ここでは,OpenTP1が出力するファイルの一覧を,製品別に示します。
TP1/Server Base(UNIX版・Windows版共通)が出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-2を参照してください。
表F-1 TP1/Server Base(UNIX版・Windows版共通)が出力するファイル一覧
項番 | 名称 | ファイル名または ディレクトリ名 | バージョン | タイプ | ファイル形式 | 取得 タイミング | 削除可否 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 監査ログファイル | (log_audit_pathオペランドの指定値)/audit.log デフォルト: $DCDIR/auditlog/audit.log | 07-02 | D,F,H | テキスト | 監査イベントが発生したとき | ○ |
2 | 監査ログファイルのバックアップファイル | (log_audit_pathオペランドの指定値)/auditNNN.log (NNN:001~255) デフォルト: $DCDIR/auditlog/auditNNN.log (NNN:001~255) | 07-02 | K | テキスト | 監査ログファイルのサイズがlog_audit_sizeオペランドの指定値を超えたとき | ○ |
3 | OpenTP1自動起動判定ファイル | $DCDIR/spool/.automode | 初期 | J | バイナリ | OpenTP1を開始したとき | × |
4 | namdオンラインチェックファイル | $DCDIR/spool/.namonl | 07-06 | J | 空ファイル | OpenTP1を起動したとき | × |
5 | カレントワークパス制御ファイル1 | UNIX版: $DCDIR/spool/.dccurrent_path Windows版: $DCDIR¥spool¥dccurrent_path | UNIX版: 06-02 Windows版: 07-00 | J | バイナリ | prcdを起動したとき(dcstartコマンドの実行時ではありません) | × |
6 | prcdポート情報格納ファイル | $DCDIR/spool/.portid | 初期 | J | バイナリ | prcdを起動したとき(dcstartコマンドの実行時ではありません) | × |
7 | prcpathコマンドの引き継ぎファイル | $DCDIR/spool/.prcsvpath | 03-02 | J | バイナリ | prcpathコマンドを実行したとき | × |
8 | コマンドログ | $DCDIR/spool/cmdlog/cmdlogN (N:1または2) | UNIX版: 07-00 Windows版: 06-50 | C,E,H | テキスト | 取得対象のコマンドを実行したとき | △ |
9 | トレース情報ダンプファイル ロックファイル(内部用ファイル) | $DCDIR/spool/dcdfmtrN,dcdfmtrl (N:1または2) | 07-00 | J | バイナリ | dcdefchkコマンドを実行したとき | × |
10 | FILイベントトレース情報ファイル | $DCDIR/spool/dcfilinf/_fl_NNN (NNN:001~003) | 07-03 | D,F,H | バイナリ | prf_traceオペランドにY,かつfil_prf_trace_optionオペランドに1を設定し,fil_prf_trace_delay_timeオペランドの値以上のファイルアクセス処理時間を必要したとき | △ |
11 | jnlchgfgコマンドの退避コアファイル | $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/chgfg_N (N:ダウンしたコマンドのPID) | 07-03 | A | バイナリ | jnlchgfgコマンドが異常終了したとき | △ |
12 | jnlcuefプロセスの退避コアファイル | $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/cuef_N (N:ダウンしたプロセスのPID) | 07-03 | A | バイナリ | 内部コマンドのプロセスが異常終了したとき | △ |
13 | ジャーナルファイルの不正ジャーナル情報ファイル | $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/cuef_N (N:不正ジャーナルを検知したコマンドプロセスのPID) | 07-03 | A | バイナリ | jnlunlfgコマンド,jnlchgfgコマンド,またはjnllsコマンドが不正ジャーナルを検知したとき | △ |
14 | jnllsコマンドの退避コアファイル | $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/ls_N (N:ダウンしたコマンドのPID) | 07-03 | A | バイナリ | jnllsコマンドが異常終了したとき | △ |
15 | 被アーカイブジャーナルノードの不正ジャーナル情報ファイル | $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/r_N (N:不正なデータを検知したジャーナルの世代番号) | 初期 | J | テキスト | OpenTP1のリランで起動する際に,読み込んだブロックにエラーがあったとき | × |
16 | jnlunlfgコマンドの退避コアファイル | $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/unlfg_N (N:ダウンしたコマンドのPID) | 07-03 | A | バイナリ | jnlunlfgコマンドが異常終了したとき | △ |
17 | ジャーナルメッセージキュー管理ファイル | $DCDIR/spool/dcjnlinf/jnlqid | 初期 | J | バイナリ | ジャーナルサービスがメッセージキューを作成したとき | × |
18 | JNL性能検証用トレース情報ファイル | $DCDIR/spool/dcjnlinf/prfinf/_jl_NNN (NNN:001~256) | 07-03 | D,F,H | バイナリ | prf_traceオペランドにYを設定し,jnl_prf_event_trace_levelオペランドに00000001または00000002を設定したとき | △ |
19 | デッドロック,タイムアウト情報ファイル | $DCDIR/spool/dclckinf | 初期 | B | テキスト | TAM,DAMまたはdc_lck_xxx関数を使用している場合に,デッドロックまたは排他待ちタイムアウトが発生したとき | △ |
20 | LCK性能検証用トレース情報ファイル | $DCDIR/spool/dclckinf/prf/_lk_NNN (NNN:001~256) | 07-03 | D,F,H | バイナリ | トランザクション処理を実行しているときや排他処理を実行しているとき | △ |
21 | メッセージログ通知機能用ソケットファイル | $DCDIR/spool/dcloginf/.logntf | 03-03 | J | バイナリ | メッセージログ通知機能を動作したとき | × |
22 | メッセージログファイル | $DCDIR/spool/dclogN (N:1または2) | 初期 | C,E,H | テキスト | OpenTP1を動作したとき | × |
23 | NAMイベントトレース情報ファイル | $DCDIR/spool/dcnaminf/_nm_NNN (NNN:001~003) | 07-02 | D,F,H | バイナリ | prf_traceオペランドにYを設定し,nam_prf_trace_levelオペランドに00000000以外を設定したとき | △ |
24 | プロセスサービスイベントトレース情報ファイル | $DCDIR/spool/dcprcinf/_pr_NNN (NNN:001~003) | 07-02 | D,F,H | バイナリ | prf_traceオペランドにYを設定し,prc_prf_traceオペランドにYを設定したとき | △ |
25 | prfgetコマンドの引き継ぎファイル | 06-01より前, 06-50より前(Windows版): $DCDIR/spool/dcprfinf/getinf 06-01~07-02: $DCDIR/spool/dcprfinf/getinf,_trinf 07-02以降: $DCDIR/spool/dcprfinf/getinf,_trinf,_nminf,_prinf,_xrinf | 初期 | J | バイナリ | prfgetコマンドを-aオプションなしで実行したとき | × |
26 | 性能検証用トレース情報ファイル | 06-01より前,06-50より前(Windows版): $DCDIR/spool/dcprfinf/prf00N (N:1~3) 06-01以降: $DCDIR/spool/dcprfinf/prf_NNN (NNN:001~256) | 初期 | D,F,H | バイナリ | OpenTP1を動作したとき | △ |
27 | rapのロックファイル | $DCDIR/spool/dcrapinf/(rapリスナー名) | 初期 | J | バイナリ | リモートAPIサービスを開始するとき | × |
28 | rap不正メッセージファイル | 03-05-/T,03-06-/R,05-03-/J以降: $DCDIR/spool/dcrapinf/(rapリスナー名).msg 05-04-/G,06-00以降: $DCDIR/spool/dcrapinf/(rapリスナー名).msg,(rapクライアントマネジャ名).msg 上記以外の06-00より前: $DCDIR/spool/dcrapinf/(サーバ名)_(プロセスID) | 初期 | J,E | テキスト | リモートAPIサービスで不正メッセージを受信したとき | △ |
29 | RTSログファイル | (rts_log_file_nameオペランドの指定値)N (N:1~10) デフォルト: $DCDIR/spool/dcrtsinf/rtslogN (N:1~10) | 07-00 | D,F,H | バイナリ | rts_log_fileオペランドにYを設定し,RTSSUPを起動したとき | △ |
30 | RTSログファイルのバックアップファイル | (rts_log_file_nameオペランドの指定値)N.bk (N:1~10) デフォルト: $DCDIR/spool/dcrtsinf/rtslogN.bk (N:1~10) | 07-02 | K | バイナリ | RTSSUPを起動したとき | △ |
31 | サーバリカバリジャーナル | $DCDIR/spool/dcsjl | 初期 | J | バイナリ | オンライン中の任意のタイミング | × |
32 | トランザクションリカバリジャーナル | $DCDIR/spool/dctjlinf | 初期 | J | バイナリ | オンライン中の任意のタイミング | × |
33 | 未決着トランザクション情報ファイル | $DCDIR/spool/dctrninf/(ファイル名) | 初期 | B | テキスト | OpenTP1をリランで起動するとき | △ |
34 | TRNイベントトレース情報ファイル(prfトレース) | $DCDIR/spool/dctrninf/trace/prf/_tr_NNN (NNN:001~256) | UNIX版: 06-01 Windows版: 07-00 | D,F,H | バイナリ | トランザクション処理を実行しているとき | △ |
35 | TRNイベントトレースファイル | $DCDIR/spool/dctrninf/trace/trnevtrN (N:1または2) | 初期 | D,F,H | バイナリ | XA関数でエラーが発生したとき | × |
36 | 複数ファイル管理ファイル(内部用ファイル) | $DCDIR/spool/dcusmctl | 初期 | J | バイナリ | OpenTP1システムダウン時,およびdcstopコマンドで-fオプションおよび-dオプションを指定して意図的に資料を取得して強制停止し,共用メモリダンプファイルが出力されたとき | × |
37 | XAR性能検証用トレース情報ファイル | $DCDIR/spool/dcxarinf/_xr_NNN (NNN:001~256) | 07-02 | D,F,H | バイナリ | prf_traceオペランドにYを設定し,xar_prf_trace_levelオペランドに00000000以外を指定してXAリソースサービスを使用するとき | △ |
38 | XARイベントトレース情報ファイル | $DCDIR/spool/dcxarinf/trace/xarevtrN (N:1または2) | 06-00 | D,F,H | バイナリ | XAリソースサービスを動作させたとき | △ |
39 | XARイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル | $DCDIR/spool/dcxarinf/trace/xarevtrM.bkN (M:1または2,N:1~3) | 06-00 | K | バイナリ | XAリソースサービスを動作させたとき | △ |
40 | エラーログ情報 | 07-05より前: $DCDIR/spool/errlog/errlogN (N:1または2) 07-05以降: $DCDIR/spool/errlog/errlogN および $DCDIR/spool/errlog/errlogN.nam (N:1または2) | 初期 | C,E,H | テキスト | OpenTP1を動作したとき | × |
41 | システム内部排他制御用ディレクトリ | $DCDIR/spool/olkfifs | 初期 | J | テキスト | dcmakeupコマンドを実行したとき,またはOpenTP1を開始したとき | × |
42 | システム内部同期制御用ディレクトリ | $DCDIR/spool/olkrsfs | 初期 | J | テキスト | dcmakeupコマンドを実行したとき,またはOpenTP1を開始したとき | × |
43 | 内部制御用資源(FIFOファイル)の制御ファイル | $DCDIR/spool/oslcntl | 初期 | J | バイナリ | dcmakeupコマンドを実行したとき,またはOpenTP1を開始したとき | × |
44 | RPCログファイル | $DCDIR/spool/rpclogN (N:1または2) | 初期 | C,E,H | テキスト | 通信エラー(内部通信含む)が発生したとき | × |
45 | RPCトレースファイル | (rpc_trace_nameオペランドの指定値) デフォルト: $DCDIR/spool/rpctrN (N:1または2) | 初期 | C,E,H | バイナリ | dc_rpc_call関数または,dc_rpc_call_to関数を発行したとき | ○ |
46 | FILイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル | $DCDIR/spool/save/_fl_MMM.bkN (MMM:001~003,N:1または2) | 07-03 | K | バイナリ | OpenTP1を停止したとき | △ |
47 | JNL性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル | $DCDIR/spool/save/_jl_MMM.bkN (MMM:001~256,N:1または2) | 07-03 | K | バイナリ | OpenTP1を停止したとき | △ |
48 | LCK性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル | $DCDIR/spool/save/_lk_MMM.bkN (MMM:001~256,N:1または2) | 07-03 | K | バイナリ | OpenTP1を停止したとき | △ |
49 | NAMイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル | $DCDIR/spool/save/_nm_MMM.bkN (MMM:001~003,N:1または2) | 07-02 | K | バイナリ | OpenTP1を停止したとき | △ |
50 | プロセスサービスイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル | $DCDIR/spool/save/_pr_MMM.bkN (MMM:001~003,N:1または2) | 07-02 | K | バイナリ | OpenTP1を停止したとき | △ |
51 | TRNイベントトレース情報ファイル(prfトレース)のバックアップファイル | $DCDIR/spool/save/_tr_MMM.bkN (MMM:001~256,N:1または2) | UNIX版: 06-01 Windows版: 07-00 | K | バイナリ | OpenTP1を停止したとき | △ |
52 | XAR性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル | $DCDIR/spool/save/_xr_MMM.bkN (MMM:001~256,N:1または2) | 07-02 | K | バイナリ | OpenTP1を停止したとき | △ |
53 | 退避コアファイル | (prc_coresave_pathオペランドの指定値)/(サーバ名)N (N:1~3) デフォルト: $DCDIR/spool/save/(サーバ名)N (N:1~3) | 初期 | C,H | バイナリ | プロセスがダウンしたとき※ | △ |
54 | OpenTP1デバッグ情報ファイル1 | UNIX版: (prc_coresave_pathオペランドの指定値)/(サーバ名)N.deb (N:1~3) デフォルト: $DCDIR/spool/save/(サーバ名)N.deb (N:1~3) Windows版: (prc_coresave_pathオペランドの指定値)¥(サーバ名).Ndb (N:1~3) デフォルト: %DCDIR%¥spool¥save¥(サーバ名).Ndb (N:1~3) | 初期 | C,H | テキスト | プロセスがダウンしたとき※ | △ |
55 | OpenTP1デバッグ情報ファイル2 | UNIX版: (prc_coresave_pathオペランドの指定値)/_sysosN.deb (prc_coresave_pathオペランドの指定値)/_systp1N.deb (N:1~3) デフォルト: $DCDIR/spool/save/_sysosN.deb $DCDIR/spool/save/_sy_systp1N.deb (N:1~3) Windows版: (prc_coresave_pathオペランドの指定値)¥_sysosN.deb (N:1~3) (prc_coresave_pathオペランドの指定値)¥_systp1N.deb (N:1~3) デフォルト: %DCDIR%¥spool¥save¥_sysosN.deb %DCDIR%¥spool¥_systp1N.deb (N:1~3) | 初期 | C,H | テキスト | prcdがダウンしたとき(dcstopコマンドに-fオプションおよび-dオプションを指定して実行したときも含みます) | △ |
56 | トレース情報ダンプファイル ロックファイル(内部用ファイル) | $DCDIR/spool/save/dcmtrdpN,dcmtrdpl (N:1または2) | 初期 | C,E,H | バイナリ | OpenTP1を動作したとき | × |
57 | 性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル | 06-01より前: $DCDIR/spool/save/prf_MMM.bkN (MMM:001~003,N:1または2) 06-01以降: $DCDIR/spool/save/prf_MMM.bkN (MMM:001~256,N:1または2) | 07-00 | K | バイナリ | OpenTP1を停止したとき | △ |
58 | スケジュールキュー情報ファイル | $DCDIR/spool/scdqidN (N:1または2) | 初期 | C,E,H | バイナリ | キュー受信型サーバを起動,終了,閉塞,および閉塞解除したとき | × |
59 | 共用メモリダンプファイル | $DCDIR/spool/(usmdumpコマンド実行時に指定した出力ファイル名) デフォルト: $DCDIR/spool/shmdump DAM,TAM,IST,RTSまたはTP1/Message Queueを使用し,かつ-iオプション指定時のファイル名を次に示します。 shmdump.dam.Z,shmdump.tam.Z,shmdump.ist.Z,shmdump.rts.Z,shmdump.mXX.Z (XX:00~ff) | 初期 | L | バイナリ | usmdumpコマンド実行時に引数でファイル名称を省略したとき | ○ |
60 | 共用メモリダンプファイル | $DCDIR/spool/shmdumpN (N:1~3) DAM,TAM,IST,RTSまたはTP1/Message Queueを使用し,かつ-iオプション指定時のファイル名を次に示します。 shmdump.damN.Z,shmdump.tamN.Z,shmdump.istN.Z,shmdump.rtsN.Z,shmdump.mXXN.Z (N:1~3,XX:00~ff) | 初期 | E | バイナリ | システムがダウンしたとき,ならびにdcstopコマンドに-fオプションおよび-dオプションを指定して実行したとき | △ |
61 | トランザクション制御用オブジェクト | $DCDIR/spool/trnrmcmd/userobj | 初期 | J | バイナリ | dcsetupコマンド,trnlnkrmコマンド,またはtrnmkobjコマンドを実行したとき | ▲ |
62 | 共用メモリ情報ファイル | $DCDIR/tmp/dcommenv | 初期 | J | バイナリ | OpenTP1を起動したとき | × |
63 | 内部制御用資源(FIFOファイル) | $DCDIR/tmp/olkmsg | 初期 | J | テキスト | ユーザサービスデフォルト定義またはユーザサービス定義のschedule_methodオペランドにnamedpipeを設定したとき | × |
64 | jnlcolcコマンドの引き継ぎファイル | (jnlcolcコマンドを実行したカレントパス)/jnlcolcNNN (NNN:001~999) | 初期 | J | バイナリ | jnlcolcコマンドに-lオプションを指定しないで実行したとき | ○ |
65 | jnlcolcコマンドの引き継ぎファイルのバックアップファイル | (jnlcolcコマンドを実行したカレントパス)/jnlcolcNNN.bak (NNN:001~999) | 初期 | J | バイナリ | jnlcolcコマンドに-lオプションを指定しないで実行し,かつ指定した引き継ぎファイルがすでにあるとき | ○ |
66 | jnlrputコマンドの引き継ぎファイル | (jnlrputコマンドを実行したカレントパス)/jnlrputNNN (NNN:001~999) | 初期 | J | バイナリ | jnlrputコマンドに-eオプションを指定し,かつ-lオプションを指定しないで実行したとき | ○ |
67 | jnlrputコマンドの引き継ぎファイルのバックアップファイル | (jnlrputコマンドを実行したカレントパス)/jnlrputNNN.bak (NNN:001~999) | 初期 | J | バイナリ | 次の条件を満たしたとき jnlrputコマンドに-eオプションを指定し,かつ-lオプションを指定しないで実行している 指定した引き継ぎファイルがすでにある | ○ |
68 | カレントワークパス制御ファイル2 | UNIX版: (カレントワークパス)/.dcdir_path Windows版: (カレントワークパス)/dcdir_pat | UNIX版: 06-02 Windows版: 07-00 | J | バイナリ | prcdを起動したとき(dcstartコマンドの実行時ではありません) | × |
69 | dcrasgetコマンド用ワークファイル | (取得先ディレクトリ)/work | UNIX版: 06-01 Windows版: 06-50 | J | バイナリ | dcrasgetコマンドを実行したとき | □ (dcrasget) |
TP1/Server Base(UNIX版・Windows版共通)が出力するファイルの説明を次の表に示します。
表F-2 TP1/Server Base(UNIX版・Windows版共通)が出力するファイルの説明
項番 | 名称 | 関連する定義 | サイズ | 最大ファイル数 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 監査ログファイル | <ログサービス定義>
<ユーザサービスデフォルト定義>
| log_audit_sizeオペランドの指定値 | 1世代 | 監査ログファイルです。log_audit_outオペランドにYを設定した場合に取得します。 監査ログの取得対象となるイベントの詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」の監査イベントを取得する定義についての説明を参照してください。 |
2 | 監査ログファイルのバックアップファイル | 監査ログファイル(項番1)と同様 | log_audit_sizeオペランドの指定値 | 最大でlog_audit_countオペランドの指定値-1世代 | 監査ログファイルのバックアップファイルです。 |
3 | OpenTP1自動起動判定ファイル | なし | 数バイト(固定) | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
4 | namdオンラインチェックファイル | <ネームサービス定義>
| 0 | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。ノードリスト引き継ぎ機能を使用する場合に作成する内部ファイルです。 |
5 | カレントワークパス制御ファイル1 | なし | 数バイト(可変) | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
6 | prcdポート情報格納ファイル | なし | 数バイト(固定) | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
7 | prcpathコマンドの引き継ぎファイル | <プロセスサービス定義>
| 268バイト | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。prcpathコマンド実行時に,引数に指定したサーチパスを保存するファイルです。 |
8 | コマンドログ | なし | 1024キロバイト | 2世代 | コマンド実行時に取得する,コマンド履歴の情報を出力するファイルです。コマンドログを出力する運用コマンドについては,「12.1.4 運用コマンドの一覧」を参照してください。 なお,MCFのコマンドは,デフォルトでは取得しません。環境変数DCMCFCMDLOGにYを指定して取得します。 |
9 |
| なし | 64キロバイト(ダンプファイル),272バイト(ロックファイル) | 3ファイル(ダンプファイル:2世代,ロックファイル:1ファイル) | OpenTP1の動作を制御するファイルです。dcdefchkコマンド実行時のモジュールトレースを格納するファイルおよびロックファイルです。 |
10 | FILイベントトレース情報ファイル | <システム共通定義>
| 最大1メガバイト | 3世代 | FILイベントトレース情報ファイルです。prf_traceオペランドにY,fil_prf_trace_optionオペランドに1を設定した場合に,FILイベントトレース情報を取得します。 prf_trace_backupオペランドにNを設定した場合は,バックアップファイルを取得しません。 |
11 | jnlchgfgコマンドの退避コアファイル | なし | プロセスのメモリ使用量※1 | 単調増加 | jnlchgfgコマンドの退避コアファイルです。jnlchgfgコマンドが異常終了した場合に取得します。 |
12 | jnlcuefプロセスの退避コアファイル | なし | プロセスのメモリ使用量※1 | 単調増加 | jnlcuefプロセスの退避コアファイルです。jnlcuefプロセスが異常終了した場合に取得します。 |
13 | ジャーナルファイルの不正ジャーナル情報ファイル | <システムジャーナルサービス定義>
| jnl_max_datasizeオペランドの指定値 | 単調増加 | ジャーナルファイルの不正ジャーナル情報ファイルです。jnllsコマンドが不正ジャーナルを検知した場合に取得します。 |
14 | jnllsコマンドの退避コアファイル | なし | プロセスのメモリ使用量※1 | 単調増加 | jnllsコマンドの退避コアファイルです。jnllsコマンドが異常終了した場合に取得します。 |
15 | 被アーカイブジャーナルノードの不正ジャーナル情報ファイル | <システムジャーナルサービス定義>
| jnl_max_datasizeオペランドの指定値 | 1ファイル | 被アーカイブジャーナルノードの不正ジャーナル情報ファイルです。OpenTP1のリランで起動する際に読み込んだブロックにエラーがあった場合(異常時)に取得します。※2 |
16 | jnlunlfgコマンドの退避コアファイル | なし | プロセスのメモリ使用量※1 | 単調増加 | jnlunlfgコマンドの退避コアファイルです。jnlunlfgコマンドが異常終了した場合に取得します。 |
17 | ジャーナルメッセージキュー管理ファイル | <システムジャーナルサービス定義>
|
| 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
18 | JNL性能検証用トレース情報ファイル | <システム共通定義>
| prf_file_sizeオペランドの指定値 | prf_file_countオペランドの指定値 | JNL性能検証用トレース情報ファイル。prf_traceオペランドにY,jnl_prf_event_trace_levelオペランドに00000001または00000002を設定した場合に,JNL性能検証用トレース情報を取得します。 07-03以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。 |
19 | デッドロック,タイムアウト情報ファイル | <ロックサービス定義>
| 数キロバイト(可変) | 可変 | デッドロック,タイムアウト情報ファイルです。lck_deadlock_infoオペランドにYを指定した場合に,デッドロック情報,排他待ちタイムアウト情報を取得します。lck_deadlock_info_removeオペランド,lck_deadlock_info_remove_levelオペランドを設定することで,OpenTP1起動時にファイルを削除します。デフォルトでは削除しません。 |
20 | LCK性能検証用トレース情報ファイル | <システム共通定義>
| prf_file_sizeオペランドの指定値 | prf_file_countオペランドの指定値 | LCK性能検証用トレース情報ファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に,トランザクション処理に伴う各種排他制御のトレース情報を取得します。デフォルトで取得します。 07-03以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。 |
21 | メッセージログ通知機能用ソケットファイル | <ログサービス定義>
| 0 | 1ファイル | メッセージログ通知機能で使用するソケットファイルです。 |
22 | メッセージログファイル | <ログサービス定義>
| log_filesizeオペランドの指定値 | 2世代 | OpenTP1のメッセージログファイルです。 |
23 | NAMイベントトレース情報ファイル | <システム共通定義>
| 最大10メガバイト | 3世代 | NAMイベントトレース情報ファイルです。prf_traceオペランドにY,nam_prf_trace_levelオペランドに00000000以外を設定した場合に,NAMイベントトレース情報を取得します。 07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。 |
24 | プロセスサービスイベントトレース情報ファイル | <システム共通定義>
| 最大1メガバイト | 3世代 | プロセスサービスイベントトレース情報ファイル。prf_traceオペランドにY,prc_prf_traceオペランドにYを設定した場合に,プロセスサービスイベントトレース情報を取得します。 07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。 |
25 | prfgetコマンドの引き継ぎファイル | なし | 128バイト | 06-01より前: 1ファイル 06-01~07-02より前: 2ファイル 07-02以降: 5ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。prfgetコマンド実行時に,取得済みトレースデータの位置を記録するための内部ファイルです。 |
26 | 性能検証用トレース情報ファイル | <システム共通定義>
| prf_file_sizeオペランドの指定値 | 06-01より前: 3世代 06-01以降: prf_file_countオペランドの指定値 | 性能検証用トレース情報ファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に,性能検証用トレース情報を取得します。デフォルトは取得します。 07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。 |
27 | rapのロックファイル | なし | 16バイト×(1+rapサーバ数) | rapリスナー数 | OpenTP1の動作を制御するファイルです。rapリスナー,rapサーバ間で同期を取るためのロック用ファイルです。 |
28 | rap不正メッセージファイル | なし | 03-05-/T,03-06-/R,05-03-/J,05-04-/G,06-00以降: 最大1メガバイト 上記以外の06-00より前: 単調増加 | バージョンによって異なります。※3 | リモートAPIサービスで不正メッセージを受信したときに作成するトラブルシュート用ファイルです。 |
29 | RTSログファイル | <リアルタイム統計情報サービス定義>
| 最大でrts_log_file_sizeオペランドの指定値 | rts_log_file_countオペランドの指定値 | リアルタイム統計情報ログファイルです。rts_log_fileオペランドにYを設定した場合に,リアルタイム統計情報を取得します。 07-02以降の場合は,rts_log_file_backupオペランドにYを設定すると,RTSSUPの起動時にバックアップファイルを取得します。 |
30 | RTSログファイルのバックアップファイル | リアルタイム統計情報(RTS)ログファイル(項番29)と同様 | 最大でrts_log_file_sizeオペランドの指定値 | rts_log_file_countオペランドの指定値×1世代 | リアルタイム統計情報ログファイルのバックアップファイルです。rts_log_file_backupオペランドにNを設定した場合は,バックアップファイルを取得しません。 |
31 | サーバリカバリジャーナル | なし | 数バイト~数キロバイト(可変) | 可変 | 各種のジャーナル情報を,システムサービスごとに取得するファイルです。 |
32 | トランザクションリカバリジャーナル | なし | 数バイト~数キロバイト(可変) | 可変 | トランザクションに関する各種のジャーナル情報を,トランザクションブランチ(UAPプロセス)ごとに取得するファイルです。 |
33 | 未決着トランザクション情報ファイル | <トランザクションサービス定義>
| 数キロバイト(単調増加) | 可変 | 未決着トランザクション情報ファイルです。trn_tran_recovery_listオペランドにYを指定した場合に,未決着トランザクション情報を取得します。trn_recovery_list_removeオペランド,trn_recovery_list_remove_levelオペランドを設定することで,OpenTP1起動時にファイルを削除します。デフォルトでは削除しません。 |
34 | TRNイベントトレース情報ファイル(prfトレース) | <システム共通定義>
| prf_file_sizeオペランドの指定値 | prf_file_countオペランドの指定値 | TRNイベントトレース情報ファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に,TRNイベントトレース情報(トランザクションブランチで発行されるXA関数やトランザクションサービスの各種イベント)を取得します。デフォルトで取得します。 07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。 |
35 | TRNイベントトレースファイル | なし | 1024キロバイト | 2世代 | TRNイベントトレースファイルです。トランザクション処理に関するトレース情報を取得します。内容は非公開です。 |
36 | 複数ファイル管理ファイル(内部用ファイル) | なし | 16バイト | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。共用メモリダンプファイルのカレントの世代を記録するための世代管理ファイルです。 |
37 | XAR性能検証用トレース情報ファイル | <システム共通定義>
| prf_file_sizeオペランドの指定値 | prf_file_countオペランドの指定値 | XAR性能検証用トレース情報ファイルです。prf_traceオペランドにY,xar_prf_trace_levelオペランドに00000000以外を設定した場合に,XAR性能検証用トレース情報を取得します。prf_trace_backupオペランドにNを設定した場合は,バックアップファイルを取得しません。 |
38 | XARイベントトレース情報ファイル | <トランザクションサービス定義>
| xar_eventtrace_recordオペランドの指定値×224+8 | 2世代 | XARイベントトレース情報ファイルです。trn_xar_useオペランドにYを設定した場合に,XARイベントトレース情報を取得します。 |
39 | XARイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル | XARイベントトレース情報ファイル(項番38)と同様 | xar_eventtrace_recordオペランドの指定値×224+8 | 2×3世代 | XARイベントトレース情報ファイルのバックアップファイルです。 |
40 | エラーログ情報 | なし | 06-01より前: 64キロバイト 06-01以降から07-05より前: 1メガバイト 07-05以降: ・ファイル名が$DCDIR/spool/errlog/errlogNの場合 1メガバイト ・ファイル名が$DCDIR/spool/errlog/errlogN.namの場合 10メガバイト (N:1または2) | 2世代 | OpenTP1の内部トレース情報です。内容については非公開です。 |
41 | システム内部排他制御用ディレクトリ | <プロセスサービス定義>
| 0 | prc_process_countオペランドの指定値×2 | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
42 | システム内部同期制御用ディレクトリ | <プロセスサービス定義>
| 0 | prc_process_countオペランドの指定値+83 | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
43 | 内部制御用資源(FIFOファイル)の制御ファイル | なし | 32バイト(32ビット,64ビット) | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
44 | RPCログファイル | なし | 1メガバイト | 2世代 | 設計調査用通信トレース情報です。 |
45 | RPCトレースファイル | <システム共通定義>
| 最大でrpc_trace_sizeオペランドの指定値 | 2世代 | RPCトレースファイルです。rpc_traceオペランドにYを設定した場合に,RPCのサービス要求情報(dc_rpc_call関数または,dc_rpc_call_to関数発行時の送受信メッセージの内容およびイベント情報)を取得します。 |
46 | FILイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル | FILイベントトレース情報ファイル(項番10)と同様 | 最大1メガバイト | 3×2世代 | FILイベントトレースファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにY,fil_prf_trace_optionオペランドに1を設定した場合に取得します。 prf_trace_backupオペランドにNを設定した場合は,バックアップファイルを取得しません。 |
47 | JNL性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル | JNL性能検証用トレース情報ファイル(項番18)と同様 | prf_file_sizeオペランドの指定値 | prf_file_countオペランドの指定値×2世代 | JNL性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにY,jnl_prf_event_trace_levelオペランドに00000001または00000002を設定した場合に取得します。 07-03以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定した場合は,バックアップファイルを取得しません。 |
48 | LCK性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル | LCK性能検証用トレース情報ファイル(項番20)と同様 | prf_file_sizeオペランドの指定値 | prf_file_countオペランドの指定値×2世代 | LCK性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に取得します。 07-03以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。 |
49 | NAMイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル | NAMイベントトレース情報ファイル(項番23)と同様 | 最大10メガバイト | 3×2世代 | NAMイベントトレースファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにY,nam_prf_trace_levelオペランドに00000000以外を設定した場合に取得します。 07-02以降の場合は, prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。 |
50 | プロセスサービスイベントトレース情報ファイルのバックアップファイル | プロセスサービスイベントトレース情報ファイル(項番24)と同様 | 最大1メガバイト | 3×2世代 | プロセスサービスイベントトレースファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにY,prc_prf_traceオペランドにYを設定した場合に取得します。 07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。 |
51 | TRNイベントトレース情報ファイル(prfトレース)のバックアップファイル | TRNイベントトレース情報ファイル(prfトレース)(項番34)と同様 | prf_file_sizeオペランドの指定値 | prf_file_countオペランドの指定値×2世代 | TRNイベントトレースファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に取得します。 07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。 |
52 | XAR性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル | XAR性能検証用トレース情報ファイル(項番37)と同様 | prf_file_sizeオペランドの指定値 | prf_file_countオペランドの指定値×2世代 | XAR性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に取得します。prf_trace_backupオペランドにNを設定した場合は,バックアップファイルを取得しません。 |
53 | 退避コアファイル | <プロセスサービス定義>
<ユーザサービスデフォルト定義>
| プロセスのメモリ使用量※1 | 3世代 | ダウンしたシステムサーバ,ユーザサーバの退避コアファイルです。なお,dcsvstopコマンドの-fオプションおよび-dオプションまたはprckillコマンドを実行して終了したユーザサーバ,または実時間監視タイムアウトで終了したユーザサーバのコアファイルの場合は世代管理されません。 |
54 | OpenTP1デバッグ情報ファイル1 | <プロセスサービス定義>
| 可変 | 3世代 | ダウンしたシステムサーバ,ユーザサーバのデバッグ情報ファイルです。 |
55 | OpenTP1デバッグ情報ファイル2 | <プロセスサービス定義>
| 可変 | 3世代 | ダウンしたprcdのデバッグ情報ファイルです。 |
56 | トレース情報ダンプファイル | なし | 64キロバイト(モジュールトレース),272バイト(トレース制御用ファイル) | 3ファイル(モジュールトレース:2世代,トレース制御用ファイル:1ファイル) | 内部調査用のトレース情報ダンプファイルです。 |
57 | 性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル | 性能検証用トレース情報ファイル(項番26)と同様 | prf_file_sizeオペランドの指定値 | 06-01より前: 3×2世代 06-01以降: prf_file_countオペランドの指定値×2世代 | 性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。prf_traceオペランドにYを設定した場合に取得します。 07-02以降の場合は,prf_trace_backupオペランドにNを設定すると,バックアップファイルを取得しません。バックアップの抑止対象は次のファイルです。
|
58 | スケジュールキュー情報ファイル | <スケジュールサービス定義>
| (scd_server_countオペランド+4)×16+32(バイト,最大) | 2世代 | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
59 | 共用メモリダンプファイル | なし | マシン状況やOpenTP1システム稼働状況によって可変 | 1世代※4 | OpenTP1が確保した共用メモリのダンプ情報です。 |
60 | 共用メモリダンプファイル | なし | マシン状況やOpenTP1システム稼働状況によって可変 | 3世代※4 | OpenTP1が確保した共用メモリのダンプ情報です。 |
61 | トランザクション制御用オブジェクト | なし | 数キロバイト~数十キロバイト(可変) | 1ファイル以上 | OpenTP1の動作を制御するファイルです。trnlnkrmコマンドの延長で作成するオブジェクト(dc_trn_allrm.o)ファイル,またはtrnmkobjコマンドの延長でユーザが作成するオブジェクトファイルです。 ユーザ任意のファイルが作成されるのは,trnmkobjコマンドを実行した場合だけです。 |
62 | 共用メモリ情報ファイル | なし | 544バイト(32ビット,64ビット) | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
63 | 内部制御用資源(FIFOファイル) | <スケジュールサービス定義>
| 0 | scd_server_countオペランドの指定値 | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
64 | jnlcolcコマンドの引き継ぎファイル | なし | 抽出する回復ジャーナルのサイズに依存 | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。jnlcolcコマンドで複数ジャーナルの回復ジャーナルを抽出する場合に作成する引き継ぎファイルです。 |
65 | jnlcolcコマンドの引き継ぎファイルのバックアップファイル | なし | 名称変更前の引き継ぎファイルのサイズ | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。jnlcolcコマンド実行時,指定した引き継ぎファイルがすでにある場合に既存のファイルを「jnlcolc***.bak」に名称変更して作成するファイルです。 |
66 | jnlrputコマンドの引き継ぎファイル | なし | トランザクション未決着UJのサイズに依存 | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。jnlrputコマンドで複数ジャーナルのトランザクション決着UJを抽出する場合に作成する引き継ぎファイルです。 |
67 | jnlrputコマンドの引き継ぎファイルのバックアップファイル | なし | 名称変更前の引き継ぎファイルのサイズ | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。jnlrput実行時,指定した引き継ぎファイルがすでにある場合に既存のファイルを「jnlrput***.bak」に名称変更して作成するファイルです。 |
68 | カレントワークパス制御ファイル2 | なし | DCDIRに依存 | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
69 | dcrasgetコマンド用ワークファイル | なし | 収集する情報に依存 | 収集する情報に依存 | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
TP1/Server Base(UNIX版固有)が出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-4を参照してください。
表F-3 TP1/Server Base(UNIX版固有)が出力するファイル一覧
項番 | 名称 | ファイル名または ディレクトリ名 | バージョン | タイプ | ファイル形式 | 取得 タイミング | 削除可否 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 通信制御ファイル | $DCDIR/.tact/* | 初期 | J | ローカルソケット | プロセスを起動したとき | × |
2 | inittabのバックアップファイル | $DCDIR/conf/Inittab/inittabN (N:1~3) | 初期 | K | テキスト | dcsetupコマンドを実行したとき※1 | ○ |
3 | dccspool用制御ファイル | $DCDIR/spool/.dccspool_time | 06-02 | J | 空 | dccspoolコマンドを実行したとき | □ (dccspool) |
4 | prctee用パイプファイル | $DCDIR/spool/.prc_fifo | 05-00 | J | バイナリ | prcteeプロセスを起動したとき | × |
5 | prcteeプロセスのpid格納ファイル | $DCDIR/spool/.prc_tee | 初期 | J | バイナリ | prcteeプロセスを起動したとき | × |
6 | prcdlpathコマンドの引き継ぎファイル | $DCDIR/spool/.prcdlpath | 07-04 | J | バイナリ | prcdlpathコマンドを実行したとき | × |
7 | prcteeプロセス起動エラー時の出力ファイル | $DCDIR/spool/.prcerr.log | 07-00 | A | テキスト | prcteeプロセスの起動に失敗したとき | △ |
8 | prcdのPAUSE判定ファイル | $DCDIR/spool/.prcnopause | 初期 | J | バイナリ | OpenTP1を開始したとき | × |
9 | Linux用prcdのpid格納ファイル | $DCDIR/spool/.prcpid | 06-00 | J | バイナリ | prcdを起動したとき(dcstartコマンドの実行時ではありません) | × |
10 | prcteeプロセスのエラー出力ファイル | $DCDIR/spool/.prctee.log | 07-00 | A | テキスト | betarn.logへの出力エラーが発生したとき | △ |
11 | 被アーカイブジャーナルノード接続情報ファイル | $DCDIR/spool/dcjnlinf/coninf | 初期 | J | テキスト | アーカイブジャーナルノードと接続,または切断したとき | △ |
12 | アーカイブジャーナルノード接続情報ファイル | $DCDIR/spool/dcjnlinf/coninf | 初期 | J | テキスト | 被アーカイブジャーナルノードと接続,または切断したとき | △ |
13 | アーカイブジャーナルノードの不正ジャーナル情報ファイル | $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/an_X (n:不正なデータを検知したジャーナルのリソースグループの通番。この通番はグローバルアーカイブジャーナルサービス定義のjnldfsv定義コマンドの-aオプションに指定したリソースグループに,順に割り当てられる値です。 X:不正なデータを検知したジャーナルの世代番号) | 初期 | J | テキスト | OpenTP1のリランで起動する際に,読み込んだブロックにエラーがあったとき | × |
14 | アーカイブジャーナルファイルの不正ジャーナル情報ファイル | $DCDIR/spool/dcjnlinf/errinf/cuef_N (N:不正ジャーナルを検知したコマンドプロセスのPID) | 07-03 | A | バイナリ | jnlunlfgコマンド,jnlchgfgコマンド,またはjnllsコマンドが不正ジャーナルを検知したとき | △ |
15 | GWFログファイル | $DCDIR/spool/gwflogN (N:1または2) | 初期 | C,E,H | テキスト | ゲートウェイサービスに関する内部関数でエラーリターンしたとき | × |
16 | UAPトレース編集出力ファイル | (prc_coresave_pathオペランドの指定値)/(サーバ名)N.uat (N:1~3) デフォルト: $DCDIR/spool/save/(サーバ名)N.uat (N:1~3) | 初期 | C,H | テキスト | プロセスがダウンしたとき※2 | △ |
17 | UAPトレースデータファイルのバックアップファイル | $DCDIR/spool/save/trc/(サーバ名)_N.uatmap (N:1~3) サーバ異常終了時: $DCDIR/spool/save/trc/(サーバ名)N.uatmap (N:1~3) | 07-03 | K | バイナリ | ユーザサーバがダウンしたとき,またはOpenTP1が起動したとき | △ |
18 | prcd管理プロセスのpidファイル | $DCDIR/tmp/home/(サーバ名)/.prc.PID | 初期 | J | 空 | 各プロセスを開始したとき | × |
19 | UAPトレースデータファイル | $DCDIR/tmp/home/(サーバ名).ID/dcuat.map | 07-03 | C | バイナリ | UAPプロセスを起動したとき | △ |
20 | 同一マシン内DCDIR管理情報 | Linux版: /opt/OpenTP1/etc/.OpenTP1 AIX版またはHI-UX/WE2版: /usr/etc/BeTRAN | 初期 | J | テキスト | dcsetupコマンドを実行したとき | × |
21 | 同一マシン内DCDIR管理シェル | Linux版: /opt/OpenTP1/etc/dcpwon AIX版またはHI-UX/WE2版: /usr/bin/dcpwon | 初期 | J | テキスト | dcsetupコマンドを実行したとき | × |
22 | 通信制御ファイル | 1. Linux版の場合: /opt/OpenTP1/etc/so_unix 2. Solaris版,かつOSのバージョンが10以上,かつZone環境(仮想サーバ)の場合: /etc/OpenTP1/so_unix 3. 上記以外: /dev/OpenTP1/so_unix | 1.の場合: 05-03 2.の場合: 07-00 3.の場合: 03-02 | J | ローカルソケット | プロセスを起動したとき | × |
23 | dcsetup用バッファファイル1 | /tmp/.admdPID/* | 初期 | J | テキスト | dcsetupコマンドを実行したとき | □ (dcsetup) |
24 | dcsetup用バッファファイル2 | /etc/tp1admtabwk_mdHMS (mdHMS:ファイル作成時の月日時分秒の時間情報) | 07-04 | J | テキスト | dcsetupコマンドを実行したとき | △ |
25 | リアルタイム出力機能(betran.log) | HP-UX版,AIX版,またはSolaris版: /tmp/betran.log Linux (IPF)版: $DCDIR/spool/betran.log Linux (x86): $DCDIR/spool/prclogN (N:1または2) HI-UX/WE2版: コンソールに出力しているのでこのファイルはありません。 | 初期 | A | テキスト | OpenTP1を動作したとき | × |
26 | namdomainsetupコマンド実行時の一時ファイル | /tmp/TP1dmfilwork(PID) | 初期 | J | テキスト | namdomainsetupコマンドを実行したとき | □ (namdomainsetup) |
27 | dcsetup用排他ファイル | Linux版: /var/spool/.OpenTP1.HiRDB/.lock AIX版またはHI-UX/WE2版: /usr/spool/.OpenTP1.HiRDB/.lock | 初期 | J | バイナリ | dcsetupコマンドを実行したとき | × |
28 | jnlsortコマンド実行時の一時ファイル | (jnlsortコマンドを実行したカレントパス)/sort_I+プロセスID (jnlsortコマンドを実行したカレントパス)/sort_o+プロセスID | 初期 | J | テキスト | jnlsortコマンドに-gオプションを指定しないで実行したとき | □ (jnlsort) |
29 | OpenTP1制御ファイル1 | hitachi.OpenTP1sb.dcpwon.conf | 07-04-01 | J | テキスト | dcsetupコマンドを実行したとき※3 | × |
30 | OpenTP1制御ファイル2 | hitachi.OpenTP1sb.dcpwon.conf (XX:通し番号) | 07-04-01 | J | テキスト | dcsetupコマンドを実行したとき※3 | × |
TP1/Server Base(UNIX版固有)が出力するファイルの説明を次の表に示します。
表F-4 TP1/Server Base(UNIX版固有)が出力するファイルの説明
項番 | 名称 | 関連する定義 | サイズ | 最大ファイル数 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 通信制御ファイル | なし | 通信メッセージサイズ | 起動プロセス数 | ローカルマシン上で通信を実行する際に使用するファイルです。 |
2 | inittabのバックアップファイル | なし | /etc/inittabファイルのサイズ | 3世代 | /etc/inittabファイルのバックアップです。※1 |
3 | dccspool用制御ファイル | なし | 0 | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
4 | prctee用パイプファイル | なし | 数バイト(固定) | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
5 | prcteeプロセスのpid格納ファイル | なし | 数バイト(固定) | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
6 | prcdlpathコマンドの引き継ぎファイル | <プロセスサービス定義>
| 268バイト | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。prcdlpathコマンド実行時に,引数に指定したサーチパスを保存するファイルです。 |
7 | prcteeプロセス起動エラー時の出力ファイル | なし | 単調増加 | 1ファイル | prcteeプロセス起動エラー時のprcdの情報を出力するファイルです。 |
8 | prcdのPAUSE判定ファイル | なし | 数バイト(固定) | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
9 | Linux用prcdのpid格納ファイル | なし | 数バイト(固定) | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
10 | prcteeプロセスのエラー出力ファイル | なし | 単調増加 | 1ファイル | betran.logへの出力エラーに関する情報を出力するファイルです。 |
11 | 被アーカイブジャーナルノード接続情報ファイル | <グローバルアーカイブジャーナルサービス定義>
| 124バイト | グローバルアーカイブジャーナルサービス定義のjnldfsv定義コマンドの-aオプションに指定したリソースグループ数 | 被アーカイブジャーナルノードとの接続情報ファイルです。グローバルアーカイブジャーナル機能を使用した場合に,アーカイブジャーナルノードとの接続情報を取得します。 |
12 | アーカイブジャーナルノード接続情報ファイル | なし | 124バイト×アーカイブジャーナルノードに接続する被アーカイブジャーナルノード数 | アーカイブジャーナルノードに接続する被アーカイブジャーナルノード数 | アーカイブジャーナルノードとの接続情報ファイルです。グローバルアーカイブジャーナル機能を使用した場合に,被アーカイブジャーナルノードとの接続情報を取得します。 |
13 | アーカイブジャーナルノードの不正ジャーナル情報ファイル | <アーカイブジャーナルサービス定義>
| jnl_arc_max_datasizeオペランドの指定値 | jnl_dual=Nの場合: アーカイブジャーナルノードに接続する被アーカイブジャーナルノード数 jnl_dual=Yの場合: アーカイブジャーナルノードに接続する被アーカイブジャーナルノード数×2 | アーカイブジャーナルノードの不正ジャーナル情報ファイルです。OpenTP1のリランで起動する際に読み込んだブロックにエラーがあった場合(異常時)に取得します。※2 |
14 | アーカイブジャーナルファイルの不正ジャーナル情報ファイル | <グローバルアーカイブジャーナルサービス定義>
| jnl_arc_max_datasizeオペランドの指定値 | 単調増加 | アーカイブジャーナルファイルの不正ジャーナル情報ファイルです。jnllsコマンドが不正ジャーナルを検知した場合に取得します。 |
15 | GWFログファイル | なし | 0.1メガバイト | 2世代 | 設計調査用通信トレース情報です。ただし,ゲートウェイサービスはLinux版,およびsolaris版は未サポートです。また,すべてのOSで,07-00以降はサポート対象外です。 |
16 | UAPトレース編集出力ファイル | <プロセスサービス定義>
| 可変 | 3世代 | ダウンしたシステムサーバ,ユーザサーバのUAPトレース情報ファイルです。 |
17 | UAPトレースデータファイルのバックアップファイル | <ユーザサービス定義> <ユーザサービスデフォルト定義> <システム共通定義> <各システムサービス定義>
| 32ビット版の場合: ((uap_trace_maxオペランドの指定値+1)×256)+128(バイト) 64ビット版の場合: ((uap_trace_maxオペランドの指定値+1)×264)+144(バイト) | 6世代(正常終了時・異常終了時は3世代) | システムサーバ,およびユーザサーバのUAPトレース情報を出力する,UAPトレース編集出力ファイルの元データファイルのバックアップファイルです。 |
18 | prcd管理プロセスのpidファイル | なし | 0 | プロセス数分 | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
19 | UAPトレースデータファイル | <ユーザサービス定義> <ユーザサービスデフォルト定義> <システム共通定義> <各システムサービス定義>
| 32ビット版の場合: ((uap_trace_maxオペランドの指定値+1)×256)+128(バイト) 64ビット版の場合: ((uap_trace_maxオペランドの指定値+1)×264)+144(バイト) | 1世代 | システムサーバ,およびユーザサーバのUAPトレース情報を出力する,UAPトレース編集出力ファイルの元データファイルです。 |
20 | 同一マシン内DCDIR管理情報 | なし | 同一マシン上に登録しているDCDIRに依存 | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
21 | 同一マシン内DCDIR管理シェル | なし | 同一マシン上に登録しているDCDIRに依存 | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
22 | 通信制御ファイル | <システム共通定義>
| 通信メッセージサイズ | 起動プロセス数 | ローカルマシン上で通信を実行する際に使用するファイルです。 |
23 | dcsetup用バッファファイル1 | なし | DCDIRの長さや/etc/inittabのサイズに依存します。 | 12ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。※1 |
24 | dcsetup用バッファファイル2 | なし | DCDIRの長さや/etc/inittabのサイズに依存します。 | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。※3 |
25 | リアルタイム出力機能(betran.log) | なし | 単調増加(ラップアラウンド方式に変更した場合は65535キロバイト) | 1世代(ラップアラウンド方式に変更した場合は2世代) | 標準出力,標準エラー出力の情報を出力するログファイルです。また,07-00より前の場合では,prcteeプロセスのエラー内容もこのファイルに出力します。ファイル名称,格納ディレクトリ,ファイル容量が変更できます。詳細については,ソフトウェア添付資料または「3.5 標準出力ファイルに関する運用」を参照してください。 |
26 | namdomainsetupコマンド実行時の一時ファイル | なし | ドメインデータファイル名に指定したhostsファイル中のホスト名に指定したホスト名と一致した行数分のサイズ | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。namdomainsetupコマンドを実行した場合,指定したドメインデータファイル中に指定したホスト名が登録済みかどうかをチェックするときに一時的に作成するファイルです。 |
27 | dcsetup用排他ファイル | なし | 0 | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
28 | jnlsortコマンド実行時の一時ファイル | なし |
|
| OpenTP1の動作を制御するファイルです。OSのsortコマンドでソートする前後のジャーナルブロック情報ファイルです。 |
29 | OpenTP1制御ファイル1 | なし | 数バイト。$DCDIRの長さに依存します。 | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。※4 |
30 | OpenTP1制御ファイル2 | なし | 数バイト。$DCDIRの長さに依存します。 | OpenTP1ディレクトリ数分 | OpenTP1の動作を制御するファイルです。※4 |
TP1/Server Base(Windows版固有)が出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-6を参照してください。
表F-5 TP1/Server Base(Windows版固有)が出力するファイル一覧
項番 | 名称 | ファイル名または ディレクトリ名 | バージョン | タイプ | ファイル形式 | 取得 タイミング | 削除可否 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 修正パッチログファイル | TP1/Server Base: %DCDIR%¥patchlogbase.txt DAM: %DCDIR%¥patchlogdam.txt TAM: %DCDIR%¥patchlogtam.txt EXT1: %DCDIR%¥patchlogext1.txt HAF: %DCDIR%¥patchloghaf.txt | 07-00 | A | テキスト | 修正パッチの実行の延長で取得します。 | △ |
2 | prcteeプロセスのエラー時の出力ファイル | %DCDIR%¥spool¥betran.err | 05-00-/E | A | テキスト | OpenTP1を起動したとき | × |
3 | rawデバイス用ロックファイル | %DCDIR%¥spool¥dcntbinf¥rawlock_N (N:ドライブ文字) | 06-50 | J | 空 | rawデバイスを初回オープンしたとき | × |
4 | 退避モジュール(UMT)トレースファイル | %DCDIR%¥spool¥save¥trc¥_zx.umt (z:1~8文字のサーバ名,x:通番) | 初期 | I | バイナリ | OpenTP1を起動したとき | ○ |
5 | 退避UAPトレースファイル | %DCDIR%¥spool¥save¥trc¥(サーバ名)N.uat (N:1~10) | 初期 | C,I | バイナリ | プロセスダウンしたとき※,およびOpenTP1起動時に退避します。 | △ |
6 | 共用メモリファイル | %DCDIR%¥spool¥shm¥N (N:1から始まる数字) | 初期 | J | バイナリ | OpenTP1を起動したとき。次回オンライン時には削除して,再作成します。 | × |
7 | GUI用ロックファイル | %DCDIR%¥tp1_tools¥Control.lck %DCDIR%¥tp1_tools¥Environment.lck | 06-50 | J | 空 | GUI機能を使用したとき。GUI終了時に削除します。 | × |
8 | admshowppログファイル | %temp%¥admshowpp.log | 07-01 | J | テキスト | dcsetupコマンドの延長で取得します。 | × |
9 | dcsetupログファイル | %temp%¥dcsetup.log | 初期 | A | テキスト | インストーラ,修正パッチ動作の延長で取得します。 | △ |
10 | dcsetupmlログファイル | %temp%¥dcsetupml.log | 06-50 | A | テキスト | dcsetupmlコマンド,インストーラ動作の延長で取得します。 | △ |
11 | trnlnkrmログファイル | %temp%¥trnlnkrm.log | 初期 | A | テキスト | trnlnkrmコマンドの実行,dcsetupmlコマンドの実行,インストーラ,修正パッチ動作の延長で取得します。 | △ |
12 | 標準出力リダイレクトファイル | (redirect_file_nameオペランドの指定値)N (N:1または2) デフォルト: %DCDIR%¥spool¥prclogN (N:1または2) | 05-00-/E | C,E,H | テキスト | OpenTP1を動作したとき | ○ |
13 | UAPトレースファイル | (カレントワークパス)¥tmp¥home¥_z.x¥_zPPPPP.uat (z:1~8文字のサーバ名,PPPPP:PID,x:通番) | 初期 | I | バイナリ | ユーザサーバの起動の延長で作成します。 | ○ |
14 | モジュール(UMT)トレースファイル | (カレントワークパス)¥tmp¥home¥_z.x¥_zPPPPP.umt (z:1~8文字のサーバ名,PPPPP:PID,x:通番) プロセスサーバの場合: %DCDIR%¥spool¥save¥_prcPPPPP.umt (PPPPP:PID) | 初期 | I | バイナリ | OpenTP1の起動,ユーザサーバの起動の延長で作成します。 | ○ |
TP1/Server Base(Windows版固有)が出力するファイルの説明を次の表に示します。
表F-6 TP1/Server Base(Windows版固有)が出力するファイルの説明
項番 | 名称 | 関連する定義 | サイズ | 最大ファイル数 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 修正パッチログファイル | なし | 単調増加。パッチ実行のたびに上書きされます。 | 5ファイル(BASE:1世代,DAM:1世代,TAM:1世代,EXT1:1世代,HAF:1世代) | 修正パッチの実行ログファイルです。修正パッチの実行で取得します。 |
2 | prcteeプロセスのエラー時の出力ファイル | なし | 単調増加 | 1ファイル | prcteeプロセスのエラー時の情報を出力するファイルです。 |
3 | rawデバイス用ロックファイル | なし | 0 | rawデバイス使用数 | OpenTP1の動作を制御するファイルです。OpenTP1ファイルシステムにrawデバイスを使用する場合に作成する内部ファイルです。 |
4 | 退避モジュール(UMT)トレースファイル | なし | 4160バイト(プロセスサーバの場合は,73696バイト) | 10世代×サーバ起動数 | モジュール(UMT)トレースファイルのバックアップファイルです。 |
5 | 退避UAPトレースファイル | なし | 可変 | 10世代 | ダウンしたシステムサーバ,ユーザサーバのUAPトレース情報ファイルです。 |
6 | 共用メモリファイル | なし | マシン状況やOpenTP1システム稼働状況によって可変となります。 | 1世代 | OpenTP1の動作を制御するファイルです。OpenTP1が確保した共用メモリのファイルです。 |
7 | GUI用ロックファイル | なし | 0 | 2ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。OpenTP1のGUI機能使用時に,重複起動防止のために作成するファイルです。 |
8 | admshowppログファイル | なし | 正常時は0バイト。エラー発生時は可変。コマンド実行ごとに上書きします。 | 1世代 | OpenTP1の動作を制御するファイルです。内部コマンドのエラーログです。dcsetupコマンドの延長で動作する内部コマンドが出力します。コマンド内部でエラー発生時にエラー内容を出力します。 |
9 | dcsetupログファイル | なし | 単調増加。コマンド実行ごとに上書きします。 | 1世代 | dcsetupコマンドのトレースファイルです。インストーラ動作の延長,修正パッチ動作の延長で取得します。 |
10 | dcsetupmlログファイル | なし | 単調増加。コマンド実行ごとに上書きします。 | 1世代 | dcsetupコマンドのトレースファイルです。dcsetupmlコマンドの実行,インストーラ動作の延長で取得します。 |
11 | trnlnkrmログファイル | なし | 単調増加。コマンド実行ごとに上書きします。 | 1世代 | trnlnkrmコマンドのトレースファイルです。trnlnkrmコマンド,dcsetupmlコマンドの実行,インストーラ動作の延長,修正パッチ動作の延長で取得します。 |
12 | 標準出力リダイレクトファイル | <システム環境定義>
| 最大でredirect_file_sizeオペランドの指定値(ただし,単調増加ファイルに変更可) | 2世代(単調増加ファイルに変更した場合は1世代) | 標準出力,標準エラー出力の情報を出力するログファイルです。redirect_fileオペランドにYを設定した場合だけ出力します。また,システム共通定義のprc_portオペランド,rpc_port_baseオペランドを設定した場合は出力しません。 |
13 | UAPトレースファイル | <ユーザサービス定義> <ユーザサービスデフォルト定義>
| 可変 | 1世代×サーバ起動数 | オンライン中プロセスのUAPトレースファイルです。 |
14 | モジュール(UMT)トレースファイル | なし | 4160バイト(プロセスサーバの場合は,73696バイト) | 1世代×サーバ起動数 | オンライン中プロセスのモジュール(UMT)トレースファイルです。 |
TP1/FS/Direct Accessが出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-8を参照してください。
表F-7 TP1/FS/Direct Accessが出力するファイル一覧
項番 | 名称 | ファイル名または ディレクトリ名 | バージョン | タイプ | ファイル形式 | 取得 タイミング | 削除可否 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | damd生存確認ファイル | $DCDIR/tmp/damlive | 初期 | J | バイナリ | damdが起動したとき | × |
2 | 論理ファイル回復時の一時ファイル | (damfrcコマンド実行ディレクトリ)/.dcdamPPPPPPP (PPPPPPP:PIDの下7けた) | 初期 | J | バイナリ | damfrcコマンドの-cオプション未指定かつオンライン中バックアップファイル指定で実行したとき | □ (damfrc) |
3 | オンラインDAMバックアップ取得時の一時ファイル | (dambkup -o -s実行ディレクトリ)/bkTTTTPPPP (TTTT:通算秒の下4けた,PPPP:プロセスIDの下4けた) | 初期 | J | バイナリ | dambkupオプションに-oオプションと-sオプションを指定して実行したとき | □ (dambkup) |
TP1/FS/Direct Accessが出力するファイルの説明を次の表に示します。
表F-8 TP1/FS/Direct Accessが出力するファイルの説明
項番 | 名称 | 関連する定義 | サイズ | 最大ファイル数 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
1 | damd生存確認ファイル | なし |
| 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。damdが起動しているかどうかを確認するためのファイルです。 |
2 | 論理ファイル回復時の一時ファイル | なし | 96バイト | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。damfrcコマンドの-cオプション未指定かつオンライン中バックアップファイル指定で実行したときにコマンドを実行したディレクトリ下に内部情報を一時ファイルに出力します。 |
3 | オンラインDAMバックアップ取得時の一時ファイル | なし | バックアップ対象のDAMファイルサイズ+128バイト | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。dambkupコマンドに,-oオプションおよび-sオプションを指定して実行したときに,DAMファイルのバックアップ内容を標準出力へ出力する前に一時的にバックアップデータを格納するファイルです。 |
TP1/FS/Table Accessが出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-10を参照してください。
表F-9 TP1/FS/Table Accessが出力するファイル一覧
項番 | 名称 | ファイル名または ディレクトリ名 | バージョン | タイプ | ファイル形式 | 取得 タイミング | 削除可否 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | オンラインTAMバックアップ取得時の一時ファイル | $DCDIR/tmp/.dctamdN (N:1~9999999) | 初期 | J | バイナリ | tambkupコマンドに-oオプションを指定して実行したとき | □ (tambkup) |
2 | 共用メモリ情報ファイル(TAM用) | $DCDIR/tmp/tammemfile | 初期 | J | バイナリ | OpenTP1を起動したとき | × |
3 | 論理ファイル回復時の一時ファイル | (tamfrcコマンド実行ディレクトリ)/.dctamPID | 初期 | J | バイナリ | tamfrcコマンドの-jオプション未指定かつオンライン中バックアップファイル指定で実行したとき | □ (tamfrc) |
TP1/FS/Table Accessが出力するファイルの説明を次の表に示します。
表F-10 TP1/FS/Table Accessが出力するファイルの説明
項番 | 名称 | 関連する定義 | サイズ | 最大ファイル数 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
1 | オンラインTAMバックアップ取得時の一時ファイル | なし | バックアップ対象のTAMファイルサイズ | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。tambkupコマンドに-oオプションを指定して実行したときに,TAMファイルのバックアップ内容を一時的に格納するファイルです。 |
2 | 共用メモリ情報ファイル(TAM用) | なし | 4バイト | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。 |
3 | 論理ファイル回復時の一時ファイル | なし | 96バイト | 1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。tamfrcコマンドの-jオプション未指定かつオンライン中バックアップファイル指定で実行したときにコマンドを実行したディレクトリ下に内部情報を一時ファイルに出力します。 |
TP1/Online Testerが出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-12を参照してください。
表F-11 TP1/Online Testerが出力するファイル一覧
項番 | 名称 | ファイル名または ディレクトリ名 | バージョン | タイプ | ファイル形式 | 取得 タイミング | 削除可否 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | XATMI送信データファイル | $DCDIR/spool/uto/(テストユーザID)/(ユーザサーバ名)/xsd(サービス名) | 初期 | J | バイナリ | クライアントからのtpsend関数によるXATMI要求を受け付けたとき | ○ |
2 | MCF送信メッセージファイル | $DCDIR/spool/uto/(テストユーザID)/(ユーザサーバ名)/sendmsg | 初期 | J | バイナリ | クライアントから表F-12に記載されているMCFの関数発行による要求を受け付けたとき | ○ |
3 | UTOトレースファイル | $DCDIR/spool/uto/(テストユーザID)/traceN (N:1または2) | 初期 | C,E,H | バイナリ | オンラインテスタを使用して,UAPの動作確認を実行したとき | ○ |
4 | 一時記憶データファイル | $DCDIR/spool/uto/(テストユーザID)/utotmp(論理端末名称) | 初期 | J | バイナリ | クライアントからdc_mcf_tempput関数発行によって一時記憶データを受け取ったとき | ○ |
5 | テストデータ定義ファイル | utofilcreオペランドの-oオプションに指定したファイルパス または utofilcreオペランドの-eオプションに指定したテストデータ定義ファイル内に指定したファイルパス 次のテスタファイルを作成できます。
| 初期 | J | バイナリ | utofilcreコマンドを実行したとき | ○ |
6 | MCF受信メッセージファイル(非同期型と同期型があります) | utomsgoutコマンドの-rオプションに指定したファイルパス | 初期 | J | バイナリ | utomsgoutコマンドに-rオプションを指定して実行したとき | ○ |
7 | RPC応答データファイル | utosppsvcコマンドのRPC応答データファイル名に指定したファイルパス | 初期 | J | バイナリ | utosppsvcコマンドにRPC応答データファイル名を指定して実行したとき | ○ |
8 | UTOトレースマージファイル | utotrcmrgコマンドの-oオプションに指定したファイルパス | 初期 | J | バイナリ | utotrcmrgに-oオプションを指定して実行したとき | ○ |
9 | XATMI応答データファイル | utoxsppsvcコマンドのXATMI応答データファイル名に指定したファイルパス | 初期 | J | バイナリ | utoxsppsvcにXATMI応答データファイル名を指定して実行したとき | ○ |
TP1/Online Testerが出力するファイルの説明を次の表に示します。
表F-12 TP1/Online Testerが出力するファイルの説明
項番 | 名称 | 関連する定義 | サイズ | 最大ファイル数 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
1 | XATMI送信データファイル | <ユーザサービス定義> ユーザサーバ名が出力先パスの一部となります。 サービス名がファイル名の一部となります。 <環境変数> テストユーザID(DCUTOKEY)の設定値が出力先パスの一部となります。 | XATMI送信データ長+68バイト | テストユーザID,ユーザサーバ名およびサービス名の組み合わせごとに1ファイル | XATMI送信データファイルです。クライアントがtpsend関数を発行した際の送信データをファイルに格納します。 |
2 | MCF送信メッセージファイル | <テスタサービス定義>
| max_message_file_sizeオペランドの指定値 | テストユーザIDごとに1ファイル | MCF送信メッセージを格納するファイルです。MCFシミュレート機能を使用した場合,次の関数を発行したときの送信メッセージを格納します。
|
3 | UTOトレースファイル | <テスタサービス定義>
| max_trace_file_sizeオペランドの指定値 | 2世代 | UTOトレースファイルです。UAPトレース情報を取得します。 |
4 | 一時記憶データファイル | <テスタサービス定義> utotmp論理端末名称がファイル名となります。 <環境変数> テストユーザID(DCUTOKEY)の設定値が出力先パスの一部となります。 | 128バイト | テストユーザIDとutotmp論理端末名称の組み合わせごとに1ファイル | OpenTP1の動作を制御するファイルです。クライアントがdc_mcf_tempput関数を発行した際の一時記憶データをファイルに格納します。 |
5 |
| なし | ユーザ任意 | 1ファイル | オンラインテスタで使用する,テストデータ定義ファイルです。 |
6 | MCF受信メッセージファイル(非同期型と同期型があります) | なし | ユーザ任意 | 1ファイル | MCF受信メッセージを格納するファイルです。オンラインテスタが出力した送信メッセージ情報を編集して作成するMCF受信メッセージです。
|
7 | RPC応答データファイル | なし | ユーザ任意 | 1ファイル | RPC応答データファイルです。RPCインタフェースのサーバUAPシミュレート機能を使用時,サービス要求元へ返す応答データとして使用するファイルです。 |
8 | UTOトレースマージファイル | なし | トレースファイル名に指定したファイルの合計サイズ | 1ファイル | UTOトレースマージファイルです。utotrcmrgコマンドで複数のUTOトレースファイルを一つのファイルにマージしたときに作成するファイルです。 |
9 | XATMI応答データファイル | タイプトバッファ定義全般 | タイプトバッファ定義ファイルやXATMI要求データファイルを基に作成されるため不定 | 1ファイル | XATMI応答データファイルです。サービス実行中に受け取る受信データやサービス実行後の応答データとして使用するファイルです。 |
TP1/Message Controlが出力するファイルの一覧を次の表に示します。各ファイルの詳細な説明については,表F-14を参照してください。
表F-13 TP1/Message Controlが出力するファイル一覧
項番 | 名称 | ファイル名または ディレクトリ名 | バージョン | タイプ | ファイル形式 | 取得 タイミング | 削除可否 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | システムサービス共通情報定義ファイルのバックアップファイル | $DCDIR/.mcfdef/mcf | 05-05 | K | テキスト | dcsetupコマンドに-dオプションを指定して実行したとき | × |
2 | システムサービス情報定義ファイルのバックアップファイル | $DCDIR/.mcfdef/mcfu* | 05-05 | K | テキスト | dcsetupコマンドに-dオプションを指定して実行したとき | × |
3 | MCF通信サーバ実行形式プログラムのバックアップファイル | $DCDIR/.mcfserv/mcfu* | 05-05 | K | バイナリ | dcsetupコマンドに-dオプションを指定して実行したとき | × |
4 | MCFダンプファイル※1 | $DCDIR/spool/mcfdKAXXZZ (K:プロセス識別子,AXX:MCF識別子,ZZ:01~99) | 初期 | H,I | バイナリ | TP1/Message ControlやTP1/Messagingで内部矛盾などの障害を検出したとき | △ |
5 | MCFトレースファイル※1 | $DCDIR/spool/mcftAXXZZ (AXX:MCF識別子,ZZ:01~99) | 初期 | H,I | バイナリ | MCF通信プロセス動作時に共用メモリ上のトレースバッファの一つが満杯になったとき | △ |
6 | MCF性能検証用トレース情報ファイル※1 | $DCDIR/spool/dcmcfinf/_mc_NNN (NNN:000~256) | 07-01 | D,F | バイナリ | MCF通信プロセスまたはUAPが動作し,トレースバッファが満杯になったとき | △ |
7 | MCF構成変更準備停止時のバックアップファイル※2 | システムサービス共通情報定義のDCMCFQUEBAK指定値 デフォルト:$DCDIR/spool/mcf/mcfquebak | 07-03 | K | バイナリ | MCF構成変更準備停止(dcstop -b -q)を実行したとき | ○※3 |
8 | MCF性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル※1 | $DCDIR/spool/save/_mc_MMM.bkN (MMM:001~256,N:1または2) | 07-01 | K | バイナリ | OpenTP1が停止したとき | △ |
9 | マッピングエラー情報ファイル※4 | $DCDIR/spool/save/dcmap_errXXX (XXX:TP1/NET/XMAP3のMCF通信プロセスのプロセスID) | 初期 | H,I | テキスト | マッピング時にエラーが発生したとき | △ |
TP1/Message Controlが出力するファイルの説明を次の表に示します。
表F-14 TP1/Message Controlが出力するファイルの説明
項番 | 名称 | 関連する定義 | サイズ | 最大ファイル数 | 説明 |
---|---|---|---|---|---|
1 | システムサービス共通情報定義ファイルのバックアップファイル | システムサービス共通情報定義($DCDIR/lib/sysconf/mcf) | $DCDIR/lib/sysconf/mcfのファイルサイズになります。 | 1ファイル | システムサービス共通情報定義のバックアップファイルです。 |
2 | システムサービス情報定義ファイルのバックアップファイル | システムサービス情報定義 | システムサービス情報定義ファイルのサイズになります。 | システムサービス情報定義ファイルの数 | システムサービス情報定義のバックアップファイルです。 |
3 | MCF通信サーバ実行形式プログラムのバックアップファイル | なし | MCF通信プロセスプログラム・MCFアプリケーション起動プロセスプログラム($DCDIR/lib/servers/mcfu*)のファイルサイズになります。 | MCF通信サーバ実行形式プログラムの数 | MCF通信サーバ実行形式プログラムのバックアップファイルです。 |
4 | MCFダンプファイル※1 | なし | MCFの「リリースノート」に記載されているMCFダンプファイル見積もり計算式のとおり | MCFマネジャプロセス,MCF通信プロセス,UAPが出力するファイル数は次のとおり。 TP1/NET/Library 07-03より前: 99ファイル TP1/NET/Library 07-04以降: 3ファイル | MCFで障害が発生した場合にメモリの情報を取得するファイルです。トラブルシュートの目的で使用します。正常処理中には出力されません。 |
5 | MCFトレースファイル※1 | <MCF通信構成定義のトレース定義> mcfttrc定義コマンドの-tオプション
ファイル数の扱い | size指定値×bufcnt指定値 | -mオプションにdelを指定しているとき:trccntオペランドの指定値 -mオプションにoffを指定しているとき:99ファイル | MCF内で発生したイベントや送受信データの情報を取得するファイルです。 トラブルシュートの目的で使用します。disk=no(または省略)の場合はトレースファイルは作成されません。07-00以降はdisk=yesがデフォルトです。 |
6 | MCF性能検証用トレース情報ファイル※1 | <システム共通定義>
| prf_file_sizeオペランドの指定値 | prf_file_countオペランドの指定値 | MCF性能検証用トレース情報ファイルです。性能検証およびトラブルシュートの目的で使用します。システム共通定義のprf_traceオペランドにYを設定し,かつシステムサービス共通情報定義でmcf_prf_trace_levelオペランドに00000001を設定した場合に性能検証用トレース情報を取得します。デフォルトでは取得しません。 |
7 | MCF構成変更準備停止時のバックアップファイル※2 | <システムサービス共通情報定義> putenv DCMCFQUEBAK バックアップファイル名 ~ <パス名><<$DCDIR/spool/mcf/mcfquebak>> | 296+キューグループ数×16+論理端末数×20+サービスグループ数×44+未送信/未処理メッセージ数×(平均メッセージ長+1036)(バイト) | 1ファイル | MCF構成変更再開始機能使用時の未送信・未処理メッセージのバックアップファイルです。 |
8 | MCF性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイル※1 | MCF性能検証用トレース情報ファイル(項番6)と同様 | prf_file_sizeオペランドの指定値 | prf_file_countオペランドの指定値×2世代 | MCF性能検証用トレース情報ファイルのバックアップファイルです。システム共通定義のprf_traceオペランドにY,mcf_prf_trace_levelオペランドに00000001を設定した場合に取得します。 07-02以降の場合は,性能検証用トレース定義のprf_trace_backup=Nを設定すると,バックアップファイルを取得しません。 |
9 | マッピングエラー情報ファイル※3 | <マッピングサービス属性定義> ERRLOG4={YES|NO}
| 論理マップの領域サイズと物理マップファイルのサイズに依存します。 | MCF通信プロセスの数※4 | マッピング時に発生したエラー情報を取得するファイルです。トラブルシュートの目的で使用します。 |