XAリソースサービス定義

set形式

〔set xar_eventtrace_level=ERR|INF|ALL〕
〔set xar_eventtrace_record=XARイベントトレース情報ファイルの
                            最大出力レコード数〕
〔set xar_session_time=アイドル状態のトランザクションブランチの監視時間〕
〔set xar_msdtc_use=Y|N〕
〔set xar_prf_trace_level=XAR性能検証用トレース情報の取得レベル〕

コマンド形式

xarfile  -t　online|backup
         -a　物理ファイル名

●xar_eventtrace_level=ERR|INF|ALL

　〜《ERR》

XARイベントトレース情報の出力レベルを指定します。

ERR

エラー出口情報をXARイベントトレースに出力します。

INF

エラー情報出口および正常出口情報をXARイベントトレースに出力します。

ALL

エラー出口情報，正常出口情報およびそのほかの情報を含めた，すべてのXARイベントトレース情報をXARイベントトレースに出力します。

本番環境では，ERRを指定することをお勧めします。ERR以外を指定した場合，I/O回数が増加するため，処理速度が低下します。

●xar_eventtrace_record=XARイベントトレース情報ファイルの最大出力レコード数

　〜〈符号なし整数〉((1〜65535))《8192》

XARイベントトレース情報ファイルの最大出力レコード数を指定します。

●xar_session_time=アイドル状態のトランザクションブランチの監視時間

　〜〈符号なし整数〉((10〜65535))《180》（単位：秒）

End()からPrepare()までのアイドル状態のトランザクションブランチを監視する時間を指定します。指定された時間を超えた場合は，メッセージを出力してトランザクションブランチをロールバックします。アイドル状態を監視するインタバル時間は，10秒です。そのため，検知するのに時間が掛かる場合があります。

●xar_msdtc_use=Y|N

　〜《N》

MSDTC連携機能を使用するかどうかを指定します。

Y

MSDTC連携機能を使用します。

N

MSDTC連携機能を使用しません。

●xar_prf_trace_level=XAR性能検証用トレース情報の取得レベル

　〜((00000000〜00000003))《00000003》

XAR性能検証用トレースの取得レベルを指定します。複数の取得レベルを指定したい場合は，それぞれの指定値の論理和を指定してください。

XAR性能検証用トレースの詳細については，マニュアル「OpenTP1 解説」の障害の原因解析の説明を参照してください。

00000000

XAR性能検証用トレースを取得しません。

00000001

アプリケーションサーバからのトランザクション要求の入口，および出口でトレース（イベントID：0x4a00〜0x4a0f）を取得します。

00000002

OpenTP1のトランザクション処理の入口，および出口でトレース（イベントID：0x4b00〜0x4b0f）を取得します。

取得したトレースをファイル出力または編集出力するには，prfgetコマンド，prfedコマンド，またはdcalzprfコマンドを使用します。ファイルの出力結果は，$DCDIR/spool/dcxarinfに保存されます。これらのコマンドの詳細については，マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。

このオペランドの使用は，TP1/Extension 1をインストールしていることが前提です。TP1/Extension 1をインストールしていない場合の動作は保証できません。