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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義


mcfmexp

〈このページの構成〉

名称

拡張予約定義

形式

〔mcfmexp  -g  サービスグループの登録数
           -l  論理端末の登録数
         〔-i  dg|ndg〕
         〔-o  dg|ndg〕〕

機能

拡張機能に関する環境を定義します。mcfmqgidコマンドを定義したとき,必ずこのmcfmexpコマンドを定義してください。また,mcfmqgidコマンドを省略したときは,mcfmexpコマンドを定義できません。

オプション

●-g サービスグループの登録数

 〜〈符号なし整数〉((1〜8192))

このMCFマネジャ管理下のMCFで使用するMCFアプリケーション定義中のサービスグループの総数を含む予約最大数を指定します。

MCFアプリケーション定義のmcfaalcap定義コマンドの-gオプションのquekindオペランドに,diskを指定したアプリケーションが属するMHPのサービスグループの総数を指定してください。なお,条件に該当するサービスグループの総数が0になった場合は,1を指定してください。

●-l 論理端末の登録数

 〜〈符号なし整数〉((1〜16380))

このMCFマネジャ管理下のMCFで使用する論理端末の総数を含む予約最大数を指定します。

指定する論理端末数には,MCF通信プロセスまたはアプリケーション起動プロセスごとに,それぞれ次の条件を満たす論理端末の総数を指定してください。なお,条件に該当する論理端末の総数が0になった場合は,1を指定してください。

  • MCF環境定義(mcftenv)の-qオプションのdiskitqオペランドにyesを指定,または指定を省略している場合

    論理端末定義(mcftalcle)の-kオプションのquekindオペランドの指定に関係なく,このMCF通信プロセスまたはアプリケーション起動プロセスに定義している論理端末の総数を指定してください。

  • MCF環境定義(mcftenv)の-qオプションのdiskitqオペランドにnoを指定している場合

    論理端末定義(mcftalcle)の-kオプションのquekindオペランドにdiskを指定した論理端末の総数を指定してください。

注意事項

  • mcfmexp定義コマンドの-gオプションとmcfmexp定義コマンドの-lオプションには次の条件を満たす値を指定してください。

    32767≧サービスグループの登録数(mcfmexp定義コマンドの-gオプションの指定値)
      +論理端末の登録数(mcfmexp定義コマンドの-lオプションの指定値)×2
      +MCF通信サービスの数(mcfmcname定義コマンド指定数)×5

    条件を満たさない値を指定した場合,OpenTP1開始時にメッセージKFCA11033-Wを出力します。

  • mcfmexp定義コマンドの-gオプションおよびmcfmexp定義コマンドの-lオプションの指定値に応じて,静的共用メモリおよびステータスファイルの容量を見積もる必要があります。

    静的共用メモリの見積もりは,「付録B.1 TP1/Server Base用の共用メモリの見積もり式」を参照してください。ステータスファイルの見積もりは,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」の「ステータスファイルのサイズの見積もり式」の説明を参照してください。

  • mcfmexp定義コマンドの-gオプションおよびmcfmexp定義コマンドの-lオプションの指定値は,オンラインの開始および終了の所要時間に影響しますので,必要以上に大きな値を指定しないでください。

●-i dg|ndg

 〜《ndg》

システム開始時に入力用ディスクキューが使用できない場合,メモリキューを代用して縮退運転をするかどうかを指定します。

dg:縮退運転をします。

ndg:縮退運転をしません。

●-o dg|ndg

 〜《ndg》

システム開始時に出力用ディスクキューが使用できない場合,メモリキューを代用して縮退運転をするかどうかを指定します。

dg:縮退運転をします。

ndg:縮退運転をしません。