dcreport
形式
dcreport 〔-l 〔-n〕〕 〔-c〕 〔-r〕 〔開始ID 〔△終了ID〕〕
機能
共用メモリ上に取得したシステム統計情報を,標準出力へリアルタイムに編集出力します。
このコマンドは,システム共通定義でset statistics=Yを指定している場合に使用できます。また,dcstatsコマンドでシステム統計情報のジャーナル出力要求を指定した場合も,ジャーナル出力中は,システム共通定義の指定に関係なくシステム統計情報を出力できます。
オプション
●-l
標準出力およびメッセージログにシステム統計情報を出力します。
●-n
標準出力へのシステム統計情報の出力を抑止します。
●-c
標準出力へのシステム統計情報の出力をCSV形式で行います。
なお,-lと-cを同時に指定した場合,メッセージログには通常形式で出力します。
●-r
システム統計情報を出力するとともに,累積値をリセットします。
コマンド引数
出力形式
●標準出力の場合
___________________________________________________ ID 件数 平均 最大 最小 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ aaa bbbbbbbbbb cccccccccc dddddddddd eeeeeeeeee
-
aaa:統計情報ID(10進数3けた)
-
bbbbbbbbbb:件数(10進数10けた)
-
cccccccccc:平均(10進数10けた)
-
dddddddddd:最大値(10進数10けた)
-
eeeeeeeeee:最小値(10進数10けた)
件数,平均,最大値,最小値のすべてを取得できなかった項目は,件数に0000000000を出力し,平均,最大値,最小値に----------を出力します。
件数だけを取得した項目は,平均,最大値,最小値に----------を出力します。
件数や取得値の累積でオーバフローが発生した場合,件数,平均に**********を出力します。この場合でも,最大値,最小値は出力します。
●-cオプションを指定した場合(標準出力への出力形式(CSV形式))
aaa,bb...bb,cc...cc,dd...dd,ee...ee
-
aaa:統計情報ID(10進数3けた以内)
-
bb...bb:件数(10進数10けた以内)
-
cc...cc:平均(10進数10けた以内)
-
dd...dd:最大値(10進数10けた以内)
-
ee...ee:最小値(10進数10けた以内)
件数,平均,最大値,最小値のすべてを取得できなかった項目は,件数に0を出力し,平均,最大値,最小値に-を出力します。
件数だけを取得した項目は,平均,最大値,最小値に-を出力します。
件数や取得値の累積でオーバフローが発生した場合,件数,平均に*を出力します。この場合でも,最大値,最小値は出力します。
●-lオプションを指定した場合(ログファイルへの出力形式)
KFCA01890-I 統計情報:ID=aaa 件数=bb...bb 平均=cc...cc 最大=dd...dd 最小=ee...ee
-
aaa:統計情報ID(10進数3けた以内)
-
bb...bb:件数(10進数10けた以内)
-
cc...cc:平均(10進数10けた以内)
-
dd...dd:最大値(10進数10けた以内)
-
ee...ee:最小値(10進数10けた以内)
件数,平均,最大値,最小値のすべてを取得できなかった項目の情報は出力しません。
件数だけを取得した項目は,平均,最大値,最小値に-を出力します。
件数や取得値の累積でオーバフローが発生した場合,件数,平均に*を出力します。この場合でも,最大値,最小値は出力します。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA01860-E |
dcreportコマンドの入力形式が正しくありません |
標準エラー出力 |
KFCA01861-E |
コマンド処理中にエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
注意事項
dcstatsコマンドによるシステム統計情報のジャーナル出力実行中は,-rオプションを指定した場合でも累積値をリセットしません。