mcftlsbuf
形式
mcftlsbuf -s MCF通信プロセス識別子 -b バッファグループ番号〔-m〕〔-r〕
機能
バッファグループの使用状況を標準出力に出力します。
オプション
●-s MCF通信プロセス識別子 〜〈数字(0〜9),a〜f〉((01〜ef))
MCF通信プロセス識別子を指定します。
複数のMCF通信プロセス識別子は指定できません。
●-b バッファグループ番号 〜〈符号なし整数〉((1〜512))
使用状況を表示するバッファグループの番号を指定します。
複数のバッファグループ番号は指定できません。
allを指定すると,該当するMCF通信プロセスに対応するすべてのバッファグループの使用状況が表示されます。
●-m
次に示す時点から現在までの,最大バッファ使用数(使用中バッファ数と使用中拡張バッファ数の合計の最大値)を表示します。
-
正常開始
-
再開始
-
部分開始
-
mcftlsbufコマンドに-rオプションを指定して実行
このオプションで表示される最大バッファ使用数と,バッファグループ定義(mcftbuf)で指定したバッファ数(-gオプションのcountオペランドで指定)を比較することで,定義値の妥当性を検証できます。定義値の妥当性の検証については,以降の表示例を参照してください。
●-r
コマンド実行後,表示したバッファグループの最大バッファ使用数をリセットします。
出力形式
mmm ggg NNN XXX YYY ZZZ [MMM]
-
mmm:MCF識別子
-
ggg:バッファグループ番号
-
NNN:バッファ数
-
XXX:使用中バッファ数
-
YYY:拡張バッファ数
-
ZZZ:使用中拡張バッファ数
-
MMM:最大バッファ使用数(-mオプション指定時だけ表示)
表示例
- (凡例)
-
a:バッファグループ番号
b:バッファ数
c:最大バッファ使用数
この例では,バッファグループ2,バッファグループ3は最大バッファ使用数の値がバッファ数以上になっています。これは,バッファグループ定義(mcftbuf)で指定したバッファ数が,一時的にすべて使用されたことを示しています。この場合,バッファグループ定義(mcftbuf)のバッファ数の指定を見直すことをお勧めします。
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA10350-I |
mcftlsbufコマンドが入力されました |
標準出力 |
KFCA10351-E |
MCF開始処理中です |
標準エラー出力 |
KFCA10352-E |
MCF終了処理中です |
標準エラー出力 |
KFCA10353-W |
入力形式が誤っています |
標準エラー出力 |
KFCA10354-E |
メモリ不足です |
メッセージログファイル,または標準エラー出力 |
KFCA10355-W |
引数の指定が誤っています |
標準エラー出力 |
KFCA10356-E |
プロセス間でタイムアウトが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA10357-E |
MCF内でタイムアウトが発生しました |
標準エラー出力 |
KFCA10358-E |
内部関数のエラーが発生しました |
メッセージログファイル,または標準エラー出力 |
KFCA10359-W |
mcftlsbufコマンド入力元への応答に失敗しました |
メッセージログファイル |
KFCA10360-I |
状態表示を開始します |
標準出力 |
KFCA10366-I |
上記の出力形式を参照してください |
標準出力 |
KFCA10369-I |
状態表示を終了します |
標準出力 |
KFCA10372-E |
mcftlsbufコマンドが異常終了しました |
標準エラー出力 |
KFCA10380-E |
相手プロセスの検索に失敗しました |
標準エラー出力 |
KFCA10385-E |
指定したバッファグループ番号は登録されていません |
標準エラー出力 |
KFCA10509-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFCA16402-E |
コマンド処理中にRPC障害が発生しました |
標準エラー出力 |