tamrles

名称

TAMテーブルの閉塞解除

形式

tamrles 〔-o〕 〔-f〕 TAMテーブル名

機能

指定したTAMテーブルの閉塞状態を解除します。

tamrmコマンドでオンラインから切り離されているか,またはtamunloadコマンドでアンロードされている場合は,閉塞状態解除後のTAMテーブル状態は未閉塞状態となります。

-fオプション指定のtamrlesコマンドで障害閉塞状態を解除したTAMテーブルに対して,tamholdコマンドを実行後,オプション指定なしのtamrlesコマンドを実行するとエラーとなります。

オプション

●-o

障害閉塞したTAMテーブルの閉塞状態を解除します。その後,オンライン中にアクセスできる状態となります。

TAMテーブルのステータスが障害閉塞状態以外の場合に指定すると,エラーとなります。

TAMサービス開始時,ファイルのオープンからロードまでの間に障害閉塞されたTAMテーブルの閉塞状態は解除できません。

なお,-fオプションと同時に指定できません。

●-f

障害閉塞したTAMテーブルの閉塞状態を解除します。ただし,解除後オンライン中にアクセスしようとしてもエラーとなります。オンライン中にアクセスできるようにするためには,一度オンラインからTAMテーブルを切り離し,ファイルを回復したあと,再びTAMテーブルを追加する必要があります。

TAMテーブルのステータスが障害閉塞状態以外の場合に指定すると,エラーとなります。

TAMサービス開始時,ファイルのオープンからロードまでの間に障害閉塞されたTAMテーブルの閉塞状態は,解除できません。

なお,-oオプションと同時には指定できません。

-fオプション指定のtamrlesコマンド実行後に実行する運用コマンド,および発行する関数と,その後の処理について次に示します。

実行する運用コマンド,
発行する関数
処理
tamlsfailure recovery(障害回復待ち状態)を表示
tamrm,tamrles,
tamunload,tamhold
未閉塞状態として扱う
tamloadエラー
tamhold実行後のtamlsfailure recovery(障害回復待ち状態)を表示
tamhold実行後のtamrlesエラー
-oオプション指定のtambkupエラー
dc_tam_get_inf関数リターン値 DCTAM_STS_OHLD(障害閉塞状態)を返す
tamhold実行後の
dc_tam_get_inf関数
リターン値 DCTAM_STS_LHLD(論理閉塞状態)を返す

コマンド引数

●TAMテーブル名  ~〈1~32文字の識別子〉

閉塞状態を解除するTAMテーブルの名称を指定します。

出力メッセージ

メッセージID内容出力先
KFCA01701-Eメモリ不足です標準エラー出力
KFCA01703-ETAMサービスのアドレス情報を検索できません標準エラー出力
KFCA01704-ETAMサービスが起動されていません標準エラー出力
KFCA01707-ETAMテーブル名が誤っています標準エラー出力
KFCA01712-Eコマンドで指定した引数の数が正しくありません標準エラー出力
KFCA01751-ITAMテーブルの閉塞解除を完了しましたメッセージログファイル
KFCA01753-Eタイムアウトとなりました標準エラー出力
KFCA01757-ETAMテーブル名の文字数が32文字を超えています標準エラー出力
KFCA01765-ETAMサーバのV/Rが誤っています標準エラー出力
KFCA01767-ERPCでネットワーク障害が発生しました標準エラー出力
KFCA01770-ETAMサービスが終了処理中です標準エラー出力
KFCA01775-E定義解析中にエラーが発生しました標準エラー出力
KFCA02853-Iヘルプメッセージ標準出力
KFCA02859-E指定したTAMテーブルは閉塞されていません標準エラー出力
KFCA02863-E指定したTAMテーブルは障害閉塞状態のため,-o,または-fオプションを指定してください標準エラー出力
KFCA02864-E指定したTAMテーブルは論理閉塞状態のため,-o,または-fオプションの指定は必要ありません標準エラー出力
KFCA02881-ETAMテーブルは未ロードのため障害閉塞の解除はできません。TAMテーブルを削除してください標準エラー出力
KFCA02896-E複数のオプションは指定できません標準エラー出力
KFCA02897-E障害回復待ち状態のため処理を続行できません標準エラー出力