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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


tamcre

〈このページの構成〉

名称

TAMファイルの初期設定

形式

tamcre -r レコード長 -l キー領域長 -k キー開始位置 -m 最大レコード数
     〔-t〕 〔-u ハッシュエントリ使用率 〔-x〕〔-y〕〕  〔-s〕
     〔-d TAMデータファイル名〕 TAMファイル名

機能

指定したオプションに従ってTAMファイルを初期作成します。

オプション

●-r レコード長  〜〈符号なし整数〉((1〜1000000000))

TAMファイルのレコード長を指定します。

●-l キー領域長  〜〈符号なし整数〉((1〜1000000000))

キーの長さを指定します。

●-k キー開始位置  〜〈符号なし整数〉((0〜1000000000))

レコードの先頭からキーの開始位置までの長さを指定します。

-sオプションを指定する場合は,必ず0を指定してください。

●-m 最大レコード数  〜〈符号なし整数〉((1〜1000000000))

TAMテーブル内の最大レコード数を指定します。

●-t

TAMテーブルをツリー形式で作成する場合に指定します。

このオプションの指定を省略すると,TAMテーブルはハッシュ形式で作成されます。省略する場合は,必ず-uオプションを指定してください。

●-u ハッシュエントリ使用率  〜〈符号なし整数〉((1〜100))

ハッシュ域として使用するインデクスの使用率を指定します。

このオプションの指定を省略する場合は,必ず-tオプションを指定してください。

●-x

通常,ハッシュ形式でTAMファイルを作成する場合,初期データがあるときはシノニム領域を最適化してTAMファイルおよび共用メモリ容量を削減しています。

このオプションを指定すると,このシノニム領域を最適化しません。

このオプションは,次の場合に指定してください。

  • ハッシュ形式で,オンライン中にコマンドで追加および削除をするTAMテーブルとして使用する場合

  • ハッシュ形式で,UAPがレコードの追加および削除をするTAMテーブルとして使用する場合

●-y

ハッシュ形式のTAMファイルで使用するハッシュ関数を変更します。次のような場合に指定してください。

  • キー長の割にキー値に変化がないキーを使用する場合

  • TAMファイル作成後に,tamhslsコマンドで得られるシノニム情報が非常に大きい場合

●-s

レコードの内容からキー領域を削除する場合に指定します。

このオプションを指定した場合,TAMファイルのレコード長は,「オプションで指定したレコード長-キー領域長」となります。

●-d TAMデータファイル名  〜〈パス名〉

TAMテーブルを作るためのデータを格納するファイルの名称を指定します。

このオプションの指定を省略すると,物理ファイルの割り当てだけが行われます。

コマンド引数

●TAMファイル名  〜〈パス名〉

TAMテーブルを格納するOpenTP1ファイルシステム上に作成する物理ファイルの名称を指定します。

TAMサービス定義の定義コマンドtamtableに指定した物理ファイル名と同じ名称を指定してください。

すでにあるTAMファイル名を指定すると,エラーメッセージ(KFCA02836-E)が出力されます。まだ作成されていないTAMファイル名を指定し直してください。

注意事項