ユーザサーバに障害が発生したり,実行形式ファイルの入れ替えなどでユーザサーバのスケジュールを停止したいときには,scdholdコマンドでスケジュールを閉塞します。ユーザサービス定義でservice_hold=Yと指定しておくと,サービス単位にスケジュールを閉塞できます。ただし,MHP,およびシステムサービスに対するスケジュールの閉塞はできません。MHPのスケジュールはmcftdctsvコマンドで閉塞してください。
スケジュールを閉塞すると,それ以降に発生したサービス要求,およびスケジュールキュー上のサービス要求はエラーリターンされます。ただし,-pオプション指定のscdholdコマンドを実行すると,スケジュールキュー上のサービス要求はスケジュールを再開始するまで保持されます。また,スケジュール閉塞以降に発生したサービス要求も受け付けられます。
scdholdコマンドで閉塞したスケジュールは,scdrlesコマンドで再開始できます。
再開始時に,スケジュールの閉塞状態を引き継げます。そのためには,ユーザサービス定義で次の指定をしてください。
なお,ユーザサービス定義の指定によってもスケジュールは閉塞します。スケジュールを閉塞する指定と条件を次に示します。