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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義


dcsvstart

〈このページの構成〉

名称

ユーザサーバの起動

形式

{{dcsvstart -u ユーザサーバ名〔,ユーザサーバ名〕…}}

機能

このノードで使用するユーザサーバを起動します。

ユーザサーバの開始がOpenTP1システムの開始と一緒に行われます。また,ユーザサーバの起動順序を制御できます。OpenTP1の開始モードが正常開始の場合は,ユーザサービス構成定義の指定に従い,OpenTP1開始時にユーザサーバを起動します。再開始時は,前回のオンラインの終了状態を引き継いで開始するため,ユーザサービス構成定義の指定は無視します。

ユーザサービス定義でサービスグループの常駐・非常駐の指定に関係なく,ユーザサーバを起動しなければこのサービスグループをコールできません。

なお,運用コマンドで起動するユーザサーバは指定しません。

オプション

●-u ユーザサーバ名〔,ユーザサーバ名〕…

 〜〈1〜8文字の識別子〉

このノードに起動するユーザサーバの名称を指定します。ユーザサービス定義のファイル名がユーザサーバ名になります。

一つのdcsvstart定義コマンドで指定できるユーザサーバ名の最大数は50です。

指定したユーザサーバ群は並列に起動され,すべて起動されてから次のコマンドを実行します。指定例を次に示します。

サーバAとサーバBを並列に起動する場合

dcsvstart -u サーバA,サーバB

サーバAの起動後に,サーバBを起動する場合

dcsvstart -u サーバA

dcsvstart -u サーバB

サーバ内で次の関数を発行したタイミングで起動完了とします。

  • dc_adm_complete関数

  • dc_mcf_mainloop関数

  • dc_rpc_mainloop関数