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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義


2.2.22 DAMサービス定義の内容

DAMサービス定義の内容を,次の表に示します。

表2‒23 DAMサービス定義の内容

形式

オペランド/コマンド

オプション

定義内容

指定値

set

dam_update_block

更新する最大ブロック数

〈符号なし整数〉

((1〜32768))《8》

dam_added_file

オンライン中に追加する最大論理ファイル数

〈符号なし整数〉

((1〜128))《8》

dam_update_block_over

トランザクションの途中で最大ブロック数を超えたときにエラーリターンするかどうかを指定

flush|《error》

dam_message_level

DAMサービスが出力するメッセージのレベル

《1》|0

dam_tran_process_count

同時に実行するトランザクションブランチの数

〈符号なし整数〉

((0〜8192))

dam_cache_size

参照・更新ブロックをスタックしておくバッファ領域長(固定値として設定しない場合)

〈符号なし整数〉

((10〜1000000))

(単位:キロバイト)

dam_cache_size_fix

参照・更新ブロックをスタックしておくバッファ領域長(固定値として設定する場合)

〈符号なし整数〉

((10〜1000000))

(単位:キロバイト)

dam_cache_attribute

バッファ領域のメモリ固定要否

《free》|fixed

dam_io_interval

ディファード更新機能使用時の出力専用プロセス実行間隔

〈符号なし整数〉

((1〜60))(単位:秒)

《1》

dam_transaction_access

DAMファイルのデータ管理,および排他管理をするトランザクションの範囲

global|《branch》

dam_io_error_occur

ディスク障害時のDAMサービスの処置

stop|《continue》

dam_cache_reuse_from

再利用するキャッシュブロックの検索

《last》|first

dam_default_cache_num

キャッシュブロック再利用境界デフォルト値の指定

〈符号なし整数〉

((0〜4000000))《0》

dam_ex_refer_read

排他あり参照指定で読み込むブロックを,トランザクション決着までキャッシュバッファ領域上に残すかどうかを指定

《none》|stay

dam_max_block_size

システム内のDAMファイルの最大ブロック長

〈符号なし整数〉

((504〜32760))《504》

(単位:バイト)

dam_kb_size

dam_cache_sizeオペランドの指定値(単位:キロバイト)を1キロバイト当たり1000バイトで換算するか,1024バイトで換算するかを指定

《1000》|1024

watch_time

最大応答待ち時間

〈符号なし整数〉

((0〜65535))

(単位:秒)

コマンド

damcache

引数

キャッシュブロック再利用処理の境界値を有効とする論理ファイル名

〈1〜8文字の識別子〉

キャッシュブロック再利用境界値

〈符号なし整数〉

((0〜4000000))

damchlmt

引数

キャッシュブロック数のしきい値を有効とする論理ファイル名

〈1〜8文字の識別子〉

キャッシュブロック数のしきい値

〈符号なし整数〉

((0〜4000000))

damfile

-d

ファイルのディファード更新処理の要否

なし。

-n

回復対象外ファイルとするかどうかを指定

なし。

-f

回復対象外ファイルをキャッシュレスアクセスとするかどうかを指定

なし。

-c

DAMファイルに障害が発生しても,DAMサービスの正常開始処理を続行する場合に指定

なし。

引数

オンライン中にアクセスする論理ファイル名

〈1〜8文字の識別子〉

オンライン中にアクセスする物理ファイル名

〈1〜63文字のパス名〉

注※

セクタ長×n−8を満たす値を指定してください(nは正の整数)。