4.1.1 ネットワークコミュニケーション定義とファイル名

ネットワークコミュニケーション定義は,テキストエディタを使用して定義ソースファイルを作成し,定義ソースファイルから定義オブジェクトファイルを生成します。この定義オブジェクトファイルをOpenTP1システムに登録します。

定義オブジェクトファイルの名称は,表4-1および表4-2の形式に従って指定します。そのファイル名を,表4-1および表4-2の定義コマンドであらかじめ登録しておきます。

定義ソースファイルの詳細については,「5. ネットワークコミュニケーション定義の詳細」を参照してください。

定義オブジェクトファイルの生成については,「4.3 定義オブジェクトファイルの生成」を参照してください。

表4-1 ネットワークコミュニケーション定義を登録するファイル名(その1)

定義名定義ソースファイルの数定義オブジェクトファイル名1指定する定義コマンド名
(定義名)
MCFマネジャ定義各定義につき一つ$DCCONFPATH/_mu……2dcsvstart -m(システムサービス構成定義)
MCF通信構成定義各定義につき二つ$DCCONFPATH/_mu……2mcfmcname -s(MCFマネジャ定義)
MCFアプリケーション定義各定義につき一つ$DCCONFPATH/任意mcftenv -a(MCF通信構成定義)
注※1
ノード内で一意となる名称を指定してください。
注※2
先頭3文字が'_mu'で始まるファイル名を指定してください。

表4-2 ネットワークコミュニケーション定義を登録するファイル名(その2)

定義名定義ファイル名(完全パス名)指定する定義コマンド名(定義名)
システムサービス情報定義$DCDIR/lib/sysconf/定義ファイル名1mcfmcname -s(MCFマネジャ定義)
システムサービス共通情報定義$DCDIR/lib/sysconf/mcf2指定する定義コマンドはありません。
MCF性能検証用トレース定義$DCCONFPATH/_mc指定する定義コマンドはありません。
注※1
定義ファイル名には,システムサービス情報定義のmoduleオペランドで指定する実行形式プログラム名(先頭4文字が'mcfu'で始まる定義ファイル名)を指定してください。
注※2
標準値が定義されているファイルが,あらかじめ用意されています。必要に応じて定義値を変更してください。