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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


2.8 ジャーナルデータの編集

jnlrputコマンドの実行結果をリダイレクトして出力したファイル(jnlrputコマンド出力ファイル)を,UAPから関数で編集できます。ジャーナルデータの編集は,COBOL言語のAPIでだけできます。C言語のAPIはありません。

UAPでは,次に示す手順で関数を呼び出します。

  1. jnlrput出力ファイルを,CBLDCJUP('OPENRPT ')でオープンします。

  2. ジャーナルデータを,CBLDCJUP('RDGETRPT')で入力します。ジャーナルデータの種別ごとに一つずつ入力します。必要なジャーナルデータをすべて入力するまで,CBLDCJUP('RDGETRPT')を呼び出します。

  3. UAPの処理で編集します。

  4. jnlrput出力ファイルを,CBLDCJUP('CLOSERPT')でクローズします。

ジャーナルデータを編集できるのは,オフラインの業務をするUAPだけです。ほかのUAPからは,jnlrputコマンド出力結果ファイルへアクセスしないでください。

ジャーナルデータを編集する機能は,TP1/Server Baseの場合だけ使えます。TP1/LiNKでは,ジャーナルデータを編集するAPIは使えません。

ジャーナルデータの編集を次の図に示します。

図2‒54 ジャーナルデータの編集

[図データ]