mcfttim

名称

タイマ定義

形式

〔mcfttim  〔-t  "〔btim=時間監視間隔〕
                 〔mtim=未処理送信メッセージ滞留時間〕
                 〔rmtim=未処理受信メッセージ滞留時間〕"〕
          〔-p  "〔usertime=yes|no
                 〔timereqno=最大タイマ監視要求数〕
                 〔msgsize=最大メッセージ長〕
                 〔msgout=yes|no〕"〕〕

機能

MCFの時間監視に関する環境を定義します。

オプション

●-t

(オペランド)
btim=時間監視間隔 ~〈符号なし整数〉((1~60))《1》(単位:秒)
MCF通信サービスで使用する時間監視間隔を指定します。
MCFで時間監視をする場合,指定した時間が経過したかどうか,この間隔ごとに調べます。ほかのオペランドで指定した監視時間値の誤差は,時間監視間隔の大きさに影響して大きくなります。
mtim=未処理送信メッセージ滞留時間 ~〈符号なし整数〉((60~65535))《180》(単位:秒)
未処理送信メッセージの滞留時間を指定します。
MCFの終了処理時に出力キューに残っている未処理送信メッセージの滞留時間を監視します。終了処理が長時間終了しないのを防止できます。ただし,正常終了のときだけ有効です。
指定時間を超えても未処理送信メッセージが残っている場合は,送信されたものと見なして,終了処理を続行します。この場合,未処理送信メッセージを破棄して,未処理送信メッセージ廃棄通知イベントERREVTAが通知されます。
ただし,dc_mcf_execap関数によるタイマ起動要求メッセージは,未処理送信メッセージ滞留時間の監視対象とはなりません。OpenTP1の正常終了コマンド実行時にタイマ起動要求メッセージが残っていた場合は,すぐにタイマ起動要求メッセージが破棄され,ERREVTAが通知されます。
rmtim=未処理受信メッセージ滞留時間 ~〈符号なし整数〉((0~65535))《0》(単位:秒)
未処理受信メッセージの滞留時間を指定します。
MCFの終了処理時に入力キューに残っている未処理受信メッセージの滞留時間を監視します。終了処理が長時間終了しないのを防止できます。ただし,正常終了,計画停止Aのときだけ有効です。
指定時間を超えても未処理受信メッセージが残っている場合,MCFは異常終了します。
ここで0を指定した場合,時間を監視しません。入力キューに残っている未処理受信メッセージがなくなるまで待ちます。

●-p

(オペランド)
usertime=yes|no ~《no》
ユーザタイマ監視機能を使用するかどうかを指定します。
yes
ユーザタイマ監視機能を使用します。
no
ユーザタイマ監視機能を使用しません。
timereqno=最大タイマ監視要求数 ~〈符号なし整数〉((1~10000))《16》
ユーザタイマ監視の要求数の最大値を指定します。
msgsize=最大メッセージ長 ~〈符号なし整数〉((0~256))《0》(単位:バイト)
指定した時間を超えた場合に,起動するMHPに渡すメッセージのセグメントの最大長を指定します。
msgout=yes|no ~《no》
次に示す場合のメッセージを出力するかどうかを指定します。
  • ユーザタイマ監視の取り消し関数が,DCMCFER_PARAM_TIM_ID(C言語),または70910(COBOL言語)でエラーリターンした場合にKFCA16518-Iを出力します。
  • タイムアウト発生時にKFCA16519-Iを出力します。
yes
メッセージを出力します。
no
メッセージを出力しません。