mcftcomn

名称

MCF通信構成共通定義

形式

mcftcomn  〔-j  MCF通信プロセスまたはアプリケーション起動プロセスのジャー
               ナルバッファの大きさ〕

機能

MCF通信プロセスまたはアプリケーション起動プロセスのジャーナルバッファの大きさを定義します。

オプション

●-j MCF通信プロセスまたはアプリケーション起動プロセスのジャーナルバッファの大きさ

 ~〈符号なし整数〉((4096~4000000の4の倍数))《32768》(単位:バイト)

ジャーナルデータを蓄えておく領域の大きさを指定します。

MCF通信プロセスまたはアプリケーション起動プロセスが,ジャーナルサービスに対して次の要求を出すまで,この領域にジャーナルデータを蓄えておきます。

ジャーナルバッファの大きさには,IJ,MJ,CJのデータ長のうち,最大値以上の値を指定してください。

  1. IJのデータ長
    MCFアプリケーション定義のmcfaalcap定義コマンドの-jオプションのijオペランドにyesを指定したときに取得します。
    ●32ビット版のとき
    ↑(172+seg)/4↑×4
    ●64ビット版のとき
    ↑(172+seg)/8↑×8
  2. MJのデータ長
    mcftactmjコマンドを実行したときに取得します。
    ●32ビット版のとき
    ↑(180+seg)/4↑×4
    ●64ビット版のとき
    ↑(180+seg)/8↑×8
  3. CJ(メッセージキューサーバ)のデータ長
    ITQ,OTQにディスクキューを使用した場合に取得します。
    次に示す二つの計算式のうち最大の値をデータ長としてください。
    計算式1:
    ●32ビット版のとき
    ↑{88+(24×(↑msg/ql↑+↑960/ql↑))+qio}/4↑×4
    ●64ビット版のとき
    ↑{88+(24×(↑msg/ql↑+↑1072/ql↑))+qio}/8↑×8
    計算式2:
    ●32ビット版のとき
    260+(24×m)
    ●64ビット版のとき
    ↑{260+(24×m)}/8↑×8
    (凡例)
    ↑↑:小数点以下を切り上げます。
    seg:セグメント長
    msg:ディスクキューを使用した受信メッセージ長または送信メッセージ長
    ql:キューファイル物理レコード長
    qio:メッセージキューサービス定義のque_io_maxrecsizeオペランドの指定値
    m:保持メッセージ数(メッセージキューサービス定義のquegrp定義コマンドの-mオプションで指定した値)

ユーザが指定した値によって,MCFは次の処理をします。

  1. 指定した値がMCFで定めた下限値より小さい場合,その値をMCFで定めた下限値に補正します。
  2. 指定した値がMCFで定めた上限値より大きい場合,その値をMCFで定めた上限値に補正します。
  3. 指定した値が4の倍数でない場合,その値を4の倍数になるように切り上げます。