分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作

[目次][索引][前へ][次へ]

damadd

名称

論理ファイルの追加

形式

damadd 〔{-d|-n〔-f〕}〕〔-l キャッシュブロック再利用境界値〕
        論理ファイル名 物理ファイル名

機能

指定した論理ファイルを追加登録します。

すでに使用している物理ファイルに対して別の論理ファイルを割り当てることはできません。

オプション

●-d

論理ファイルを,ディファード更新機能を使用するファイルとして追加登録します。

DAMサービス定義でディファード更新機能を使用するファイルを一つも指定していない場合,-dオプションは指定できません。

このオプションは,-nオプションと同時には指定できません。

●-n

回復対象外ファイルとして,追加登録します。

このオプションの指定を省略すると,回復対象ファイルとして追加登録されます。

このオプションは,-dオプションと同時には指定できません。

●-f

キャッシュレスアクセスの回復対象外ファイルとして,追加登録します。このオプションは,-nオプションと同時に指定してください。

●-l キャッシュブロック再利用境界値  〜〈符号なし整数〉((0〜4000000))《0》

DAMファイルのキャッシュブロック再利用境界値を指定します。

このオプションの指定を省略して,追加登録したDAMファイルの再利用境界値は,DAMサービス定義のdam_default_cache_numオペランドの指定の有無に関係なく0として扱われます。

コマンド引数

●論理ファイル名  〜〈1〜8文字の識別子〉

追加登録する論理ファイルの名称を指定します。

●物理ファイル名  〜〈パス名〉

論理ファイルに対応する物理ファイルの名称を完全パス名で指定します。

出力メッセージ

メッセージID 内容 出力先
KFCA01650-E コマンド引数の指定が誤っています 標準エラー出力
KFCA01651-E 論理ファイル名が8文字を超えています 標準エラー出力
KFCA01652-E 物理ファイル名が63文字を超えています 標準エラー出力
KFCA01653-I ヘルプメッセージ 標準出力
KFCA01654-E スペシャルファイルに対するアクセス権がありません 標準エラー出力
KFCA01655-E ファイルに対するアクセス権がありません 標準エラー出力
KFCA01656-E ブロック長が長過ぎます 標準エラー出力
KFCA01657-E DAMファイルではありません 標準エラー出力
KFCA01658-E 同じ論理ファイル名があります 標準エラー出力
KFCA01659-E 同じ物理ファイル名があります 標準エラー出力
KFCA01660-E 初期化されていません 標準エラー出力
KFCA01661-E 入出力エラーが発生しました 標準エラー出力
KFCA01662-E メモリ不足です 標準エラー出力
KFCA01663-E 物理ファイルがありません 標準エラー出力
KFCA01664-E 追加領域が不足しています 標準エラー出力
KFCA01665-E オープンファイル数オーバです 標準エラー出力
KFCA01666-E 物理ファイル名が誤っています 標準エラー出力
KFCA01667-E バージョンが不一致です 標準エラー出力
KFCA01679-E DAMサービスが起動されていません 標準エラー出力
KFCA01680-E DAMサービスのアドレス情報を検索できません 標準エラー出力
KFCA01681-E 通信障害が発生しました 標準エラー出力
KFCA01682-E ネットワーク障害が発生しました 標準エラー出力
KFCA01683-E タイムオーバです 標準エラー出力
KFCA01684-E DAMサービスが終了処理中です 標準エラー出力
KFCA01695-E DAMファイルが未完成です 標準エラー出力
KFCA01696-E 定義解析中にエラーが発生しました 標準エラー出力
KFCA01698-E レコード・ロック・セグメントが不足しています 標準エラー出力
KFCA02524-E ディファード指定で追加登録できません 標準エラー出力

注意事項