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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


2.3.7 ヒューリスティック発生時の処置

ノード間で通信障害が起こって,トランザクションブランチ間で連絡できなくなった場合,各ノードでコマンドを実行して同期点を取得する必要があります。各ノードで同期点を取得すると,グローバルトランザクションの中で,あるトランザクションブランチがコミット,あるトランザクションブランチがロールバックとなることがあります。このように,ノードごとに同期点を取得することをヒューリスティック決定といいます。ヒューリスティック決定の状態のときは,UAPでグローバルトランザクションの同期点を取得しようとすると,関数がエラーリターンします。ヒューリスティック決定が原因で,関数がエラーリターンする値を次に示します。

このリターン値が戻る原因になったUAPやリソースマネジャ,およびグローバルトランザクションの同期点の結果は,メッセージログファイルの内容を参照して確認してください。