mcftenv

名称

MCF環境定義

形式

mcftenv  -s  MCF通信プロセス識別子|アプリケーション起動プロセス識別子
      〔-m  MCFマネジャプロセス識別子〕
        -a  MCFアプリケーション定義オブジェクトファイル名
        -q  〔diskitq=yes|no〕

機能

MCFに共通する環境を定義します。

オプション

●-s MCF通信プロセス識別子|アプリケーション起動プロセス識別子

 ~〈数字(0~9),a~f〉((01~ef))

MCF通信プロセスの識別子,またはアプリケーション起動プロセスの識別子を指定します。ここで指定する識別子は,ほかのmcftenvコマンドで指定する識別子と重複してはいけません。

MCF通信プロセス識別子
このMCF通信構成定義がMCF通信プロセスに対応するとき,MCF通信プロセス識別子を指定します。MCF通信プロセス識別子は,MCFが出力するメッセージログなどで,MCF通信プロセスを特定する場合に使用します。また,運用コマンドを入力するときの,MCF通信プロセスの指定に使用します。
アプリケーション起動プロセス識別子
このMCF通信構成定義がアプリケーション起動プロセスに対応するとき,アプリケーション起動プロセス識別子を指定します。ここで指定したアプリケーション起動プロセス識別子を,対応するMCFアプリケーション定義のmcfaenvコマンドの-pオプションで指定します。

●-m MCFマネジャプロセス識別子

 ~〈英字〉((A~Z,a~z))《A》

該当するMCF通信プロセスを管理するMCFマネジャプロセスの識別子を指定します。MCFマネジャプロセス識別子は,該当するMCFマネジャ定義内のmcfmenvコマンドで指定した値を指定します。

●-a MCFアプリケーション定義オブジェクトファイル名

 ~〈1~8文字の英数字〉

このMCF通信構成定義に対応するMCFアプリケーション定義オブジェクトファイル名を指定します。

このMCFアプリケーション定義オブジェクトファイル名は,MCF定義オブジェクト生成ユティリティ(mcfapli)で生成するMCFアプリケーション定義の出力オブジェクトファイル名を指定します。

●-q

(オペランド)
diskitq=yes|no ~《yes》
該当するMCF通信サーバから起動されるアプリケーションが,入力キューにディスクキューを使用するかどうかを指定します。
入力キューにディスクキューを使用しない(diskitq=no)と指定した場合,MCFの開始処理が速くなります。
なお,ご使用のOSがWindowsの場合,このオプションは指定できません。
yes
一部またはすべてのアプリケーションが入力キューにディスクキューを使用します(MCFアプリケーション定義mcfaalcapの-gオプションのquekindオペランドの指定値に従います)。
no
すべてのアプリケーションが入力キューにディスクキューを使用しません。
ただし,このオペランドでnoを指定したMCF通信サーバが,MCFアプリケーション定義のmcfaalcapコマンドの-gオプションでquekind=diskを指定したアプリケーションを起動する場合,この指定値を無視して,入力キューにメモリキューを使用します。