prcls
形式
prcls 〔{-a |-g サービスグループ名 |-l 実行形式ファイル名 |-s サーバ名 |-p プロセスID |-x }〕
機能
指定したサーバの状態を標準出力に出力します。
オプション
●-a
すべてのサーバの状態を表示します。
●-g サービスグループ名 〜〈1〜31文字の識別子〉
サービスグループ名で指定したサーバの状態を表示します。
●-l 実行形式ファイル名 〜〈1〜14文字の識別子〉
実行形式ファイル名で指定したサーバの状態を表示します。
●-s サーバ名 〜〈1〜8文字の識別子〉
サーバ名で指定したサーバの状態を表示します。
●-p プロセスID 〜〈符号なし整数〉
プロセスIDで指定したサーバの状態を表示します。
上記オプションの指定をすべて省略すると,プロセスサービスが管理しているユーザサーバの状態が表示されます。
●-x
ユーザサーバのプロセスごとのサービス実行状態を表示します。
出力形式
●-xオプションを指定した場合
-
aa....aa:プロセスID(10けた以内)
-
bb...bb:サーバ名(8文字以内)
-
cc...cc:サービス関数が呼び出されたときの時刻
サービス関数を実行するたびに時刻を更新します。時刻は,1970年1月1日0時0分0秒からの通算秒を,TZ環境変数に合わせて表示しています。このプロセスが1回もサービス関数を実行していない場合,表示は次のようになります。
Thu Jan 1 09:00:00 1970 (TZ環境変数がJST-9の場合)
-
dd...dd:サービス関数がリターンしたときの時刻
サービス関数を実行するたびに時刻を更新します。時刻は,1970年1月1日0時0分0秒からの通算秒を,TZ環境変数に合わせて表示しています。このプロセスが1回もサービス関数を実行していない場合,表示は次のようになります。
Thu Jan 1 09:00:00 1970 (TZ環境変数がJST-9の場合)
-
ee...ee:プロセスが起動されてからの,サービス関数の通算実行回数
4294967295回を超えた場合は0に戻ります。
●-xオプション以外を指定した場合
-
a:サーバの状態
-
D…サーバ開始処理中,または終了処理中
-
L…サーバ実行中
-
*…デバッガプロセス
-
-
bb...bb:プロセスID(10けた以内)
-
cc...cc:ユーザID(10けた以内)
プロセスサービスから生成された子プロセス以外のプロセスの場合は,'*'が表示されます。
-
dd...dd:グループID(10けた以内)
プロセスサービスから生成された子プロセス以外のプロセスの場合は,'*'が表示されます。
-
ee...ee:サーバ名(8文字以内)
-
ff...ff:実行形式ファイル名(14文字以内)
-
utodbgpp…該当するサーバと連動しているデバッガの実行形式ファイル
-
-
gg...gg:サービスグループ名(31文字以内)
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA00710-E |
共用メモリを利用できません |
標準エラー出力 |
KFCA00712-E |
予期しないエラーが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA00750-E |
メモリ不足です |
標準エラー出力 |
KFCA00751-E |
prclsコマンドの形式が誤っています |
標準エラー出力 |
KFCA00752-E |
実行形式ファイル名が誤っています |
標準エラー出力 |
KFCA00753-E |
サーバ名が誤っています |
標準エラー出力 |
KFCA00754-E |
プロセスIDが誤っています |
標準エラー出力 |
KFCA00759-E |
サービスグループ名が誤っています |
標準エラー出力 |
KFCA00791-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
注意事項
-
-xオプションの指定は,TP1/Extension 1をインストールしていることが前提です。TP1/Extension 1をインストールしていない場合の動作は保証できませんので,ご了承ください。
-
prclsコマンドで表示する情報は,処理性能への影響を極力抑えるため,排他処理をしないで情報を表示します。このため,dcsvstopコマンド投入時や非常駐プロセス終了時に,このコマンドを投入した場合,サーバの状態がすべて表示されないことがあります。すべて表示されない場合は,再度,実行してください。