監査ログは,ログサービス定義のlog_audit_pathオペランドで指定した出力先にシフト方式で出力されます。デフォルトの出力先を次に示します。
監査ログファイルは,ログサービス定義のlog_audit_sizeオペランドで指定したサイズに達するまで出力されます。また,ログサービス定義のlog_audit_countオペランドで指定した世代数の監査ログファイルが出力されます。
シフト方式による監査ログの取得の流れを次の図に示します。なお,ここではlog_audit_countオペランドの指定値が4の場合の例を示します。
図3-5 シフト方式による監査ログの取得
カレントのファイルの数がlog_audit_countオペランドの指定値を超えた場合,そのバックアップファイルは削除されます。
障害が発生して監査ログの出力に失敗すると,監査ログの出力でエラーが発生したことを通知するメッセージが標準エラー出力,およびsyslogに出力されます。
出力先ファイルの切り替えが発生したプロセスの実行者がrootまたはOpenTP1管理者ではない場合,新たに作成される監査ログファイルの所有者は,そのプロセスの実行者になります。