trnstics
形式
trnstics {-s|-e}
機能
トランザクション統計情報のジャーナルファイルへの取得の開始,または終了を指示します。
-sオプションを指定すると,trnsticsコマンドが正常終了したあとに開始されるトランザクションから,トランザクション統計情報を取得します。trnsticsコマンドが正常終了する前に,すでに開始されていたトランザクションに関しては,トランザクション統計情報を取得できません。
また,トランザクション統計情報は,ユーザサービス定義のtrn_statistics_itemオペランドにnothing以外を指定したユーザサービスが実行したトランザクションでだけ取得できます。
-eオプションを指定すると,trnsticsコマンドが正常終了したあとに開始されるトランザクションから,トランザクション統計情報を取得しません。
なお,OpenTP1再開始時は,trnsticsコマンドの指定は引き継げません。OpenTP1再開始時は,OpenTP1再開始前のトランザクションサービス定義のtrn_tran_statistics(トランザクションブランチごとの統計情報を取得するかどうか)オペランドの指定に従います。
オプション
●-s
トランザクション統計情報のジャーナルファイルへの取得を開始します。
●-e
トランザクション統計情報のジャーナルファイルへの取得を終了します。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA00970-E |
trnsticsコマンドの処理でエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA00973-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFCA00978-E |
trnsticsコマンドの使用方法が正しくありません |
標準エラー出力 |
KFCA01099-E |
trnsticsコマンドの実行環境が整っていません |
標準エラー出力 |
注意事項
トランザクション統計情報を取得する場合,取得情報の種類が多くなるほどトランザクションの性能が劣化するので注意してください。