バージョン5以前からバージョン7に移行する場合の注意事項について説明します。
バージョン5以前とバージョン7では,オペランドのデフォルト値が変更されています。オペランドのデフォルト値の変更点を,次の表に示します。
表E-1 オペランドのデフォルト値の変更点
定義名/ 定義コマンド名 | オプション | オペランド名/ コマンド引数 | バージョン5以前のデフォルト値 | バージョン7のデフォルト値 |
---|---|---|---|---|
システム共通定義 | - | thdlock_sleep_time | 300(単位:ミリ秒) | 15(単位:ミリ秒) |
ロックサービス定義 | - | lck_release_detect | interval | pipe |
mcfttim | -t | btim | 5(単位:秒) | 1(単位:秒) |
mcfttrc | -t | size | 20480(単位:バイト) | 204800(単位:バイト) |
システムサービス共通情報定義 | - | max_open_fds | 100 | 500 |
- | thdlock_sleep_time | 300(単位:ミリ秒) | 15(単位:ミリ秒) |
また,バージョン5以前とバージョン7では,オペランドと指定値の対応に変更があります。対応するオペランドの変更点を,次の表に示します。
表E-2 オペランドと指定値の対応の変更点
定義名/ 定義コマンド名 | オペランド名/ コマンド引数 | バージョン7の指定値 | バージョン5以前の指定値 |
---|---|---|---|
トランザクションサービス定義 | trn_optimum_item | asyncprepare | rpc_prepare_in_advanceオペランドにYを指定 |
base | rpc_prepare_in_advanceオペランドにNを指定 |
バージョン5以前からバージョン7に移行する場合は,バージョン6からバージョン7での変更点についても注意する必要があります。
バージョン6からバージョン7での変更点については,マニュアル「OpenTP1 解説」のバージョンアップ時の変更点について説明している個所を参照してください。