分散トランザクション処理機能 OpenTP1 運用と操作

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はじめに

このマニュアルは,分散トランザクション処理機能 OpenTP1の運用方法と操作方法について説明したものです。

本文中に記載されている製品のうち,このマニュアルの対象製品ではない製品については,OpenTP1 Version 7対応製品の発行時期をご確認ください。

<はじめにの構成>
対象読者
文法の記号
その他の前提条件

対象読者

システム管理者,システム設計者の方々を対象としています。

このマニュアルは,マニュアル「OpenTP1 解説」を前提としていますので,あらかじめお読みいただくことをお勧めします。

文法の記号

(1)文法記述記号

文法の記述を説明する記号です。

文法記述記号 意味
{  }
波括弧
この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つを選択できることを示します。
(例)filcopy 〔-{c|r|f}〕
-c,-r,-fの三つのオプションのうち,どれか一つを指定することを示します。
〔  〕
きっ甲
この記号で囲まれている項目は省略できることを示します。
(例)dcstart 〔-n〕
dcstartと指定するか,またはdcstart -nと指定することを示します。

ストローク
この記号で区切られた項目は選択できることを示します。
(例)jnlls -j sys|cpd
-jオプションにsysかcpdのどちらかを指定できることを示します。
_
下線
この記号で示す項目は,該当オプションまたはコマンド引数を省略した場合の仮定値を示します。
(例)filcopy 〔-{c|r|f}〕
オプションの指定を省略した場合,-cオプションを仮定することを示します。

点線
この記号で示す直前の項目を繰り返し指定できることを示します。
(例)dcsvstart -u ユーザサーバ名〔,ユーザサーバ名〕…
-uオプションのユーザサーバ名を繰り返し指定できることを示します。

白三角
半角スペースを示します。
(例)論理ファイル名△物理ファイル名
論理ファイル名と物理ファイル名の間に半角スペースを挿入することを示します。

(2)属性表示記号

ユーザ指定値の範囲などを説明する記号です。

属性表示記号 意味
この記号のあとにユーザ指定値の属性を示します。
《  》 ユーザ指定値の省略値を示します。
〈  〉 ユーザ指定値の構文要素記号を示します。
((  )) ユーザ指定値の指定範囲を示します。

(3)構文要素記号

ユーザ指定値の内容を説明する記号です。

構文要素記号 意味
英字 アルファベット(A〜Z,a〜z),および_(アンダスコア)の文字
英字記号 アルファベット(A〜Z,a〜z),#,@,および¥
英数字 英字と数字(0〜9)
英数字記号 英字記号と数字(0〜9)
特殊文字
符号なし整数 数字(0〜9)
16進数 数字(0〜9),A〜F,およびa〜f
(ただし,数字(0〜9),a〜fと記述している場合は,A〜Fは含まない16進数)
識別子 先頭がアルファベット(A〜Z,a〜z)で始まる英数字列
記号名称 先頭が英字記号で始まる英数字記号列
文字列 任意の文字の配列
パス名 記号名称,/,および .(ピリオド)
(ただし,パス名は使用するOSに依存)
OpenTP1ファイル名 アルファベット(A〜Z,a〜z),数字(0〜9), .(ピリオド),_(アンダスコア),および@で構成される文字列(最大14文字)

その他の前提条件

このマニュアルをお読みになる際のその他の前提情報については,マニュアル「OpenTP1 解説」を参照してください。