mcftstop
形式
mcftstop -s MCF通信プロセス識別子
機能
MCF通信サービスを部分停止します。
MCF通信サービスに使用するファイルの一部を入れ替える場合,入れ替え前にこのコマンドを実行し,入れ替え対象のMCF通信サービスを部分停止させます。
なお,このコマンドの使用方法を誤ると,OpenTP1システムが異常終了する場合があります。ご使用の前に,注意事項をよくご確認ください。
オプション
●-s MCF通信プロセス識別子 〜〈数字(0〜9),a〜f〉((01〜ef))
部分停止するMCF通信サービスのMCF通信プロセス識別子を指定します。MCF通信プロセス識別子は複数指定できません。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA10350-I |
mcftstopコマンドが入力されました |
標準出力 |
KFCA10351-E |
MCF開始処理中です |
標準エラー出力 |
KFCA10352-E |
MCF終了処理中です |
標準エラー出力 |
KFCA10353-W |
入力形式が誤っています |
標準エラー出力 |
KFCA10354-E |
メモリ不足です |
標準エラー出力 |
KFCA10355-W |
引数の指定が誤っています |
標準エラー出力 |
KFCA10356-E |
タイムアウトが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA10358-E |
内部関数のエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA10359-W |
mcftstopコマンド入力元への応答に失敗しました |
メッセージログファイル |
KFCA10370-I |
mcftstopコマンドを正常に受け付けました |
標準出力 |
KFCA10372-E |
mcftstopコマンドが異常終了しました |
標準エラー出力 |
KFCA10380-E |
相手プロセスの検索に失敗しました |
標準エラー出力 |
KFCA10391-E |
mcftstopコマンドはサポートされていません |
標準エラー出力 |
KFCA10556-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFCA16521-I |
部分停止中です |
メッセージログファイル |
KFCA16522-I |
部分停止しました |
メッセージログファイル |
KFCA16526-E |
MCF通信サービスがオンライン中ではありません |
標準エラー出力 |
KFCA16528-E |
併用できない機能が使用されています |
標準エラー出力 |
注意事項
このコマンドの使用方法を誤ると,OpenTP1システムが異常終了する場合があります。ご使用の前に,次に示す注意事項をよくご確認ください。
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このコマンドを入力する前に,必ず部分停止対象のMCF通信サービスの論理端末を閉塞状態にし,またMCF通信サービスのコネクションを解放してください。MCF通信サービスがメッセージ送受信中にこのコマンドを入力した場合,このコマンドが終了しなくなったり,MCF通信サービスが異常終了したりすることがあります。
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このコマンドは,MCF通信サービスの部分停止が完了するのを待たないで終了します。
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次のプロトコル製品以外を使用したMCF通信サービス(アプリケーション起動サービスを含む)は,部分停止できません。部分停止を実行した場合,メッセージKFCA10391-Eを出力します。
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TP1/NET/TCP/IP
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TP1/NET/SLU - TypeP2
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TP1/NET/OSAS-NIF
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MCF通信サービスの部分停止前のユーザタイマ監視要求は,要求先のMCF通信サービスが部分停止状態になっても有効です。また,部分停止中のMCF通信サービスに対するユーザタイマ監視要求も登録されます。MCF通信サービスが部分停止している間は,タイマ監視は実行されませんが,部分停止中も経過時間に含まれます。そのため,部分停止後にMCF通信サービスを部分開始してタイマ監視を開始した場合,タイムアウトを検知し,UAPが起動されることがあります。
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保留中の論理端末またはサービスグループが一つでもある状態で,MCF通信サービスの部分停止を実行すると,OpenTP1は異常終了します。MCF通信サービスの部分停止は,すべての論理端末,サービスグループの保留を解除したあとに実行してください。