Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


2.1.15 サービス関数実行時間の監視

SPPのサービス関数開始から終了までの実行時間を監視できます。この機能はユーザ作成のサービス関数が,不具合によってダイナミックループしているような場合に,このサービスを打ち切るのに有効です。指定した監視時間を過ぎてもサービス関数がリターンしない場合,このSPPプロセスを強制終了させます。

サービス関数の実行時間を監視するにはユーザサービス定義のservice_expiration_timeオペランドに値を指定してください。

この機能は,SPPだけで動作し,MHPでは動作しません。また,OSI TPプロトコルを使用したXATMIインタフェースや,DCEプロトコルを使用したTxRPCインタフェースで稼働するSPPでは,この機能は動作しません。

サービス関数実行時間の監視の概要を次の図に示します。

図2‒14 サービス関数実行時間の監視の概要

[図データ]