jnlatunl
形式
jnlatunl -j sys {-i|-b|-t〔-w〕}
機能
自動アンロード機能を制御します。次の制御ができます。
-
自動アンロード機能の動作状態を表示します。
-
OpenTP1稼働中に,停止した自動アンロード機能を再開始します。
-
実行中の自動アンロード機能を中断します。
オプション
●-j sys
システムジャーナルファイルに対して操作することを示します。このオプションは必ず指定してください。
●-i
自動アンロード機能の動作状態を表示する場合に指定します。
●-b
OpenTP1稼働中に,自動アンロード機能を再開始する場合に指定します。再開始直後のアンロードジャーナルファイル格納ディレクトリには,前回稼働時の最後に使用していたディレクトリを使用します。
●-t
自動アンロード機能を中断する場合に指定します。実行中のアンロードは強制終了します。
●-w
-tオプションを指定して自動アンロード機能を中断する場合に,アンロードを実行中の世代に対するアンロードが完了するまでは,コマンドの終了を遅延させるときに指定します。このオプションは,-tオプションを指定したときだけ有効です。なお,-tオプションを指定して-wオプションを省略した場合は,jnlatunlコマンドを実行した時点で自動アンロード機能を中断し,実行中のアンロードを強制終了します。
このオプションを指定すると,アンロード完了の最大応答待ち時間は,約9時間(32768秒)となります。この時間を経過してもアンロードが完了しない場合は,その時点で自動アンロード機能を中断し,実行中のアンロードを強制終了します。
出力形式
●-iオプションを指定した場合
状態 アンロード中ファイルグループ アンロード先ディレクトリ aa....aa bb....bb cc....cc 現用世代情報 ファイルグループ 世代番号 ランID アンロード時ファイル名 dd....dd ee....ee ff....ff gg....gg
-
aa...aa
自動アンロード機能の動作状態
ACTIVE:動作中
STOP:停止中
STOPPING:コマンド停止時,または自動アンロードの処理終了応答待ち
−:自動アンロード機能を使用できない状態
-
bb....bb
現在アンロード中のシステムジャーナルファイルのファイルグループ名。アンロード中でない場合,********が表示されます。
-
cc....cc
使用中のアンロードジャーナルファイル格納ディレクトリ名
-
dd....dd
現用世代のシステムジャーナルファイルのファイルグループ名
-
ee....ee
現用世代のシステムジャーナルファイルの世代番号
-
ff....ff
現用世代のシステムジャーナルファイルのランID
-
gg....gg
現用世代を自動アンロードしたときに作成したファイル名
出力メッセージ
メッセージID |
内容 |
出力先 |
---|---|---|
KFCA01141-E |
実行環境がジャーナルファイルレスモードのため,コマンドを実行できません |
標準エラー出力 |
KFCA01160-I |
ジャーナルユティリティサービスを開始しました |
メッセージログファイル |
KFCA01161-I |
ジャーナルユティリティサービスを終了しました |
メッセージログファイル |
KFCA01162-E |
ジャーナルユティリティサービスを開始できません |
標準エラー出力 |
KFCA01163-W |
ジャーナルユティリティサービスの終了中に障害が発生しましたが,このまま続行します |
メッセージログファイル |
KFCA01168-W |
アンロードを中止します |
メッセージログファイル |
KFCA01169-W |
定義句に誤りがあります。ジャーナルファイルの自動アンロード機能を使用しないモードで起動します |
メッセージログファイル |
KFCA01170-I |
ジャーナルファイルの自動アンロードを開始しました |
標準エラー出力 |
KFCA01171-I |
ジャーナルファイルの自動アンロードを開始します |
メッセージログファイル |
KFCA01172-I |
ジャーナルファイルの自動アンロードが完了しました |
メッセージログファイル |
KFCA01173-W |
ジャーナルファイルの自動アンロード機能を停止しました |
メッセージログファイル |
KFCA01174-W |
自動アンロード処理中ですが,処理を中断します |
メッセージログファイル |
KFCA01175-I |
自動アンロード処理の終了を待ち合わせています |
メッセージログファイル |
KFCA01176-I |
自動アンロード先ディレクトリに設定します |
メッセージログファイル |
KFCA01177-E |
自動アンロードでファイルに障害が発生しました |
メッセージログファイル |
KFCA01178-E |
自動アンロードの処理中に障害が発生しました |
メッセージログファイル |
KFCA01179-W |
自動アンロード先ディレクトリを切り替えることができません |
メッセージログファイル |
KFCA01299-I |
ヘルプメッセージ |
標準出力 |
KFCA01280-E |
jnlatunlコマンドの処理が失敗しました |
標準エラー出力 |
注意事項
-
システムの実行環境が自動アンロード機能を使用しない環境の場合,-bオプション,および-tオプションは指定できません。
-
-bオプションで自動アンロード機能の再開始を指示した場合に,コマンドが正常に終了しても,自動アンロードプロセスの障害などによって自動アンロード機能が開始されていないときがあります。自動アンロード機能が正しく開始されているかは-iオプションを指定して確認してください。
-
jnlatunlコマンドで-tまたは-wオプションを指定して,自動アンロード処理の終了待ちの場合に,OpenTP1が異常終了または強制停止したとき,jnlatunlコマンドは正常に終了しないでolkcrt2でアボートします。ただし,オンラインへの影響はありません。また,OpenTP1を再起動する必要はありません。