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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


3.11.1 MCFのプロセスの種類

MCFのプロセス(MCF通信プロセス,アプリケーション起動プロセス)について説明します。

〈この項の構成〉

(1) MCF通信プロセス

MCF通信プロセスは,自OpenTP1システムと相手システムが通信するときに使うプロセスです。UAPが次に示す関数で相手システムと通信するときに,MCF通信プロセスを使います。

MCF通信プロセスは,通信プロトコル対応製品ごとに作成します。一つのOpenTP1システムで異なる複数の通信プロトコルを使って通信する場合は,それぞれの通信プロトコル対応製品ごとに,MCF通信プロセスを定義します。

(2) アプリケーション起動プロセス

アプリケーション起動プロセスは,自OpenTP1システム内部のMHPにメッセージを渡すときに使います。

アプリケーション起動プロセスを使うのは,次に示す機能を実行した場合です。

アプリケーション起動プロセスは,ほかのシステムとの通信では使いません(通信プロトコルに依存しません)。通常,アプリケーション起動プロセスはノードに一つ定義します。