3.14.3 MCF通信サービスの部分入れ替え
通信プロトコル製品に,TP1/NET/TCP/IP,TP1/NET/SLU - TypeP2,またはTP1/NET/OSAS-NIFを使用している場合,オンライン中にMCF通信サービスのファイルを部分的に入れ替えられます。該当するMCF通信サービスだけを停止させてファイルを入れ替えることで,OpenTP1システムを停止させることなくファイルを変更できます。MCF通信サービスの部分入れ替えを実行するには,mcftstopコマンド,およびmcftstartコマンドを使用します。
部分的に入れ替られるのは次のファイルです。
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MCF通信サービスのロードモジュール(メイン関数)
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MCF通信サービスに取り込んでいるユーザ作成のライブラリ(UOC)
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該当プロトコル製品が提供するライブラリ(モジュール入れ替えの場合)
MCF通信サービスの部分入れ替えをすると,次の図のように,MCF通信サービスBの業務に影響を与えないでMCF通信サービスAに関する内容を入れ替えられます。
プロトコル製品が提供するライブラリを入れ替える場合,該当するプロトコル製品を使用しているすべてのMCF通信サービスを停止させる必要があります。
mcftstopコマンドを実行して該当するMCF通信サービスを停止する前に,論理端末の閉塞,およびコネクションの解放をして,該当するMCF通信サービスがメッセージの処理をしない状態にする必要があります。
MCF通信サービスの部分入れ替えの処理の流れを次に示します。
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対象のMCF通信サービスの論理端末を閉塞します。
例:mcftdctle -s 01 -l "*"
MCF通信サービスがメッセージ送信処理をしない状態になります。
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対象のMCF通信サービスのコネクションを解放します。
例:mcftdctcn -s 01 -c "*"
MCF通信サービスがメッセージ受信処理をしない状態になります。
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対象のMCF通信サービスを部分停止します。
例:mcftstop -s 01
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MCF通信サービスが停止していることを確認します。
例:mcftlscom -s 01
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対象のMCF通信サービスのライブラリを入れ替えます。
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対象のMCF通信サービスを部分開始します。
例:mcftstart -s 01
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必要であれば,コネクションの確立,および論理端末の閉塞解除をします。
例(コネクションの確立):mcftactcn -s 01 -c "*"
例(論理端末の閉塞解除):mcftactle -s 01 -l "*"