リアルタイム統計情報サービスでは,次に示す順序でサービスを開始,終了する必要があります。
リアルタイム統計情報サービス開始および終了について説明します。
リアルタイム統計情報サービスの開始方法には,次のニつがあります。
リアルタイム統計情報サービスは,サービスの開始時に次に示す処理を行います。
リアルタイム統計情報サービスの拡張機能の開始方法には,次のニつがあります。
dcsvstart -u RTSSUP
dcsvstart -u RTSSPP
リアルタイム統計情報サービスが開始していない状態でリアルタイム統計情報サービスの拡張機能を開始した場合,RTSSPPはKFCA32723-Eメッセージをメッセージログに出力したあと,エラーの要因がSERVER DOWNのKFCA01812-Eメッセージを出力してダウンします。これらのメッセージが表示された場合は,dcsvstartコマンドでRTSSUPを起動(リアルタイム統計情報サービスを開始)したあとに再度RTSSPPを起動してください。リアルタイム統計情報サービスの拡張機能を開始できます。
リアルタイム統計情報サービスの拡張機能(RTSSPP)に対して次に示すコマンドを実行しないでください。実行した場合は,エラーとなります。
リアルタイム統計情報サービスの拡張機能を終了させるには,dcsvstopコマンドでRTSSPPを停止させます。
リアルタイム統計情報サービスを終了させるには,dcsvstopコマンドでRTSSUPを停止させます。RTSSPPが開始している場合は,dcsvstopコマンドでRTSSPPを停止させてからRTSSUPを停止させてください。
リアルタイム統計情報サービスを再開始するには,リアルタイム統計情報サービスの終了後に,リアルタイム統計情報サービスを開始させます。リアルタイム統計情報サービスは,サービスの再開始時にRTSログファイルを作り直して使用します。
リアルタイム統計情報サービスは,再開始時にリアルタイム統計情報の取得を開始します。取得を開始するときに前回のリアルタイム統計情報サービスで取得していた統計情報を引き継ぐかどうかは,RTSSUPの開始時の状態によって異なります。
RTSSUPの開始時の状態によって,リアルタイム統計情報サービスの動作(前回のリアルタイム統計情報の引き継ぎ,反映されるリアルタイム統計情報サービス定義)が異なるものがあります。RTSSUPの開始時の状態と,リアルタイム統計情報サービスの動作を次の表に示します。
表3-47 RTSSUPの開始時の状態とリアルタイム統計情報サービスの動作
RTSSUPの開始時の状態 | リアルタイム統計情報サービスの動作 | ||
---|---|---|---|
開始形態 | 前回の状態 | 前回のリアルタイム統計情報の引き継ぎ | 反映される定義 |
開始 | 未起動 | リアルタイム統計情報を取得していないため,該当しません | ○ |
再開始 | dcsvstopコマンドで停止 | 引き継ぎません | △ |
-fオプションを指定したdcsvstopコマンドで強制停止 | 引き継ぎます | × | |
ダウン | 引き継ぎます | × | |
OpenTP1の再開始※ | オンライン | 引き継ぎません | ○ |
-fオプションを指定したdcsvstopコマンドで強制停止 | 引き継ぎません | ○ |