stsinit
形式
stsinit -f 物理ファイル名 〔-s レコード長〕 〔-c レコード数〕
機能
OpenTP1ファイルを作成し,ステータスサービスが使用できる形式に初期設定します。
ステータスサービスがオンラインで使用中(現用,または予備の状態)のステータスファイルは初期設定できません。
オプション
●-f 物理ファイル名 〜〈パス名〉
初期設定する物理ファイルの名称を完全パス名で指定します。
ステータスサービス定義のステータスファイル名に指定した名称と同じ名称を指定してください。
●-s レコード長 〜((512〜32768))《4608》(単位:バイト)
ステータスファイルのレコード長を指定します。OpenTP1ファイルシステム作成時(filmkfsコマンド)に指定したセクタ長の倍数を指定してください。
なお,通常ファイルの場合,セクタ長は512バイトです。
●-c レコード数 〜((32〜4194304))《256》
ステータスファイルのレコード数を指定します。
注意事項
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ステータスサービスが起動中のときだけ,現用ステータスファイルを管理しています。そのため,オンライン中に使用した現用のステータスファイルを初期設定しないように注意してください。
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一つの論理ファイルを構成するA系とB系の物理ファイルは,レコード長とレコード数が同じになるように初期設定してください。
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論理ファイルごとであれば,レコード数を変えてもかまいません。ただし,レコード長は変更できません。
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レコード長は,仮定値を使用することをお勧めします。レコード長が4608バイトより短いとステータスファイルの入出力回数が増加します。4608バイトより長いとステータスファイルの使用効率が悪くなります。
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ステータスファイルのレコード数はOpenTP1のシステム構成に依存します。オンライン中の場合はstslsコマンドで,オフラインの場合はstsfillsコマンドでステータスファイルのレコード使用率を確認できます。レコード使用率を参考にしてレコード数を変更してください。オンライン中にステータスファイルのレコード使用率が高くなった場合,現用のファイルよりレコード数の多いステータスファイルを予備のファイルとして初期設定できます。