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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義


trnlnkrm

〈このページの構成〉

名称

OpenTP1提供以外のリソースマネジャの登録

形式

trnlnkrm 〔〔-a  追加するOpenTP1提供以外のRM名
           〔, 追加するOpenTP1提供以外のRM名〕…〕
           -s  RMスイッチ名〔,RMスイッチ名〕…
           -o  'RM関連オブジェクト名〔 RM関連オブジェクト名〕…'
           〔, 'RM関連オブジェクト名〔 RM関連オブジェクト名〕…'〕…〕
         〔-C  'コンパイルオプション名〔 コンパイルオプション名〕…'〕
         〔-B  'リンケージオプション名〔 リンケージオプション名〕…'〕
         〔-l〕〔-f〕

機能

dcsetupコマンド内でOpenTP1提供のリソースマネジャを登録したあと,OpenTP1提供以外のリソースマネジャを登録します。

オプション

●-a 追加するOpenTP1提供以外のRM名〔,追加するOpenTP1提供以外のRM名〕…

 〜〈1〜31文字の英数字〉

追加するOpenTP1提供以外のリソースマネジャの名称を指定します。OpenTP1提供のリソースマネジャは指定しないでください。

このオプションで指定したリソースマネジャに対しては,RMスイッチ名,およびRM関連オブジェクト名を指定してください。

複数のRM名を指定する場合は,RM名とRM名との間をコンマ(,)で区切ります。

●-s RMスイッチ名〔,RMスイッチ名〕…

 〜〈先頭が英字,またはアンダスコアで始まる1〜32文字の英数字〉

追加するOpenTP1提供以外のリソースマネジャのスイッチ名を指定します。

スイッチ名については,追加するリソースマネジャの仕様書を参照してください。複数のRMスイッチ名を指定する場合は,RMスイッチ名とRMスイッチ名との間をコンマ(,)で区切ります。

RMスイッチ名とRM名は,指定した順に対応します。

●-o 'RM関連オブジェクト名〔 RM関連オブジェクト名〕…'〔, 'RM関連オブジェクト名〔 RM関連オブジェクト名〕…'〕…

 〜〈英数字〉

追加するOpenTP1提供以外のリソースマネジャに関連のある,オブジェクトファイル(XAインタフェース用オブジェクトファイル)の名称を指定します。

一つのリソースマネジャに対して複数のRM関連オブジェクト名を指定できます。RM関連オブジェクト名については,追加するリソースマネジャの仕様書を参照してください。

RM関連オブジェクト名の中にコンマ(,)を記述する必要がある場合は,コンマ(,)の前に'\'を記述してください。

複数のRM関連オブジェクト名を指定する場合は,RM関連オブジェクト名とRM関連オブジェクト名との間を空白で区切ります。

複数のリソースマネジャに対するRM関連オブジェクト名を指定する場合は,一つのリソースマネジャに対するRM関連オブジェクト名の集まりをアポストロフィ(')で囲み,それぞれの集まりの間をコンマ(,)で区切ります。

RM関連オブジェクト名とRMは,指定した順に対応します。

●-C 'コンパイルオプション名 コンパイルオプション名〕…'

 〜〈1〜512文字の文字列〉

コンパイル実行時に使用するコンパイルオプションを指定します。

指定するコンパイルオプション名はアポストロフィ(')で囲み,コンパイルオプション名にコンマ(,)を指定する必要がある場合は,コンマ(,)の前に'\'を記述してください。

複数のコンパイルオプション名を指定する場合は,コンパイルオプション名とコンパイルオプション名との間を空白で区切ります。

通常,このオプションを指定する必要はありません。

●-B 'リンケージオプション名 リンケージオプション名〕…'

 〜〈1〜512文字の文字列〉

ライブラリリンケージ実行時に使用するリンケージオプションを指定します。

指定するリンケージオプション名はアポストロフィ(')で囲み,リンケージオプション名にコンマ(,)を指定する必要がある場合は,コンマ(,)の前に'\'を記述してください。

複数のリンケージオプション名を指定する場合は,リンケージオプション名とリンケージオプション名との間を空白で区切ります。trnlnkrmコマンドでは,ccコマンドを使用してリンケージを行っています。このため,指定できるリンケージオプションは,ccコマンドで指定できるオプションとなります。

通常,このオプションを指定する必要はありません。

●-l

trnlnkrmコマンドの実行経過を,標準出力に出力します。

●-f

OpenTP1の状態に関係なく,trnlnkrmコマンドを強制的に実行します。ただし,OpenTP1のトランザクションサービス制御プログラム,およびクライアントサービス実行形式プログラムを再作成するため,OpenTP1がオンライン中の場合は実行できません。

このオプションは,OpenTP1を正常終了以外(計画停止A,計画停止B,強制停止,および異常終了)で終了したあと,使用するリソースマネジャを変更してOpenTP1を正常開始する場合にだけ指定してください。

このオプションを指定したtrnlnkrmコマンドが正常終了したあとは,OpenTP1は再開始できません。

注意事項

拡張RM登録定義は,ボーンシェル(/bin/sh)の書式で記述してください。

複数のtrnlnkrmコマンドを記述した場合は,先頭から順に実行します。

trnlnkrmコマンドが正常終了したあとは,OpenTP1は再開始できません。必ず正常開始してください。

オプションを複数の行に分けて指定する場合は,オプションとオプションとの間に継続符号'\'を挿入して改行してください。一つのオプションの指定値の途中(例えば,-oオプションで複数のRM関連オブジェクト名を指定する場合の,RM関連オブジェクト名とRM関連オブジェクト名との間)で改行すると,コマンドが正しく実行されない場合があります。