OpenTP1の定義には,次の四つがあります。
OpenTP1のシステム定義の体系を,次の図に示します。また,各定義の概要を以降の表に示します。
図1-1 OpenTP1システム定義の体系
表1-1 システムサービス定義の概要
項番 | 定義名 | 内容 |
---|---|---|
1 | システム環境定義 | OpenTP1システムの実行環境を定義します。 |
2 | システムサービス構成定義 | 同一マシンで一つのOpenTP1システムとしてシステム起動時に一緒に開始するサービス群の構成を定義します。 |
3 | ユーザサービス構成定義 | 同一マシンで一つのOpenTP1システムとしてシステム起動時に一緒に開始するユーザサーバ群の構成を定義します。 |
4 | システム共通定義 | OpenTP1システム共通の実行環境を定義します。 |
5 | ロックサービス定義 | OpenTP1で排他制御機能を使用するための実行環境を定義します。 |
6 | タイマサービス定義 | 時間監視サービスを行うための実行環境を定義します。 |
7 | ネームサービス定義 | RPCを可能にするサービス名とアドレスの対を管理するための実行環境を定義します。 |
8 | プロセスサービス定義 | OpenTP1環境下で実行するサーバプロセスを管理するための実行環境を定義します。 |
9 | スケジュールサービス定義 | OpenTP1環境下で動作するサーバへのサービス要求のスケジューリングをするための実行環境を定義します。 |
10 | トランザクションサービス定義 | トランザクション管理をするための実行環境を定義します。 |
11 | XAリソースサービス定義 | XAリソースサービスを使用してトランザクション管理をするための実行環境を定義します。 |
12 | インタバルサービス定義 | 各システムサーバへ提供するインタバルタイマ機能の実行環境を定義します。 |
13 | ステータスサービス定義 | OpenTP1環境下で動作する各システムサービスの状態を管理するための実行環境を定義します。 |
14 | ジャーナルサービス定義 | システムジャーナルサービスとチェックポイントダンプサービスを使用するための実行環境を定義します。 |
15 | システムジャーナルサービス定義 | システムジャーナルファイルにジャーナルを取得するための実行環境を定義します。 |
16 | チェックポイントダンプサービス定義 | チェックポイントダンプファイルにチェックポイントダンプを取得するための実行環境を定義します。 |
17 | ログサービス定義 | メッセージログの出力環境を定義します。 |
18 | マルチノード構成定義 | マルチノードエリアまたはマルチノードサブエリアの構成を定義します。 |
19 | マルチノード物理定義 | OpenTP1ノードがあるホスト名とプロセスサーバデーモン(prcd)のポート番号を定義します。 |
20 | グローバルアーカイブジャーナルサービス定義 | グローバルアーカイブジャーナルサービスを使用するための実行環境を定義します。 |
21 | アーカイブジャーナルサービス定義 | アーカイブジャーナルファイルのファイルグループ名と属性を定義します。 |
22 | DAMサービス定義 | ファイル回復機能付き直接アクセスファイルを管理するための実行環境を定義します。 |
23 | TAMサービス定義 | TAMテーブルを管理するための実行環境を定義します。 |
24 | クライアントサービス定義 | OpenTP1のクライアント機能を支援するためのサーバの実行環境を定義します。 |
25 | ISTサービス定義 | ISTサービスを使用するための実行環境を定義します。 |
26 | RMMサービス定義 | RMMサービスを使用するリソースマネジャを定義します。 |
27 | 監視対象RM定義 | RMMサービスのコマンドを定義します。 |
28 | 拡張RM登録定義 | OpenTP1提供以外のリソースマネジャを登録するための実行環境を定義します。 |
29 | XATMI通信サービス定義 | TP1/NET/OSI-TP-Extendedを使ったXATMIインタフェースでのOSI TP通信の実行環境を定義します。 |
30 | メッセージキューサービス定義 | 入出力メッセージのキューイングを管理するための実行環境を定義します。 |
31 | ユーザサービスネットワーク定義 | 通信相手のサービス情報を定義します。 |
32 | rapリスナーサービス定義 | リモートAPI機能を使用する場合のrapリスナーを定義します。 |
33 | rapクライアントマネジャサービス定義 | リモートAPIクライアントマネジャ機能を使用するための実行環境を定義します。 |
34 | 性能検証用トレース定義 | 性能検証用トレース情報を取得する場合のファイルを定義します。 |
35 | XAR性能検証用トレース定義 | XAR性能検証用トレース情報を取得する場合の実行環境を定義します。 |
36 | JNL性能検証用トレース定義 | JNL性能検証用トレース情報を取得する場合の実行環境を定義します。 |
37 | LCK性能検証用トレース定義 | LCK性能検証用トレース情報を取得する場合の実行環境を定義します。 |
38 | TRNイベントトレース定義 | TRNイベントトレース情報を取得する場合の実行環境を定義します。 |
39 | リアルタイム統計情報サービス定義 | リアルタイム統計情報サービスの実行環境を定義します。 |
40 | リアルタイム取得項目定義 | リアルタイム統計情報を取得する項目を定義します。 |
41 | MQAサービス定義 | TP1/Message Queueのキューを管理するMQAサーバを定義します。 |
42 | MQTサービス定義 | TP1/Message Queueの通信を制御するMQTサーバを定義します。 |
43 | テスタサービス定義 | オンライン上でUAPをテストするための実行環境を定義します。 |
44 | ユーザサービスデフォルト定義 | ユーザサービス定義の省略時解釈値を定義します。 |
45 | ユーザサービス定義 | ユーザサーバの実行環境を定義します。 |
表1-2 ネットワークコミュニケーション定義の概要
項番 | 定義名 | 内容 |
---|---|---|
1 | MCFマネジャ定義 | 各MCF間で共用するリソースの実行環境を定義します。 |
2 | MCF通信構成定義 | 個々のMCFの接続端末と,送受信メッセージの入出力キューなどの実行環境を定義します。 |
3 | MCFアプリケーション定義 | ユーザアプリケーション名およびMCFイベント名に対応するサービス名などの実行環境を定義します。 |
4 | MCF性能検証用トレース定義 | MCF性能検証用トレース情報を取得する場合の実行環境を定義します。 |
5 | システムサービス情報定義 | MCF通信サービスを起動するための環境を定義します。 |
6 | システムサービス共通情報定義 | 複数のMCF通信サービスに共通する情報を定義します。 |
表1-3 メッセージキュー定義の概要
項番 | 定義名 | 内容 |
---|---|---|
1 | MQT通信構成定義 | TP1/Message Queueのメッセージキューイング形態で通信するMQTサーバを定義します。 |
表1-4 ネットワークライブラリ定義の概要
項番 | 定義名 | 内容 |
---|---|---|
1 | TP1/NET/OSI-TP-Extendedの定義 | TP1/NET/OSI-TP-Extendedの実行環境を定義します。 |