3.8.2 RPCトレースに関する運用

<この項の構成>
(1) RPCトレースのマージ
(2) RPCトレースの出力
(3) 注意事項

(1) RPCトレースのマージ

複数のRPCトレースファイルのトレース情報をマージする場合,rpcmrgコマンドを使用します。rpcmrgコマンドを実行すると,トレース情報を時系列に並べ,RPCトレースファイルの形式で出力できます。

(2) RPCトレースの出力

RPCトレースファイルからRPCトレースを編集して出力する場合,rpcdumpコマンドを使用します。オプションの指定によって,ユーザが必要な範囲のRPCトレースだけを出力できます。

出力内容は,起動していたサービスが属するサービスグループの名称,RPCトレース出力元のプロセスIDなどです。

(3) 注意事項

RPCトレースを取得した場合,処理速度が低下し,RPCがタイムアウトでエラーリターンすることがあります。その場合は,次のどちらかの対処をしてください。