分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作

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3.16.5 ローリングアップデートの運用

ローリングアップデートを実行すると,システムを停止させることなく,OSやUAPのセキュリティ対策パッチを適用します。これによって,システムを連続運転できます。

OpenTP1の停止および削除によってOpenTP1システムが停止するおそれのあるノードは,ローリングアップデートを実行しないでください。

<この項の構成>
(1) ローリングアップデートの運用モデル
(2) ローリングアップデートのシナリオ構成

(1) ローリングアップデートの運用モデル

ローリングアップデートを実行する場合の運用モデルを次の図に示します。

図3-49 ローリングアップデートの運用モデル

[図データ]

(2) ローリングアップデートのシナリオ構成

ローリングアップデートの実行順序を,次の図に示します。

図3-50 ローリングアップデートの実行順序

[図データ]

各シナリオテンプレートの説明を次の表に示します。

表3-39 ローリングアップデートのシナリオテンプレート

項番 シナリオテンプレートの名称 説明
1 OpenTP1_Stop※1 OpenTP1の停止
2 OpenTP1_Undeploy※1 OpenTP1の削除
3 Patch※2 パッチの適用
4 OpenTP1_Deploy※1 OpenTP1の登録
5 OpenTP1_Start※1 OpenTP1の起動
注※1
OpenTP1が提供します。詳細については,「付録M シナリオテンプレートの詳細」を参照してください。
注※2
ユーザが作成します。