オンラインの状態を監視するために,次の二つの機能があります。
メッセージログファイルに出力されるメッセージログを,リアルタイムに標準出力に出力できます。標準出力に出力するには,ログサービス定義でlog_msg_console=Yと指定します。このとき,メッセージ通番,要求元プロセスのプロセスID,出力要求時の日時などを出力するかどうかを指定できます。
なお,log_msg_consoleオペランドの指定は,オンライン中にlogconコマンドで変更できます。
OpenTP1は,各システムサービス,MCF,UAPからの出力要求を受けて,メッセージログファイルにメッセージログを出力します。
メッセージログファイルには$DCDIR/spool/dclog1と$DCDIR/spool/dclog2の二つがあります。二つのファイルはラウンドロビン方式で使用され,1世代前のメッセージ情報が保証されます。ファイルが切り替わるときには,その旨のメッセージが出力されます。ファイルを保存する必要がある場合は,上書きされる前にバックアップしてください。
logcatコマンドを実行すると,メッセージログファイル中のメッセージを標準出力に出力できます。このとき,$DCDIR/spool/dclog1と$DCDIR/spool/dclog2の二つのファイルのメッセージが時間順にマージされ,古いものから順に出力されます。
ログの出力量が多い場合には,次に示す弊害が発生するおそれがあります。OpenTP1を運用する際には,障害発生時にメッセージの出力量が激しく上昇しないような注意が必要です。