メッセージキューサービス定義

形式

set形式

〔set que_xidnum=同時実行トランザクション数〕
〔set que_io_maxrecsize=遅延書き込み最大レコード長〕

コマンド形式

{{quegrp -g  キューグループID  -f  物理ファイル名
      〔-n  入出力バッファ数〕〔-m  保持メッセージ数〕
      〔-w  使用容量警告率〕〔-c  警告解除使用率〕}}

機能

入出力メッセージのキューイングを管理するための実行環境を定義します。

ここでは,物理ファイルに関する情報だけを定義します。

キューファイルに関する情報は,MCFからの要求によってメッセージキューサービスが動的に追加します。

キューファイルとは,メッセージキューサービスが物理ファイル上に割り当てる論理的なファイルのことです。この論理的なファイルには,入力キューおよび出力キューの二つがあります。それぞれ複数個作成できます。ただし,入力キューおよび出力キューを同一の物理ファイルに割り当てることはできません。

同一物理ファイル上に割り当てられた入力キューまたは出力キューは,同一定義下の環境(入出力バッファ数,保持メッセージ数など)を使用します。

説明

set形式のオペランド

que_xidnum=同時実行トランザクション数

 ~〈符号なし整数〉((1~4096))《256》

同時に実行するトランザクションの最大数を指定します。

MCFの処理によって発生するキューファイルに対する書き込み,および読み込み要求などを同時に実行するトランザクション数として,不足が発生しない数を指定します。

que_io_maxrecsize=遅延書き込み最大レコード長

 ~〈符号なし整数〉((0~32000))《0》(単位:バイト)

入出力メッセージを,物理ファイルへ遅延書き込みする場合,そのメッセージの最大レコード長を指定します。

0を指定した場合は,遅延書き込みをしません。

遅延書き込み要求を実行するためには,1トランザクションのメッセージの合計長より大きい値を指定する必要があります。

メッセージの合計長の計算式を次に示します。

メッセージの合計長=送受信メッセージ長+ユーザ情報長+セグメント数×16+物理ファイル上のレコード数×36
ユーザ情報長とは,"(0~960バイト)×メッセージ数"のMCFが独自に使用する情報の合計のことです。
物理ファイル上のレコード数=↑(送受信メッセージ長+ユーザ情報長+メッセージ数×16)/物理ファイルのレコード長-36↑
↑↑:小数点以下を切り上げます。

コマンド形式

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