stsfills
形式
stsfills -f 物理ファイル名 〔-cx〕
機能
ステータスファイルの内容を,オフラインで標準出力に出力します。
オプション
●-f 物理ファイル名 〜〈パス名〉
物理ファイルの名称を,完全パス名で指定します。
●-c
ステータスファイルをチェックします。チェック内容を次に示します。
-
レコード(先頭,終端)整合性チェック番号によるレコード破壊チェック
-
stsinitコマンド実行時のファイル管理情報によるレコード長,レコード数チェック
-
ステータスファイル管理情報によるファイル更新完了チェック
-
ステータスファイル管理情報内のレコード数,レコード種別チェック
チェック結果が不正の場合,指定したステータスファイルの内容を表示したあとに,エラーメッセージを出力します。
-cオプションの指定を省略すると,ステータスファイルはチェックされません。
●-x
ステータスファイルを排他的にオープンします。そのため,ステータスサービス開始時にstsfillsコマンドを実行すると,OpenTP1が排他エラーで異常終了する場合があります。
-xオプションの指定を省略すると,ステータスファイルは排他的にオープンされません。そのため,指定したステータスファイルをOpenTP1で使用中の場合,正しい状態が表示されない場合があります。
出力形式
-
aa....aa:物理ファイル名(63けた以内)
-
bb...bb:初期設定日時
「年/月/日△時:分:秒」の形式で表示します。「年」は西暦の下2けたを表示します。
-
cc...cc:現用決定日時
「年/月/日△時:分:秒」の形式で表示します。「年」は西暦の下2けたを表示します。
現用ファイルとして使用されていない場合,「--/--/-- --:--:--」を表示します。
-
ddddd:レコード長(10進数)
-
ee...ee:レコード数(10進数)
-
fff:ファイル内のレコード使用率
-
gg...gg:ファイル内の連続空きレコード数(10進数)
-
hh...hh:ファイル内の管理レコード数(10進数)
- 注
-
障害が発生したファイルや破壊されたファイルに対する表示内容は,不正となる場合があります。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA01040-E |
物理ファイルでエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA01070-E |
stsfillsコマンドの処理でエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA01088-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力, 標準エラー出力 |
KFCA01091-E |
メモリ不足です |
標準エラー出力 |
KFCA01099-E |
OpenTP1関数コールでエラーが発生しました |
標準エラー出力 |