ユーザサービスデフォルト定義

形式

set形式

〔set nice=プロセスの優先順位の変更〕
〔set parallel_count=常駐プロセス数〔,最大プロセス数〕〕
〔set hold=Y|N〕
〔set hold_recovery=Y|N〕
〔set deadlock_priority=デッドロックの優先順位〕
〔set schedule_priority=スケジュールの優先順位〕
〔set message_buflen=最大メッセージ長〕
〔set message_store_buflen=メッセージ格納バッファプール長〕
〔set trn_expiration_time=トランザクションブランチ限界経過時間〕
〔set trn_expiration_time_suspend=Y|N|F〕
〔set watch_next_chain_time=連鎖RPC間隔監視時間〕
〔set atomic_update=Y|N〕
〔set receive_from=queue|socket|none〕
〔set uap_trace_max=UAPトレース格納最大数〕
〔set uap_trace_file_put=Y|N〕
〔set term_watch_time=連続異常終了限界経過時間〕
〔set mcf_jnl_buff_size=MCFのジャーナルバッファの大きさ〕
〔set type=other|MHP〕
〔set balance_count=1プロセスが処理するサービス要求数〕
〔set uid=ユーザ識別子〕
〔set auto_restart=Y|N
〔set critical=Y|N
〔set lck_wait_priority=排他待ちの優先順位〕
〔set mcf_psv_id=アプリケーション起動プロセス識別子〕
〔set trn_cpu_time=トランザクションブランチCPU監視時間〕
〔set service_hold=Y|N
〔set service_priority_control=Y|N
〔set message_cell_size=スケジュールメッセージ格納セル長〕
〔set max_socket_msg=ソケット受信型サーバ受信メッセージ数の最大値〕
〔set max_socket_msglen=ソケット受信型サーバ受信メッセージ長の最大値〕
〔set trf_put=Y|N
〔set mcf_mgrid=アプリケーション起動プロセスの属するMCFマネジャ識別子〕
〔set mcf_service_max_count=MCF通信関数発行回数上限値〕
〔set trn_statistics_item=統計情報項目〔,統計情報項目〕…〕
〔set node_down_restart=Y|N〕
〔set rpc_response_statistics=Y|N
〔set server_type="betran"|"xatmi"|"xatmi_cbl〕
〔set trn_rm_open_close_scope=process|transaction〕
〔set trn_optimum_item=トランザクション最適化項目
                   〔,トランザクション最適化項目〕…〕
〔set purge_msgget=Y|N
〔set cancel_normal_terminate=Y|N
〔set prc_abort_signal=アボート用シグナル番号〕
〔set rpc_service_retry_count=サービスのリトライ回数の最大値〕
〔set rpc_extend_function=RPCサービスの機能拡張レベル〕
〔set max_socket_descriptors=ソケット用ファイル記述子の最大数〕
〔set max_open_fds=UAPプロセスでアクセスするファイルおよびパイプの最大数〕
〔set service_term_watch_time=連続サービス異常終了限界経過時間〕
〔set termed_after_service=Y|N
〔set xat_trn_expiration_time=同期点処理の限界経過監視時間〕
〔set xat_osi_usr=Y|N
〔set rpc_trace=Y|N〕
〔set rpc_trace_name="RPCトレースを取得するファイル名"〕
〔set rpc_trace_size=RPCトレースを取得するファイルのサイズ〕
〔set trn_rollback_information_put=no|self|remote|all〕
〔set schedule_method=msgque|namedpipe〕
〔set service_wait_time=ユーザサーバの非常駐プロセスのサービス
                       要求待ち時間〕
〔set mcf_spp_oj=Y|N〕
〔set adm_message_option=メッセージ出力指定〕
〔set trn_watch_time=トランザクション同期点処理時の最大通信待ち時間〕
〔set trn_limit_time=トランザクションブランチ最大実行可能時間〕
〔set trn_rollback_response_receive=Y|N〕
〔set trn_partial_recovery_type=type1|type2|type3〕
〔set rpc_destination_mode=namdonly|namd|definition
〔set rpc_rap_auto_connect=Y|N〕
〔set rpc_rap_inquire_time=リモートAPI機能を使用して要求するサービス
                          の問い合わせ間隔最大時間〕
〔set rpc_request_cancel_for_timedout=Y|N〕
〔set status_change_when_terming=Y|N〕
〔set service_expiration_time=サービス関数開始から終了までの
                             実行監視時間〕
〔set multi_schedule=Y|N
〔set make_queue_on_starting=Y|N
〔set loadcheck_interval=負荷監視インタバル時間〕
〔set levelup_queue_count=U1,U2〕
〔set leveldown_queue_count=D0,D1〕
〔set ipc_sockctl_highwater=
                     ソケットの一時クローズ処理開始数パーセンテージ
                  〔,ソケットの一時クローズ処理非対象数パーセンテージ〕〕
〔set ipc_sockctl_watchtime=ソケット再利用可能監視時間〕
〔set ipc_conn_interval=コネクション確立監視時間〕
〔set ipc_send_interval=データ送信監視間隔〕
〔set ipc_send_count=データ送信監視回数〕
〔set ipc_header_recv_time=通信制御データの受信監視時間〕
〔set rpc_send_retry_count=TCP/IPコネクションの接続時にエラーが発生した
                          場合のリトライ回数〕
〔set rpc_send_retry_interval=TCP/IPコネクションの接続時にエラーが発生し
                             た場合のリトライ間隔〕
〔set ipc_recvbuf_size=TCP/IPの受信バッファサイズ〕
〔set ipc_sendbuf_size=TCP/IPの送信バッファサイズ〕
〔set ipc_listen_sockbufset=Y|N
〔set polling_control_data=Y|N
〔set thread_yield_interval=ソケットの再利用指示を受信できる契機を
                           与えるインタバル時間〕
〔set groups=グループ識別子〔,グループ識別子〕…〕
〔set loadlevel_message=Y|N|A〕
〔set ipc_backlog_count=コネクション確立要求を格納するキューの長さ〕
〔set rpc_buffer_pool_max=プーリングするバッファ数〕
〔set schedule_delay_limit=スケジュール遅延限界経過時間〕
〔set schedule_delay_abort=Y|N
〔set rap_autoconnect_con_error_msg=Y|N〕
〔set core_shm_suppress=Y|N
〔set xat_connect_resp_time=通信イベント処理用SPPのアソシエーション確立の
                           最大応答待ち時間〕
〔set scd_poolfull_check_interval=KFCA00853-Eメッセージ出力インタバル
                                 時間〕
〔set scd_poolfull_check_count=KFCA00853-Eメッセージ出力判断値〕
〔set scd_pool_warning_use_rate=警告メッセージの出力判断値になるメッセージ
                               格納バッファプール使用率の上限値〕
〔set scd_pool_warning_interval=メッセージ格納バッファプール使用率超過時の
                               警告メッセージ出力インタバル時間〕
〔set ipc_tcpnodelay=Y|N
〔set stay_watch_queue_count=スケジュールキューの滞留監視判定を開始する際
                            の判断になるサービス要求滞留数〕
〔set stay_watch_check_rate=スケジュールキューの滞留監視判定処理で使用する
                           サービス要求の処理率〕
〔set stay_watch_abort=Y|N
〔set stay_watch_start_interval=スケジュールキューの滞留監視インタバル
                               時間〕
〔set stay_watch_check_interval=スケジュールキューの滞留監視判定インタバル
                               時間〕
〔set trn_completion_limit_time=トランザクション完了限界時間〕
〔set rap_message_id_change_level=メッセージIDの変更レベル〕
〔set log_audit_out_suppress=Y|N
〔set log_audit_message=監査ログを取得する項目のメッセージID〕
                    〔,監査ログを取得する項目のメッセージID〕…〕
〔set mcf_prf_trace=Y|N〕
〔set scd_refresh_process=Y|N〕
〔set rap_extend_function=リモートAPI機能機能拡張レベル〕
〔set prc_coredump_filter=coreファイルに共有メモリを含めるかの判断値〕
〔set watch_time=最大応答待ち時間〕

コマンド形式

trnrmid  -n  リソースマネジャ名
          -i  リソースマネジャ拡張子〔,リソースマネジャ拡張子〕…
        〔-k〕〕
scdbufgrp  -g  スケジュールバッファグループ名
          {〔-s  メッセージ格納バッファ使用制限サイズ〕|
           〔-p  メッセージ格納バッファ使用制限率〕}〕
scdmulti  〔-g  マルチスケジューラグループ名〕〕
scdsvcdef 〔-c  サービス名〕
           〔-p  同時実行可能なサービス数〕
           〔-n  キューイング可能なサービス要求数〕
           〔-l  キューイング可能なメッセージ格納バッファプール長〕〕

putenv形式

{{〔putenv  環境変数名  環境変数値〕}}
〔putenv  XAT_CONNECT_RESP_TIME  通信イベント処理用SPPのアソシエーション
                                確立の最大応答待ち時間〕

dcputenv形式

{{〔dcputenv  環境変数名  環境変数値〕}}

機能

ユーザサービス定義の省略時解釈値を定義します。

また,rapリスナーサービス定義の省略時解釈値を定義します。ただし,rapリスナーサービス定義に反映されないオペランドおよび指定値がありますので,詳細は「rapリスナーサービス定義」の注意事項を参照してください。

説明

set形式のオペランド

nice=プロセスの優先順位の変更

 ~〈符号なし整数〉((0~39))《0》

ユーザサービス定義のniceオペランドの省略時解釈値を指定します。

parallel_count=常駐プロセス数〔,最大プロセス数

 ~〈符号なし整数〉((0~1024))《1》

ユーザサービス定義のparallel_countオペランドの省略時解釈値を指定します。

hold=Y|N

 ~《Y》

ユーザサービス定義のholdオペランドの省略時解釈値を指定します。

hold_recovery=Y|N

 ~《Y》

ユーザサービス定義のhold_recoveryオペランドの省略時解釈値を指定します。

システム環境定義のstart_scheduling_timingオペランドにBEFOREを指定した場合,このオペランドの指定に関係なく,閉塞状態は引き継がれません。閉塞状態を引き継ぐ場合は,スケジュールサービス定義のscd_hold_recoveryオペランドにFを指定してください。各オペランド指定による閉塞状態の引き継ぎについては,スケジュールサービス定義のscd_hold_recoveryオペランドを参照してください。

deadlock_priority=デッドロックの優先順位

 ~〈符号なし整数〉((1~127))《64》

ユーザサービス定義のdeadlock_priorityオペランドの省略時解釈値を指定します。

schedule_priority=スケジュールの優先順位

 ~〈符号なし整数〉((1~16))《8》

ユーザサービス定義のschedule_priorityオペランドの省略時解釈値を指定します。

message_buflen=最大メッセージ長

 ~〈符号なし整数〉((1024~31457280))《4096》(単位:バイト)

ユーザサービス定義のmessage_buflenオペランドの省略時解釈値を指定します。

message_store_buflen=メッセージ格納バッファプール長

 ~〈符号なし整数〉((1024~31457280))《4096》(単位:バイト)

ユーザサービス定義のmessage_store_buflenオペランドの省略時解釈値を指定します。

trn_expiration_time=トランザクションブランチ限界経過時間

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))(単位:秒)

ユーザサービス定義のtrn_expiration_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。

trn_expiration_time_suspend=Y|N|F

ユーザサービス定義のtrn_expiration_time_suspendオペランドの省略時解釈値を指定します。

このオペランドと各種タイマ監視との関係については,「付録A.2 トランザクションの時間監視」を参照してください。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。

watch_next_chain_time=連鎖RPC間隔監視時間

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))《180》(単位:秒)

ユーザサービス定義のwatch_next_chain_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

このオペランドと各種タイマ監視との関係については,「付録A.2 トランザクションの時間監視」を参照してください。

atomic_update=Y|N

 ~《Y》

ユーザサービス定義のatomic_updateオペランドの省略時解釈値を指定します。

receive_from=queue|socket|none

 ~《queue》

ユーザサービス定義のreceive_fromオペランドの省略時解釈値を指定します。

uap_trace_max=UAPトレース格納最大数

 ~〈符号なし整数〉((0~4095))《32》

ユーザサービス定義のuap_trace_maxオペランドの省略時解釈値を指定します。

uap_trace_file_put=Y|N

ユーザサービス定義のuap_trace_file_putオペランドの省略時解釈値を指定します。ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

term_watch_time=連続異常終了限界経過時間

 ~〈符号なし整数〉((0~32767))《30》(単位:分)

ユーザサービス定義のterm_watch_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

mcf_jnl_buff_size=MCFのジャーナルバッファの大きさ

 ~〈符号なし整数〉((4096~131072)))(単位:バイト)

ユーザサービス定義のmcf_jnl_buff_sizeオペランドの省略時解釈値を指定します。

type=other|MHP

 ~《other》

ユーザサービス定義のtypeオペランドの省略時解釈値を指定します。

balance_count=1プロセスが処理するサービス要求数

 ~〈符号なし整数〉((0~512))《3》

ユーザサービス定義のbalance_countオペランドの省略時解釈値を指定します。

uid=ユーザ識別子

 ~〈符号なし整数〉((0~4294967294))

ユーザサービス定義のuidオペランドの省略時解釈値を指定します。

省略した場合,OpenTP1管理者のユーザIDを仮定します。

最大値はOSに依存するので,使用しているOSのマニュアルを参照してください。

auto_restart=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のauto_restartオペランドの省略時解釈値を指定します。

critical=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のcriticalオペランドの省略時解釈値を指定します。

lck_wait_priority=排他待ちの優先順位

 ~〈符号なし整数〉((0~127))《0》

ユーザサービス定義のlck_wait_priorityオペランドの省略時解釈値を指定します。

mcf_psv_id=アプリケーション起動プロセス識別子

 ~〈16進数字〉((01~ff))

ユーザサービス定義のmcf_psv_idオペランドの省略時解釈値を指定します。

trn_cpu_time=トランザクションブランチCPU監視時間

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))(単位:秒)

ユーザサービス定義のtrn_cpu_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。

service_hold=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のservice_holdオペランドの省略時解釈値を指定します。

service_priority_control=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のservice_priority_controlオペランドの省略時解釈値を指定します。

message_cell_size=スケジュールメッセージ格納セル長

 ~〈符号なし整数〉((512~31457280))《512》(単位:バイト)

ユーザサービス定義のmessage_cell_sizeオペランドの省略時解釈値を指定します。

max_socket_msg=ソケット受信型サーバ受信メッセージ数の最大値

 ~〈符号なし整数〉((1~500))《100》

ユーザサービス定義のmax_socket_msgオペランドの省略時解釈値を指定します。

max_socket_msglen=ソケット受信型サーバ受信メッセージ長の最大値

 ~〈符号なし整数〉((1~30270))《10240》(単位:キロバイト)

ユーザサービス定義のmax_socket_msglenオペランドの省略時解釈値を指定します。

trf_put=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のtrf_putオペランドの省略時解釈値を指定します。

mcf_mgrid=アプリケーション起動プロセスの属するMCFマネジャ識別子

 ~〈識別子〉((A~Z,a~z))《A》

ユーザサービス定義のmcf_mgridオペランドの省略時解釈値を指定します。

mcf_service_max_count=MCF通信関数発行回数上限値

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))

ユーザサービス定義のmcf_service_max_countオペランドの省略時解釈値を指定します。

trn_statistics_item=統計情報項目〔,統計情報項目〕…

ユーザサービス定義のtrn_statistics_itemオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。

node_down_restart=Y|N

 ~《Y》

ユーザサービス定義のnode_down_restartオペランドの省略時解釈値を指定します。

rpc_response_statistics=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のrpc_response_statisticsオペランドの省略時解釈値を指定します。

server_type="betran"|"xatmi"|"xatmi_cbl"

 ~《"betran"》

ユーザサービス定義のserver_typeオペランドの省略時解釈値を指定します。

trn_rm_open_close_scope=process|transaction

ユーザサービス定義のtrn_rm_open_close_scopeオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。

trn_optimum_item=トランザクション最適化項目〔,トランザクション最適化項目〕…

ユーザサービス定義のtrn_optimum_itemオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。

purge_msgget=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のpurge_msggetオペランドの省略時解釈値を指定します。

cancel_normal_terminate=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のcancel_normal_terminateオペランドの省略時解釈値を指定します。

prc_abort_signal=アボート用シグナル番号

 ~〈符号なし整数〉((1~128))《3》

ユーザサービス定義のprc_abort_signalオペランドの省略時解釈値を指定します。

rpc_service_retry_count=サービスのリトライ回数の最大値

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))《0》

ユーザサービス定義のrpc_service_retry_countオペランドの省略時解釈値を指定します。

rpc_extend_function=RPCサービスの機能拡張レベル

 ~〈16進数字〉((00000000~0000000F))《00000000》

ユーザサービス定義のrpc_extend_functionオペランドの省略時解釈値を指定します。

max_socket_descriptors=ソケット用ファイル記述子の最大数

 ~〈符号なし整数〉((32~2032))

ユーザサービス定義のmax_socket_descriptorsオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

max_open_fds=UAPプロセスでアクセスするファイルおよびパイプの最大数

 ~〈符号なし整数〉((16~2016))《50》

ユーザサービス定義のmax_open_fdsオペランドの省略時解釈値を指定します。

service_term_watch_time=連続サービス異常終了限界経過時間

 ~〈符号なし整数〉((0~32767))《0》(単位:分)

ユーザサービス定義のservice_term_watch_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

termed_after_service=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のtermed_after_serviceオペランドの省略時解釈値を指定します。

xat_trn_expiration_time=同期点処理の限界経過監視時間

 ~〈符号なし整数〉((1~2147483647))《180》(単位:秒)

ユーザサービス定義のxat_trn_expiration_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

xat_osi_usr=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のxat_osi_usrオペランドの省略時解釈値を指定します。

rpc_trace=Y|N

ユーザサービス定義のrpc_traceオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,rapリスナーサービス定義およびユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

rpc_trace_name="RPCトレースを取得するファイル名"

 ~〈パス名〉

ユーザサービス定義のrpc_trace_nameオペランドの省略時解釈値を指定します。

パス名のうち,RPCトレースを取得するファイル名(デフォルトはrpctr)の最大長は,13文字です。

パス名に環境変数を指定する場合,パス名の先頭に環境変数を指定してください(指定例:$DCDIR/tmp/ファイル名)。

ここで指定を省略し,rapリスナーサービス定義およびユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

rpc_trace_size=RPCトレースを取得するファイルのサイズ

 ~〈符号なし整数〉((1024~2147483648))(単位:バイト)

ユーザサービス定義のrpc_trace_sizeオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,rapリスナーサービス定義およびユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

trn_rollback_information_put=no|self|remote|all

ユーザサービス定義のtrn_rollback_information_putオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。

schedule_method=msgque|namedpipe

 ~《msgque》

ユーザサービス定義のschedule_methodオペランドの省略時解釈値を指定します。

service_wait_time=ユーザサーバの非常駐プロセスのサービス要求待ち時間

 ~〈符号なし整数〉((1~4096))(単位:秒)

ユーザサービス定義のservice_wait_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

mcf_spp_oj=Y|N

 ~《Y》

ユーザサービス定義のmcf_spp_ojオペランドの省略時解釈値を指定します。

adm_message_option=メッセージ出力指定

 ~〈1けたの16進数〉《F》

ユーザサービス定義のadm_message_optionオペランドの省略時解釈値を指定します。

trn_watch_time=トランザクション同期点処理時の最大通信待ち時間

 ~〈符号なし整数〉((1~65535))(単位:秒)

ユーザサービス定義のtrn_watch_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。さらに,トランザクションサービス定義でも省略した場合,トランザクションを行ったユーザサーバのwatch_timeの値を仮定します。ただし,watch_timeに0を指定した場合は120秒を仮定します。

trn_limit_time=トランザクションブランチ最大実行可能時間

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))(単位:秒)

ユーザサービス定義のtrn_limit_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。

trn_rollback_response_receive=Y|N

ユーザサービス定義のtrn_rollback_response_receiveオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。

trn_partial_recovery_type=type1|type2|type3

ユーザサービス定義のtrn_partial_recovery_typeオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。

rpc_destination_mode=namdonly|namd|definition

 ~《definition》

ユーザサービス定義のrpc_destination_modeオペランドの省略時解釈値を指定します。

rpc_rap_auto_connect=Y|N

 ~《Y》

ユーザサービス定義のrpc_rap_auto_connectオペランドの省略時解釈値を指定します。

rpc_rap_inquire_time=リモートAPI機能を使用して要求するサービスの問い合わせ間隔最大時間

 ~〈符号なし整数〉((0~1048575))《0》(単位:秒)

ユーザサービス定義のrpc_rap_inquire_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

rpc_request_cancel_for_timedout=Y|N

 ~《Y》

ユーザサービス定義のrpc_request_cancel_for_timedoutオペランドの省略時解釈値を指定します。

status_change_when_terming=Y|N

 ~《Y》

ユーザサービス定義のstatus_change_when_termingオペランドの省略時解釈値を指定します。

service_expiration_time=サービス関数開始から終了までの実行監視時間

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))《0》(単位:秒)

ユーザサービス定義のservice_expiration_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

multi_schedule=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のmulti_scheduleオペランドの省略時解釈値を指定します。

make_queue_on_starting=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のmake_queue_on_startingオペランドの省略時解釈値を指定します。

loadcheck_interval=負荷監視インタバル時間

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))

ユーザサービス定義のloadcheck_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。

levelup_queue_count=U1,U2

leveldown_queue_count=D0,D1

 ~〈符号なし整数〉((0~32767))

ユーザサービス定義のlevelup_queue_countオペランド,およびleveldown_queue_countオペランドの省略時解釈値を指定します。

U1
サーバの負荷レベルがLEVEL1に上がったと判断するサービス要求滞留数
U2
サーバの負荷レベルがLEVEL2に上がったと判断するサービス要求滞留数
D0
サーバの負荷レベルがLEVEL0に下がったと判断するサービス要求滞留数
D1
サーバの負荷レベルがLEVEL1に下がったと判断するサービス要求滞留数

ipc_sockctl_highwater=ソケットの一時クローズ処理開始数パーセンテージ〔,ソケットの一時クローズ処理非対象数パーセンテージ

 ~〈符号なし整数〉((0~100))《100,0》

ユーザサービス定義のipc_sockctl_highwaterオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

ipc_sockctl_watchtime=ソケット再利用可能監視時間

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))《180》(単位:秒)

ユーザサービス定義のipc_sockctl_watchtimeオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

ipc_conn_interval=コネクション確立監視時間

 ~〈符号なし整数〉((8~65535))《8》(単位:秒)

ユーザサービス定義のipc_conn_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

ipc_send_interval=データ送信監視間隔

 ~〈符号なし整数〉((5~32767))《5》(単位:秒)

ユーザサービス定義のipc_send_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

ipc_send_count=データ送信監視回数

 ~〈符号なし整数〉((1~32767))《5》

ユーザサービス定義のipc_send_countオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

ipc_header_recv_time=通信制御データの受信監視時間

 ~〈符号なし整数〉((5~32767))《10》(単位:秒)

ユーザサービス定義のipc_header_recv_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

rpc_send_retry_count=TCP/IPコネクションの接続時にエラーが発生した場合のリトライ回数

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))《0》

ユーザサービス定義のrpc_send_retry_countオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

rpc_send_retry_interval=TCP/IPコネクションの接続時にエラーが発生した場合のリトライ間隔

 ~〈符号なし整数〉((0~300000))《0》(単位:ミリ秒)

ユーザサービス定義のrpc_send_retry_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

ipc_listen_sockbufset=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のipc_listen_sockbufsetオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

ipc_recvbuf_size=TCP/IPの受信バッファサイズ

 ~〈符号なし整数〉((0,8192~1048576))《8192》(単位:バイト)

ユーザサービス定義のipc_recvbuf_sizeオペランドの省略時解釈値を指定します。

ipc_sendbuf_size=TCP/IPの送信バッファサイズ

 ~〈符号なし整数〉((0,8192~1048576))《8192》(単位:バイト)

ユーザサービス定義のipc_sendbuf_sizeオペランドの省略時解釈値を指定します。

polling_control_data=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のpolling_control_dataオペランドの省略時解釈値を指定します。

thread_yield_interval=ソケットの再利用指示を受信できる契機を与えるインタバル時間

 ~〈符号なし整数〉((1~86400))《90》(単位:秒)

ユーザサービス定義のthread_yield_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。

groups=グループ識別子〔,グループ識別子〕

 ~〈符号なし整数〉((0~4294967294))

ユーザサービス定義のgroupsオペランドの省略時解釈値を指定します。

最大値はOSに依存するので,使用しているOSのマニュアルを参照してください。

loadlevel_message=Y|N|A

 ~《N》

ユーザサービス定義のloadlevel_messageオペランドの省略時解釈値を指定します。

ipc_backlog_count=コネクション確立要求を格納するキューの長さ

 ~〈符号なし整数〉((0~4096))《0》

ユーザサービス定義のipc_backlog_countオペランドの省略時解釈値を指定します。

rpc_buffer_pool_max=プーリングするバッファ数

 ~〈符号なし整数〉((1~64))《64》

ユーザサービス定義のrpc_buffer_pool_maxオペランドの省略時解釈値を指定します。

schedule_delay_limit=スケジュール遅延限界経過時間

 ~〈符号なし整数〉((0~32767))《0》(単位:秒)

ユーザサービス定義のschedule_delay_limitオペランドの省略時解釈値を指定します。

schedule_delay_abort=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のschedule_delay_abortオペランドの省略時解釈値を指定します。

rap_autoconnect_con_error_msg=Y|N

 ~《Y》

ユーザサービス定義のrap_autoconnect_con_error_msgオペランドの省略時解釈値を指定します。

core_shm_suppress=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のcore_shm_suppressオペランドの省略時解釈値を指定します。

xat_connect_resp_time=通信イベント処理用SPPのアソシエーション確立の最大応答待ち時間

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))《180》(単位:秒)

ユーザサービス定義のset形式のxat_connect_resp_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。このオペランドとputenv形式のXAT_CONNECT_RESP_TIMEオペランドの両方を指定した場合は,このオペランドの指定が優先され,putenv形式のXAT_CONNECT_RESP_TIMEオペランドの指定は無視されます。

scd_poolfull_check_interval=KFCA00853-Eメッセージ出力インタバル時間

 ~〈符号なし整数〉((0~32767))《0》(単位:秒)

ユーザサービス定義のscd_poolfull_check_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。

scd_poolfull_check_count=KFCA00853-Eメッセージ出力判断値

 ~〈符号なし整数〉((1~32767))《10》(単位:回)

ユーザサービス定義のscd_poolfull_check_countオペランドの省略時解釈値を指定します。

scd_pool_warning_use_rate=警告メッセージの出力判断値になるメッセージ格納バッファプール使用率の上限値

 ~〈符号なし整数〉((0~99))《0》(単位:%)

ユーザサービス定義のscd_pool_warning_use_rateオペランドの省略時解釈値を指定します。

scd_pool_warning_interval=メッセージ格納バッファプール使用率超過時の警告メッセージ出力インタバル時間

 ~〈符号なし整数〉((0~32767))《0》(単位:秒)

ユーザサービス定義のscd_pool_warning_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。

ipc_tcpnodelay=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のipc_tcpnodelayオペランドの省略時解釈値を指定します。

stay_watch_queue_count=スケジュールキューの滞留監視判定を開始する際の判断になるサービス要求滞留数

 ~〈符号なし整数〉((0~32767))《0》

ユーザサービス定義のstay_watch_queue_countオペランドの省略時解釈値を指定します。ここで0を指定または指定を省略し,ユーザサービス定義でも指定を省略した場合,スケジュールキューの滞留監視をしません。

stay_watch_check_rate=スケジュールキューの滞留監視判定処理で使用するサービス要求の処理率

 ~〈符号なし整数〉((1~100))(単位:%)

ユーザサービス定義のstay_watch_check_rateオペランドの省略時解釈値を指定します。このオペランドにデフォルト値はありません。ユーザサービス定義を省略する場合は,このオペランドを必ず指定してください。指定を省略した場合,定義不正のためサーバ起動処理が中止されます。

stay_watch_abort=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のstay_watch_abortオペランドの省略時解釈値を指定します。

stay_watch_start_interval=スケジュールキューの滞留監視インタバル時間

 ~〈符号なし整数〉((1~32767))《10》(単位:秒)

ユーザサービス定義のstay_watch_start_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。

stay_watch_check_interval=スケジュールキューの滞留監視判定インタバル時間

 ~〈符号なし整数〉((1~65534))《10》(単位:秒)

ユーザサービス定義のstay_watch_check_intervalオペランドの省略時解釈値を指定します。

trn_completion_limit_time=トランザクション完了限界時間

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))(単位:秒)

ユーザサービス定義のtrn_completion_limit_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,トランザクションサービス定義の値を仮定します。

rap_message_id_change_level=メッセージIDの変更レベル

 ~〈符号なし整数〉((0~2))《0》

ユーザサービス定義またはrapリスナーサービス定義のrap_message_id_change_levelオペランドの省略時解釈値を指定します。このオペランドの指定値と出力されるメッセージの対応についてはrapリスナーサービス定義のrap_message_id_change_levelオペランドを参照してください。

log_audit_out_suppress=Y|N

 ~《N》

ユーザサービス定義のlog_audit_out_suppressオペランドの省略時解釈値を指定します。

log_audit_message=監査ログを取得する項目のメッセージID〔,監査ログを取得する項目のメッセージID〕…

 ~〈符号なし整数〉((33400~99999))

ユーザサービス定義のlog_audit_messageオペランドの省略時解釈値を指定します。

mcf_prf_trace=Y|N

 ~《Y》

ユーザサービス定義のmcf_prf_traceオペランドの省略時解釈値を指定します。

scd_refresh_process=Y|N

ユーザサービス定義のscd_refresh_processオペランドの省略時解釈値を指定します。

rap_extend_function=リモートAPI機能の機能拡張レベル

 ~〈16進数字〉((00000000~00000001)) 《00000000》

ユーザサービス定義のrap_extend_functionオペランドの省略時解釈値を指定します。

prc_coredump_filter=coreファイルに共有メモリを含めるかの判断値

 ~〈符号なし整数〉((1,3))

ユーザサービス定義のprc_coredump_filterオペランドの省略時解釈値を指定します。

watch_time=最大応答待ち時間

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))(単位:秒)

ユーザサービス定義のwatch_timeオペランドの省略時解釈値を指定します。

ここで指定を省略し,ユーザサービス定義でも省略した場合,システム共通定義の値を仮定します。

コマンド形式

次のページに記述しています。

putenv形式のオペランド

環境変数名 環境変数値

 ~〈文字列〉

ユーザサービス定義の環境変数名の省略時解釈値を指定します。

XAT_CONNECT_RESP_TIME 通信イベント処理用SPPのアソシエーション確立の最大応答待ち時間

 ~〈符号なし整数〉((0~65535))《180》(単位:秒)

ユーザサービス定義のputenv形式のXAT_CONNECT_RESP_TIMEオペランドの省略時解釈値を指定します。このオペランドとset形式のxat_connect_resp_timeオペランドの両方を指定した場合は,このオペランドの指定は無視され,set形式のxat_connect_resp_timeオペランドの指定が優先されます。

dcputenv形式のオペランド

環境変数名 環境変数値

 ~〈文字列〉

ユーザサービス定義の環境変数名の省略時解釈値を指定します。