4.3.12 システム統計情報のジャーナル出力
システム統計情報をシステムジャーナルファイルに編集出力できます。この場合,dcstatsコマンドを使用します。dcstatsコマンドを実行すると,-mオプションで指定した時間間隔で,システムジャーナルファイルに出力し続けます。編集出力情報は,-kオプションで指定した統計情報種別ごとに,それぞれの事象の発生件数,平均値,最大値,最小値を時系列に出力します。サーバ名を指定して,指定したサーバ単位に出力することもできます。
システム統計情報の出力は,dcstatsコマンドに-rオプションを指定すると終了できます。-rオプションを指定したdcstatsコマンドを実行しないと,OpenTP1が停止するまでシステム統計情報を出力し続けます。
dcstatsコマンドで指定したシステム統計情報の種別や時間間隔などを変更したい場合は,dcstats -rコマンドを実行後,dcstatsコマンドを実行し直してください。
dcstatsコマンドの指定は,OpenTP1再開始時には引き継がれません。OpenTP1再開始後にシステム統計情報を出力する場合は,再びdcstatsコマンドを実行してください。
なお,システム統計情報は,共用メモリ上から標準出力へリアルタイムに編集出力することもできます。標準出力へリアルタイムに編集出力するには,dcreportコマンドを実行してください。
システム統計情報の編集内容は,表E-2を参照してください。