通信プロトコル製品に,TP1/NET/TCP/IP,TP1/NET/Secondary Logical Unit - TypeP2,またはTP1/NET/OSAS-NIFを使用している場合,オンライン中にMCF通信サービスのファイルを部分的に入れ替えられます。該当するMCF通信サービスだけを停止させてファイルを入れ替えることで,OpenTP1システムを停止させることなくファイルを変更できます。MCF通信サービスの部分入れ替えを実行するには,mcftstopコマンド,およびmcftstartコマンドを使用します。
部分的に入れ替られるのは次のファイルです。
MCF通信サービスの部分入れ替えをすると,次の図のように,MCF通信サービスBの業務に影響を与えないでMCF通信サービスAに関する内容を入れ替えられます。
図3-37 MCF通信サービスで部分的に入れ替えられるファイル
プロトコル製品が提供するライブラリを入れ替える場合,該当するプロトコル製品を使用しているすべてのMCF通信サービスを停止させる必要があります。
mcftstopコマンドを実行して該当するMCF通信サービスを停止する前に,論理端末の閉塞,およびコネクションの解放をして,該当するMCF通信サービスがメッセージの処理をしない状態にする必要があります。
MCF通信サービスの部分入れ替えの処理の流れを次に示します。