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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


1.3.5 アプリケーションプログラムの環境設定

作成したUAPの実行形式ファイルを,OpenTP1のユーザサーバとして使えるように,環境設定します。

〈この項の構成〉

(1) UAPを格納するディレクトリ

作成したUAPの実行形式ファイルは,$DCDIR/aplib/ディレクトリ($DCDIRは,OpenTP1ホームディレクトリを示します)に格納します。

(2) UAPの登録

UAPの実行形式ファイルを,OpenTP1に登録します。OpenTP1のUAPは,サービスを提供することからユーザサーバといいます。

(a) UAPの登録方法

OpenTP1にUAPを登録するときに,実行環境を設定します。実行環境を設定する方法を次に示します。

  • TP1/Server Baseの場合

    ユーザサービス定義で設定します。

  • TP1/LiNKの場合

    UNIXの場合はdcsysset -uコマンドを,Windowsの場合は[アプリケーション管理]アイコンを使います。

(b) ユーザサーバ名

OpenTP1でUAPを操作するときに使う名称をユーザサーバ名といいます。ユーザサーバ名は,次のようになります。

  • TP1/Server Baseの場合

    ユーザサービス定義のファイル名です。

  • TP1/LiNKの場合

    UAPの環境を設定するときに,実行形式ファイル名に対応させてユーザサーバ名を任意で付けます。

(3) UAPの名称の関係

UAPとして作成するプログラムの名称について説明します。