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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作


9.2.1 開始

実行系にあるOpenTP1,および待機系にあるOpenTP1は,系切り替え機能を使用しない場合と同様に開始します。実行系にあるOpenTP1,および待機系にあるOpenTP1を両方とも開始してください。

開始方法は,システム環境定義(mode_conf)の指定内容によって決まります。

OpenTP1異常終了後,自動開始するように,AUTO,またはMANUAL1を指定することをお勧めします。AUTOとMANUAL1は,OS起動後の開始方法が異なるため,運用方法に応じて指定してください。

ただし,待機系OpenTP1を実行系OpenTP1の未決着トランザクションの決着,データベースの整合性の管理などの後処理に使用する場合は,dcstartコマンドに-Uオプションを指定する必要があるため,自動開始しないように指定してください。

注意事項

システム環境定義のmode_confオペランドに,AUTOまたはMANUAL1を指定した場合は,OpenTP1が異常終了したときにOpenTP1が自動起動されるため,待機系OpenTP1を後処理に使用できません。待機系OpenTP1を後処理に使用したい場合は,いったんOpenTP1を停止してから,dcstartコマンドに-Uオプションを指定して実行してください。dcstartコマンドに-Uオプションを指定して待機系OpenTP1を開始する運用については,マニュアル「OpenTP1 解説」を参照してください。