5.4.2 論理端末の閉塞と閉塞解除
論理端末は,mcftdctleコマンドで閉塞できます。閉塞中の分岐メッセージの送信要求は,出力キューに滞留します。
論理端末の閉塞は,mcftactleコマンドで解除できます。閉塞が解除されると,出力キュー上に残っているメッセージが送信されます。
メッセージの受信仕掛り中,または送信仕掛り中に,論理端末を閉塞するmcftdctleコマンドを実行した場合,OpenTP1の動作はご使用のプロトコル製品によって異なります。プロトコル製品ごとのOpenTP1の動作を次の表に示します。
表5‒1 受信仕掛り中,または送信仕掛り中にmcftdctleコマンドを入力したときの動作
状況
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OpenTP1の動作
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プロトコル製品
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受信仕掛り中のmcftdctle入力
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受信仕掛り中のメッセージを破棄します。
以降の受信メッセージは入力キューに登録しません。
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TP1/NET/OSAS-NIF
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TP1/NET/User Agent
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TP1/NET/UDP
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TP1/NET/XMAP3
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論理端末が閉塞状態でも,メッセージを受信します。
論理端末閉塞によるメッセージ受信処理への影響はありません。
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TP1/NET/SLU - TypeP2
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TP1/NET/TCP/IP
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送信仕掛り中のmcftdctle入力
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mcftdctleコマンドがエラーリターンします。
分岐メッセージの送信仕掛り中でない場合は,論理端末は閉塞されます。
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分岐メッセージの送信処理が中断されます。
UAPからの送信メッセージは,出力キュー上に格納されます。
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TP1/NET/User Agent
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TP1/NET/XMAP3
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分岐メッセージの送信処理が中断されます。
UAPからの送信メッセージは,出力キューにディスクキューを使用している場合は,出力キュー上に格納されます。出力キューにメモリキューを使用している場合は,破棄されます。
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分岐メッセージの送信処理を中断しません。
送信仕掛り中のメッセージの送信完了後に論理端末が閉塞されます。
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TP1/NET/TCP/IP
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TP1/NET/UDP
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論理端末の閉塞と閉塞解除は,UAPからの関数の発行でも実行できます。詳細については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。
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