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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義


damcache

〈このページの構成〉

名称

キャッシュブロックの再利用境界値の指定

形式

damcache 論理ファイル名 キャッシュブロック再利用境界値〕

機能

DAMファイルのための共用メモリが不足したとき,DAMファイルのキャッシュブロックのうち,未使用状態のキャッシュブロックを再利用するときの,再利用境界値を指定します。

コマンド引数

●論理ファイル名

 〜〈1〜8文字の識別子〉

キャッシュブロック再利用処理の境界値を有効とする論理ファイル名を指定します。ここで指定する論理ファイル名は,あらかじめdamfile定義コマンドで定義しておく必要があります。

●キャッシュブロック再利用境界値

 〜〈符号なし整数〉((0〜4000000))

キャッシュブロック再利用処理の境界値を指定します。キャッシュブロック再利用境界値の指定を省略した場合は,DAMサービス定義のdam_default_cache_numオペランドに指定された値をデフォルト値とします。

ここで指定するキャッシュブロック再利用境界値に達していない間は,アクセスするDAMファイルではなく,ほかのDAMファイルのキャッシュブロックを優先して再利用します。キャッシュブロック数が再利用境界値を超えた場合は,アクセスするDAMファイルのキャッシュブロックから再利用します。0を指定した場合は,従来の処理と同じように,アクセスするDAMファイルのキャッシュブロックチェインにつながっているキャッシュブロックから再利用します。

注意事項