3.17.1 リアルタイム統計情報サービスを使用するための準備

リアルタイム統計情報サービスを使用する場合,次に示す準備が必要です。

<この項の構成>
(1) 実行環境の設定
(2) 定義の作成

(1) 実行環境の設定

rtssetupコマンドで,リアルタイム統計情報サービスの実行環境を設定します。rtssetupコマンドを実行すると,実行モジュールおよびユーザサービス定義が作成されます。作成されるディレクトリとファイル名を次の表に示します。

表3-46 rtssetupコマンドを実行すると作成されるディレクトリとファイル名

ディレクトリファイル名説明
$DCDIR/aplib/rtssup実行モジュール
rtsspp
$DCCONFPATH/RTSSUPユーザサービス定義
RTSSPP
注※
rtssetupコマンドのサーバ格納先パスの指定を省略した場合のディレクトリです。サーバ格納先パスを指定した場合,ファイルは指定したディレクトリに出力されます。

実行モジュールの格納先や$DCCONFPATHで指定したパスに,すでに同一名称のファイルがある場合,rtssetupコマンドはファイルを作成しません。

(2) 定義の作成

リアルタイム統計情報サービス定義およびリアルタイム取得項目定義を作成します。定義の詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。