filmkfs
名称
OpenTP1ファイルシステムの初期設定
形式
filmkfs -s セクタ長 -n 容量 -l 最大ファイル数
〔-v OpenTP1ファイルシステム名〕 スペシャルファイル名
filmkfs〔-r〕 -n 容量 -l 最大ファイル数
〔-v OpenTP1ファイルシステム名〕 通常ファイル名
機能
指定したハードディスクのパーティション,または通常ファイルを,OpenTP1ファイルシステム用に初期設定します。初期設定は,OpenTP1ファイルシステムとして通常ファイル,またはパーティションを割り当てるときに一度だけ行います。
filmkfsコマンドを実行できるのは,キャラクタ型スペシャルファイルの場合,スーパユーザ,またはキャラクタ型スペシャルファイルの所有者です。通常ファイルの場合は,スーパユーザ,または通常ファイルを作成するディレクトリに書き込みを許可されているユーザです。通常ファイルがすでに存在する場合は,スーパユーザ,または通常ファイルの所有者です。
オプション
●-r
ユーザに確認を求めないで初期化します。そのため,指定した通常ファイルがすでにある場合,そのファイルの内容は失われます。
-rオプションの指定を省略すると,指定した通常ファイルがすでにある場合,初期化するかどうか,確認を求められます。
●-s セクタ長
OpenTP1ファイルシステムを構築するハードディスクのセクタ長を指定します。
-sオプションには,キャラクタ型スペシャルファイルに対応するディスクのセクタ長を指定してください。なお,指定できる最大のセクタ長は2048です。不正なセクタ長を指定した場合は,引数の指定誤り,I/Oエラーなどのエラーメッセージを出力して,filmkfsコマンドの処理が失敗します。
●-n 容量 ~((1~4095))(単位:メガバイト)
OpenTP1ファイルシステムとして割り当てる容量をメガバイトで指定します。
-nオプションには,キャラクタ型スペシャルファイルの容量以下の値を指定してください。ディスクボリューム,またはパーティションの容量より大きな値を指定すると,容量不足,I/Oエラーなどのエラーメッセージを出力して,filmkfsコマンドの処理が失敗します。
●-l 最大ファイル数 ~((1~4096))
OpenTP1ファイルシステム内に作成するファイル数の上限を指定します。
●-v OpenTP1ファイルシステム名 ~〈1~8文字のOpenTP1ファイル名〉
OpenTP1ファイルシステムに付ける名称を指定します。
-vオプションの指定を省略すると,OpenTP1ファイルシステムに名称が付きません。
コマンド引数
●スペシャルファイル名 ~〈パス名〉
初期化するスペシャルファイルの名称を指定します。
指定するファイルはキャラクタ型スペシャルファイルです。
●通常ファイル名 ~〈パス名〉
初期化する通常ファイルの名称を指定します。
注意事項