるのは,1回だけです。複数のサーチパスを指定したい場合は,複数のパスをコロン(:)で区切って指定します。複数のサーチパスを指定した場合は,-mオプションの引数に記述した順番で,パスが検索されます。
(4) コマンド引数
- 定義ファイル名 〜〈パス名〉
XATMIインタフェース定義ファイル名を指定します。このファイル名は,サフィックスが".def"であることが前提です。
- tpstbmkコマンドのオプションを指定できるのは,すべて1回ずつだけです。複数回指定した場合は,最後に指定した値が有効になります。
- tpstbmkコマンドで入出力できるファイル名の長さは,最大255文字です。ただし,OSの制限で255文字まで指定できないことがあります。
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