付録H.6 TAMファイルのサイズの見積もり式

TAMファイルのサイズの見積もり式について説明します。

TAMファイルは,レコードのデータ部以外に,管理部およびインデクス部が存在します。そのため,TAMファイルのサイズを算出する場合,管理部およびインデクス部のサイズも考慮する必要があります。また,インデクスタイプ(ツリー形式またはハッシュ形式)によってもサイズが異なります。

次にTAMファイルサイズ算出式を示します。

管理部サイズ+インデクス部サイズ+データ部サイズ

(凡例)
管理部サイズ
OpenTP1ファイルシステムのセクタ長
インデクス部サイズ(ツリー形式の場合)
↑s((↑w(152+キー長)↑w)×最大レコード数)↑s
インデクス部サイズ(ハッシュ形式の場合)
↑s((↑w(152+キー長)↑w)×(M+N))↑s
データ部サイズ(ツリー形式の場合)
↑s((レコード長+5)×最大レコード数)↑s
データ部サイズ(ハッシュ形式の場合)
↑s((レコード長+5)×(M+N))↑s
M
最大レコード数×ハッシュエントリ使用率の計算結果を整数値に切り下げたもの(ただし,1未満となる場合は1)
N
最大レコード数-1
S
OpenTP1ファイルシステムのセクタ長
↑s↑s
OpenTP1ファイルシステムのセクタ長の整数倍に切り上げた値
↑w↑w
32ビットの場合:4の整数倍に切り上げた値
64ビットの場合:8の整数倍に切り上げた値
注※
レコード長の単位:バイト