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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


tamrstr

〈このページの構成〉

名称

TAMファイルのリストア

形式

tamrstr [-x] {ファイル名 TAMファイル名|-s TAMファイル名}

機能

tambkupコマンドでバックアップしたファイルの内容を,ファイルまたは標準入力からTAMファイルにリストアします。

オプション

●-x

tamrstrコマンドでは,整合性確認のためリストア元のファイルサイズと内部で管理するTAMファイルサイズが一致しているかどうかのチェックを行いますが,このオプションを指定するとこのチェックを省略します。

通常,このオプションを指定する必要はありませんが,KFCA26209-Eメッセージが出力されTAMファイルのリストアに失敗した場合は,該当メッセージの対処方法を確認し,リストア元ファイルの作成に問題がないことを確認してください。その後,このオプションを指定してtamrstrコマンドを再実行してください。

●-s

リストア元が標準入力の場合に指定します。

コマンド引数

●ファイル名  〜〈パス名〉

リストア元のファイルの名称を指定します。

-sオプションを指定した場合は,このコマンド引数は指定できません。

●TAMファイル名  〜〈パス名〉

リストア先のTAMファイルの名称を完全パス名で指定します。

注意事項

tamrtsrコマンドでは,リストアするTAMファイルのサイズによってメモリ所要量が異なります。次に示す見積もり式に従って,メモリ所要量を算出してください(単位:バイト)。

400000+A×2

(凡例)

A:対象のTAMファイルサイズ。TAMファイルサイズの見積もり式については,「付録H.6 TAMファイルのサイズの見積もり式」を参照してください。