logcat
形式
logcat 〔-niNIdtHpab〕〔-f メッセージログファイル名〕
機能
メッセージログファイル中のメッセージの内容を標準出力へ出力します。
出力するとき,$DCDIR/spool/dclog1と$DCDIR/spool/dclog2を時間順にマージします。
なお,出力する際に付ける情報をオプションで指定できます。
オプション
●-n
メッセージ通番を表示します。
●-i
要求元プロセスのプロセスIDを表示します。
●-N
1プロセスが出力したメッセージログの通番を表示します。
●-I
システムID(ユーザが指定したOpenTP1ごとの識別子)を表示します。
●-d
メッセージログの出力要求時の年月日を表示します。
●-t
メッセージログの出力要求時の時間を表示します。
●-H
メッセージログの出力要求元のホスト名を表示します。
●-p
要求元プログラムIDを表示します。
●-a
上記の情報をすべて付加します。ほかのオプションと一緒に指定した場合,ほかのオプションの指定は無視されます。
●-b
上記の情報を付加しないで,メッセージIDとメッセージテキストだけを出力します。ほかのオプションと一緒に指定した場合,ほかのオプションの指定は無視されます。ただし,-aオプションと一緒に指定した場合は,-aオプションの指定が有効になり,-bオプションの指定は無視されます。
●-f メッセージログファイル名 〜〈パス名〉
メッセージログファイルの名称を指定します。
指定したメッセージログファイルの情報だけが表示されます。
このオプションの指定を省略すると,$DCDIR/spool/dclog1と$DCDIR/spool/dclog2が時間順にマージされて,古い情報から表示されます。
出力形式
「logcat -a」と指定した場合の出力形式を次に示します。
aaaaaaa bb...bb ccccccc dd ee...ee ff...ff gg...gg hhh ii...ii jj...jj
-
aaaaaaa:メッセージ通番(半角数字7文字)
-
bb...bb:プロセスID(半角数字10文字または,半角数字5文字)
メッセージログファイルに格納されている形式で出力します。対象のファイルがログサービス定義の環境変数DCLOGDEFPIDに1を指定して出力されたメッセージログファイルの場合は,半角数字5文字となります。
-
ccccccc:プロセス内メッセージ通番(半角数字7文字)
-
dd:システムID(半角英数字2文字)
-
ee...ee:年月日(半角数字10文字)
年/月/日の形式
-
ff...ff:時間(半角数字8文字)
時:分:秒の形式
-
gg...gg:要求元ホスト名(半角英数字8文字)
ホスト名の先頭8文字です。
-
hhh:要求元プログラムID(半角英数字3文字)
先頭が*で始まるものはUAPが発行したメッセージです。
先頭が*で始まらないものはシステムメッセージです。
-
ii...ii:メッセージID(半角英数字11文字)
-
jj...jj:メッセージテキスト
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA01950-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力, 標準エラー出力 |
KFCA01951-E |
メモリ不足です |
標準エラー出力 |
KFCA01952-E |
ログサービスで異常が発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA01953-E |
ログファイル格納ディレクトリが設定されていません |
標準エラー出力 |
KFCA01954-E |
ログファイルのオープンエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA01955-E |
ログファイルの最終更新時刻の取得に失敗しました |
標準エラー出力 |
KFCA01956-E |
入出力エラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA01957-E |
ログファイルの形式が正しくありません |
標準エラー出力 |
KFCA01958-E |
ログファイルのバージョンが正しくありません |
標準エラー出力 |
KFCA01978-E |
コマンド引数の指定が誤っています |
標準エラー出力 |