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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


3.10.10 コネクション解放通知イベント(CCLSEVT,VCLSEVT)

CCLSEVT(VCLSEVT)は,MCFおよび通信管理プログラムが相手システムとのコネクションを解放したときに通知されます。CCLSEVT(VCLSEVT)が通知されることで,コネクションが解放されたことがMHPでわかります。

コネクション解放の通知方法は,プロトコル製品によって異なります。CCLSEVT(VCLSEVT)が通知される形式については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル」の該当するプロトコル編を参照してください。

CCLSEVT(VCLSEVT)の概要を次の図に示します。

図3‒33 CCLSEVT(VCLSEVT)の概要

[図データ]

  1. 自OpenTP1システム,または相手システムからコネクションの解放を要求して,コネクションを解放します。この例では,自OpenTP1システムからコネクションの解放を要求します。プロトコル製品によっては,相手システムから応答が返らない場合もあります。

  2. コネクションが解放されると,CCLSEVT(VCLSEVT)が通知されて,MCFイベント処理用MHPがスケジュールされます。

  3. MCFイベント処理用MHPでは,CCLSEVT(VCLSEVT)で通知された内容に合わせた処理をします。