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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義


damfile

〈このページの構成〉

名称

論理ファイルの指定

形式

{{damfile  〔-{d|n〔-f〕}〕〔-c〕論理ファイル名  物理ファイル名}}

機能

オンライン中にDAMサービスを使用してアクセスするファイルを論理ファイル名と物理ファイル名の対で指定します。

DAMサービスは,指定された論理ファイル名によってアクセスを制御します。

オプション

●-d

指定されたファイルをディファード更新処理します。

省略した場合は,ディファード更新処理しません(同期点でDAMファイルを実更新します)。

ディファード更新指定のDAMファイルと通常更新のDAMファイルを,一つのトランザクションから更新出力した場合には,どちらのDAMファイルも同期点で実更新します。

●-n

指定されたファイルを回復対象外ファイルとして処理する場合に指定します。

●-f

指定されたファイルをキャッシュレスアクセスとして処理する場合に指定します。このオプションは,必ず-nオプションと同時に指定してください。

●-c

指定されたDAMファイルに障害が発生しても,DAMサービスの正常開始処理を続行する場合に指定します。ただし,正常開始処理を続行できない場合は,DAMサービスの正常開始処理を終了します。DAMサービス開始後,このDAMファイルは障害閉塞状態になります。dc_dam_open関数でアクセスした場合,DCDAMER_OHOLDでエラーリターンします。障害が発生したDAMファイルをUAPで使用する場合は,いったん,damrmコマンドでオンラインから切り離したあと,障害要因を取り除き,再度,damaddコマンドでオンラインに登録してください。

コマンド引数

●論理ファイル名

 〜〈1〜8文字の識別子〉

論理ファイル名を指定します。

●物理ファイル名

 〜〈1〜63文字のパス名〉

論理ファイル名に対応する物理ファイル名を絶対パス名で指定します。ただし,環境変数は使用できません。

注意事項