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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


付録C.4 注意事項

  1. マルチスケジューラ機能はTP1/Extension 1をインストールしていることが前提です。TP1/Extension 1をインストールしていない場合の動作は保証されません。

    マルチスケジューラ機能の詳細は,マニュアル「OpenTP1 システム定義」または「OpenTP1 クライアント使用の手引 TP1/Client/W,TP1/Client/P編」を参照してください。

  2. マルチスケジューラ機能を適用する場合には,システム定義の変更に加えて,スケジューラデーモンの増加に伴うカーネルパラメータの変更が必要となる場合があります。

  3. OpenTP1システム内の同一サービスグループに,マルチスケジューラ機能を使用しているユーザサーバと,マルチスケジューラ機能を使用していないユーザサーバが混在する場合,次のことに注意してください。

    • マルチスケジューラ機能を使用したサービス要求は,マルチスケジューラ機能を使用しているユーザサーバに優先して負荷分散されます。

    • マルチスケジューラ機能を使用したサービス要求は,マルチスケジューラ機能を使用しているユーザサーバが高負荷状態でも,マルチスケジューラ機能を使用していないユーザサーバには負荷分散されません。マルチスケジューラ機能を使用しているユーザサーバが高負荷状態の場合に,マルチスケジューラ機能を使用していないユーザサーバに負荷分散するには,スケジュールサービス定義のscdmulti定義コマンドに-tオプションを指定してください。scdmulti定義コマンドの詳細については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」のスケジュールサービス定義を参照してください。