tptrnls
形式
tptrnls
機能
XATMIを使用したOSI TP通信を行う未決着トランザクションのIDおよびそのステータスなどの情報を表示し,OSI TP通信をわたるトランザクションブランチの情報をOSI TP形式で表示します。
出力形式
- 注
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これは一つのトランザクションブランチに対する形式です。したがって,次の場合,出力項目TRNGIDからPARTNER-AEまでを一連の項目として複数回出力されます。
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未決着トランザクションが複数ある場合(未決着のトランザクション数分出力)
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一つのトランザクションブランチから複数のOSI TP通信を行っている場合(OSI TP通信数分出力)
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aa...aa:グローバルトランザクションID(文字列)※1
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bb...bb:トランザクションブランチID(文字列)※1
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cc...cc:トランザクションブランチのステータス(文字列)※2
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dd...dd:トランザクションを処理しているプロセスのプロセスID(10進数)※3
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ee...ee:トランザクションブランチを開始したサーバ名(文字列)※3
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ff...ff:トランザクションブランチを開始したサービス名(文字列)※3
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gg...gg:アトミックアクション識別子のマスタAP名称(16進数字)※4
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hh...hh:アトミックアクション識別子のマスタAE修飾子(10進数)※4
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ii...ii:アトミックアクション識別子のサフィックス(アトミックアクション番号)(10進数)
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jj...jj:ブランチ識別子のスーペリアAP名称(16進数字)※4
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kk...kk:ブランチ識別子のスーペリアAE修飾子(10進数)※4
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ll...ll:ブランチ識別子のサフィックス(ブランチ番号)(10進数)
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mm...mm:相手AP名称(16進数字)※4
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nn...nn:相手AE修飾子(10進数)※4
- 注※1
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trnlsコマンドで出力されるTRNGID,TRNBIDと同じです。
- 注※2
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trnlsで出力される第1状態と同じです。
- 注※3
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trnlsコマンドで出力されるPID,サーバ,サービスと同じです。
- 注※4
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TP1/NET/OSI-TP-Extendedに定義した項目と同じです。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA03770-E |
XATMIのコマンド実行に失敗しました |
標準エラー出力 |
KFCA03771-I |
XATMIに関連する未決着トランザクションはありません |
標準出力 |
注意事項
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このコマンドはOpenTP1システム起動中にだけ使用できます。
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このコマンド実行中にエラーが発生した場合,このコマンドはKFCA03770-Eメッセージを出力して終了します。
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このコマンドの実行時,XATMIに関連する未決着トランザクションブランチの情報が一つもない場合,このコマンドはKFCA03771-Iメッセージを出力して終了します。
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このコマンドはオプションおよび引数をとりません。このコマンドにオプションや引数を与えても無視されます。