rtsls
形式
rtsls 〔-c〕〔-n 世代番号〕〔-m〕〔-l〕 〔-e 項目ID〔,項目ID〕… | -u 出力単位〔-s サーバ名〕〔-v サービス名〕〕
機能
RTSサービス用の共用メモリ上に取得した,リアルタイム統計情報サービスの管理情報,およびリアルタイム統計情報を,標準出力に出力します。
出力するリアルタイム統計情報については,「付録E.5 リアルタイム統計情報」を参照してください。
オプション
●-c
標準出力へのリアルタイム統計情報の出力をCSV形式で行います。
●-n 世代番号 〜〈符号なし整数〉((1〜3))
出力するリアルタイム統計情報の,RTSサービス用の共用メモリの世代番号を指定します。
-nオプションの指定を省略した場合,取得が終了している世代番号の統計情報を出力します。
●-m
リアルタイム統計情報サービスの管理情報を標準出力に出力します。
●-l
リアルタイム統計情報を取得しているサービス名および項目IDの一覧を出力します。
●-e 項目ID 〜〈符号なし整数〉((1000〜2147483647))
出力するリアルタイム統計情報の項目IDを指定します。
項目IDについては,「付録E.5 リアルタイム統計情報」を参照してください。
●-u 出力単位 〜〈all〉
出力単位を指定します。
sys:システム全体で取得したリアルタイム統計情報を出力します。
svc:サーバ単位,またはサービス単位で取得したリアルタイム統計情報を出力します。
all:すべてのリアルタイム統計情報(システム全体,全サーバ,および全サービス)を出力します。
●-s サーバ名 〜〈1〜8文字の文字列〉
リアルタイム統計情報を出力したいサーバ,ポート番号,論理端末,または取得対象名1の名称を指定します。
-sオプションの指定は,-uオプションでsvcを指定した場合に有効です。
●-v サービス名 〜〈1〜63文字の文字列〉
リアルタイム統計情報を出力したいサービス,ポート番号,論理端末,または取得対象名2の名称を指定します。
-vオプションの指定は,-uオプションでsvcを指定した場合に有効です。
-uオプション,-sオプション,および-vオプションと出力対象の組み合わせを,以降の表に示します。
-uオプションの指定 |
-sオプションの指定 |
-vオプションの指定 |
出力対象となるリアルタイム統計情報 |
---|---|---|---|
sys |
− |
− |
システム全体の統計情報 |
svc |
サーバ名 |
サービス名 |
指定したサーバおよびサービスの統計情報 |
指定を省略 |
指定したサーバの統計情報 |
||
ポート番号※ |
IPアドレス※ |
指定したサービス情報参照先ノードの統計情報 |
|
論理端末名※ |
指定を省略※ |
指定した論理端末の統計情報 |
|
指定を省略 |
サービス名 |
指定したサービスの統計情報 |
|
サービスグループ名※ |
指定したサービスグループの統計情報 |
||
指定を省略 |
システム全体を除いた,すべての統計情報 |
||
all |
− |
− |
すべての統計情報 |
-eオプション,または-uオプションの指定を省略すると,-uオプションでallを指定したと仮定されます。
出力形式
●-mオプションを指定した場合
出力形式を次に示します。
-mオプションおよび-cオプションを指定したときの出力形式を次に示します(CSV形式)。
-
aaaa:OpenTP1のノード識別子
-
bbbbbbbb:RTSサービス用の共用メモリの識別子(10進数)
-
cccccccccc:RTSサービス用の共用メモリの番号(10進数)
-
ddddd:リアルタイム統計情報サービスの状態
-
START:開始状態
-
-
eeee:最大取得サービス数(10進数)
リアルタイム統計情報サービス定義のrts_service_maxオペランドで指定した最大取得サービス数を表示します。
-
ffff:統計情報を取得中のサービス数(10進数)
-
gggg:未使用のサービス数(10進数)
リアルタイム統計情報サービス定義のrts_service_maxオペランドで指定した最大取得サービス数から,統計情報を取得中のサービス数を引いた値を表示します。
-
hhhh:最大取得項目数(10進数)
リアルタイム統計情報サービス定義のrts_item_maxオペランドで指定した最大取得項目数を表示します。
-
iiiiii:取得時間間隔(10進数)
-
jjj:スワップメッセージの出力要否
-
YES:スワップメッセージを出力する
-
NO:スワップメッセージを出力しない
-
-
kk:RTSサービス用の共用メモリの,統計情報の取得領域の世代数(10進数)
-
ll:統計情報を取得中の,RTSサービス用の共用メモリの,統計情報の取得領域の世代番号(10進数)
-
mmmm/mm/mm mm:mm:mm:統計情報の取得開始時間
統計情報の取得を開始していない場合は,'-'を表示します。
-
nnnn/nn/nn nn:nn:nn:統計情報の取得終了時間
統計情報取得を終了していない場合は,'-'を表示します。
-
ooo:RTSログファイルへの出力要否
-
YES:RTSログファイルに出力する
-
NO:RTSログファイルに出力しない
-
-
ppppppp:RTSログファイルのサイズ(10進数)
-
qq:RTSログファイルの世代数(10進数)
-
rr:統計情報を出力中のRTSログファイルの世代番号(10進数)
-
ss....ss:RTSログファイル名
●-lオプションを指定した場合
出力形式を次に示します。
-lオプションおよび-cオプションを指定したときの出力形式を次に示します(CSV形式)。
-
1:データのタイトル部分を表示します。
-
2:リアルタイム統計情報を取得しているサーバまたはサービス分繰り返し表示します。
-
aaaa:OpenTP1のノード識別
-
bb....bb:サーバ名
サーバ名に「_SYSTEM」が表示されて,かつサービス名に「△△△△」が表示された場合は,システム全体の統計情報を示します。「----」が表示された場合は,取得対象名1を指定しないで取得したリアルタイム統計情報を示します。
-
cc....cc:サービス名
「****」が表示された場合は,サービス以外の処理単位で取得したリアルタイム統計情報を示します。「△△△△」が表示された場合は,サーバ単位で取得したリアルタイム統計情報を示します。「----」が表示された場合は,取得対象名2を指定しないで取得したリアルタイム統計情報を示します。
-
dddd:取得中のリアルタイム統計情報の項目数(10進数)
-
eeee:未使用項目数(10進数)
リアルタイム統計情報サービス定義のrts_item_maxオペランドで指定した最大取得項目数から,取得中のリアルタイム統計情報の項目数を引いた値を表示します。
-
ffffffffff:取得中のリアルタイム統計情報の項目ID(10進数)
●-eオプションを指定した場合
出力形式を次に示します。
-eオプションおよび-cオプションを指定したときの出力形式を次に示します(CSV形式)。
-
1:データのタイトル部分を表示します。
-
2:項目IDごとにリアルタイム統計情報を取得しているサーバまたはサービス分繰り返し表示します。
-
aaaa:OpenTP1のノード識別子
-
bbbb/bb/bb bb:bb:bb:統計情報の取得開始時間
-
cccc/cc/cc cc:cc:cc:統計情報の取得終了時間
-
dd....dd:サーバ名
サーバ名に「_SYSTEM」が表示されて,かつサービス名に「△△△△」が表示された場合は,システム全体の統計情報を示します。「----」が表示された場合は,取得対象名1を指定しないで取得したリアルタイム統計情報を示します。
-
ee....ee:サービス名
「****」が表示された場合は,サービス以外の処理単位で取得したリアルタイム統計情報を示します。「△△△△」が表示された場合は,サーバ単位で取得したリアルタイム統計情報を示します。「----」が表示された場合は,取得対象名2を指定しないで取得したリアルタイム統計情報を示します。
-
fff:リアルタイム統計情報種別
-
gg....gg:項目名
CSV形式の場合だけ表示します。
-
hhhhhhhhhh:項目ID(10進数)
-
iiiiiiiiii:統計情報の発生件数(10進数)
オーバフローが発生した場合は'****'を表示します。
-
jjjjjjjjjj:統計情報の最大値(10進数)
データ値がない場合は'-'を表示します。オーバフローが発生した場合は'****'を表示します。
-
kkkkkkkkkk:統計情報の最小値(10進数)
データ値がない場合は'-'を表示します。オーバフローが発生した場合は'****'を表示します。
-
llllllllll:統計情報の平均値(10進数)
データ値がない場合は'-'を表示します。オーバフローが発生した場合は'****'を表示します。
-
mm....mm:リアルタイム統計情報の単位
-
n:RTSサービス用の共用メモリの,統計情報の取得領域の世代番号
●-uオプションを指定した場合
出力形式を次に示します。
-uオプションおよび-cオプションを指定したときの出力形式を次に示します(CSV形式)。
-
1:データのタイトル部分を表示します。
-
2:リアルタイム統計情報を取得しているサーバまたはサービス分繰り返し表示します。
-
3:サーバまたはサービスで取得しているリアルタイム統計情報分繰り返し表示します。
-
aaaa:OpenTP1のノード識別子
-
bbbb/bb/bb bb:bb:bb:統計情報の取得開始時間
-
cccc/cc/cc cc:cc:cc:統計情報の取得終了時間
-
dd....dd:サーバ名
サーバ名に「_SYSTEM」が表示されて,かつサービス名に「△△△△」が表示された場合は,システム全体の統計情報を示します。「----」が表示された場合は,取得対象名1を指定しないで取得したリアルタイム統計情報を示します。
-
ee....ee:サービス名
「****」が表示された場合は,サービス以外の処理単位で取得したリアルタイム統計情報を示します。「△△△△」が表示された場合は,サーバ単位で取得したリアルタイム統計情報を示します。「----」が表示された場合は,取得対象名2を指定しないで取得したリアルタイム統計情報を示します。
-
fff:リアルタイム統計情報種別
-
gg....gg:項目名
CSV形式の場合だけ出力します。
-
hhhhhhhhhh:項目ID(10進数)
-
iiiiiiiiii:統計情報の発生件数(10進数)
オーバフローが発生した場合は'****'を表示します。
-
jjjjjjjjjj:統計情報の最大値(10進数)
データ値がない場合は'-'を表示します。オーバフローが発生した場合は'****'を表示します。
-
kkkkkkkkkk:統計情報の最小値(10進数)
データ値がない場合は'-'を表示します。オーバフローが発生した場合は'****'を表示します。
-
llllllllll:統計情報の平均値(10進数)
データ値がない場合は'-'を表示します。オーバフローが発生した場合は'****'を表示します。
-
mm....mm:リアルタイム統計情報の単位
-
n:RTSサービス用の共用メモリの,統計情報の取得領域の世代番号
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA32712-E |
リアルタイム統計情報サービスのV/Rが誤っています |
標準エラー出力 |
KFCA32714-E |
プロセスメモリ不足のため処理を続行できません |
標準エラー出力 |
KFCA32719-E |
コマンドの使用方法が不正です |
標準エラー出力 |
KFCA32720-E |
コマンドのオプションに指定された値が不正です |
標準エラー出力 |
KFCA32722-E |
共用メモリを利用できないため処理を実行できません |
標準エラー出力 |
KFCA32723-E |
リアルタイム統計情報サービスが開始していないため処理を実行できません |
標準エラー出力 |
KFCA32736-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
注意事項
-
-nオプションで指定した世代番号のリアルタイム統計情報の取得を開始していない場合,リアルタイム統計情報は出力されません。
-
-nオプションで指定した世代番号のリアルタイム統計情報の取得が終了していない場合は,統計情報取得の開始時間からrtslsコマンドの実行までのリアルタイム統計情報を出力します。