dcshmls

名称

共用メモリ使用状況の表示

形式

dcshmls 〔-d{stt|dyn|all}〕〔-r〕

機能

OpenTP1稼働中の共用メモリの使用状況を標準出力に出力します。

オプション

●-d {stt|dyn|all}

使用状況を表示する共用メモリを指定します。

 stt:静的共用メモリの詳細使用状況

 dyn:動的共用メモリの詳細使用状況

 all:静的共用メモリ,および動的共用メモリの詳細使用状況

このオプションの指定を省略すると,次に示す情報が表示されます。

●-r

OpenTP1がOSに対して確保するよう要求した共用メモリごとに,確保サイズと使用中サイズの概算値,共用メモリ識別子,および使用者種別を表示します。

出力形式

[図データ]

  1. -dオプション指定時,またはオプションを指定しなかったときに表示されます。
  2. 「-d stt」,または「-d all」指定時に表示されます。
  3. 「-d dyn」,または「-d all」指定時に表示されます。
  4. -rオプション指定時に表示されます。

出力メッセージ

メッセージID内容出力先
KFCA00110-Iヘルプメッセージ標準出力
KFCA00111-Eオプションフラグの指定が誤っています標準エラー出力
KFCA00112-EOpenTP1稼働環境ではありません標準エラー出力
KFCA00113-EOpenTP1の共用メモリを参照できません標準エラー出力
KFCA00114-E共用メモリが破壊されているため,使用状況を検索できません標準エラー出力
KFCA00123-W使用状況を確認できない共用メモリブロックが存在します標準エラー出力

注意事項

このコマンドで出力される情報は,処理性能への影響を極力抑えるため,排他処理をしないで情報を参照します。このため,タイミングによっては情報を正しく取得できない可能性があります。KFCA00123-Wメッセージが出力された場合は,再度コマンドを実行してください。複数回実行しても同じメッセージが出力される場合は共用メモリが破壊されているおそれがありますので,dcstop -dfでシステムを強制停止してください。その際,KFCA00123-Wメッセージで出力された内容を記録し,コアファイルと共用メモリダンプを保存し,保守員に連絡してください。