10.2.3 アーカイブジャーナルファイル

<この項の構成>
(1) オンライン中
(2) 再開始時

(1) オンライン中

(a) 書き込み時
スワップ先のファイルグループがある場合
現用のファイルグループへジャーナルを書き込み中に障害が発生した場合,スワップして,新しい現用のファイルグループへジャーナルを出力します。このとき,スワップする前の現用のファイルグループはクローズされ,予約となります。障害が発生して予約となったファイルグループは,jnlunlfgコマンドでアンロードしてください。
アンロードできなかった場合は,次の手順で対処してください。ただし,この場合ジャーナルを残すことはできません。ジャーナルがないとDAM FRCやTAM FRCを実行できなくなるので,バックアップを取得しておく必要があります。
  1. アンロードできないファイルグループをjnlrmコマンドで削除します。
  2. jnlinitコマンドでファイルグループを再び作成します。
  3. jnlopnfgコマンドでファイルグループをオープンします。
スワップ先のファイルグループがない場合
スワップ先となるファイルグループがないと,OpenTP1は異常終了します。ただし,被アーカイブジャーナルノードのOpenTP1はそのまま続行します。この場合,次の手順で対処してください。
  1. すべてのアンロード待ち状態のファイルグループをjnlunlfgコマンドでアンロードします。
  2. OpenTP1を再開始します。
(b) 読み込み時

アーカイブジャーナルファイルを二重化している場合,A系の現用ファイルグループから読み込みます。A系の現用ファイルを読み込み中に障害が発生した場合,B系の現用ファイルに切り替えて読み込みます。

(2) 再開始時

再開始でファイルグループの状態を回復したあと,ジャーナルの出力位置を回復するときにエラーが発生すると,ジャーナルの読み込みを中止し,OpenTP1の再開始を続行します。ジャーナルの出力位置は,エラーが発生する直前までに読み込んだジャーナルを基に決定します。

なお,OpenTP1の再開始が完了したあと,読み込めないで失われたジャーナルから,アーカイブを再開します。