TAMファイルを構成する一つ一つのデータをレコードといいます。TAMファイルのキーとレコードは,メモリにロードされます。実際のファイルでなく,メモリへのキーアクセスによって,UAPからの高速アクセスを実現できます。このインデクス部とデータ部をTAMテーブルといいます。
TAMテーブルは,レコードに対応させるキーがあるインデクス部と,レコードがあるデータ部から構成されます。
インデクス種別には,ハッシュ形式とツリー形式があります。ハッシュ形式とツリー形式では,キーとレコードの対応のさせ方が異なります。また,TAMテーブルにアクセスするときは,使うTAMテーブルのインデクス種別を確認してから,UAPを作成してください。異なるインデクス種別のTAMテーブルにアクセスすると,UAPのTAMアクセス関数はエラーリターンします。
TAMテーブルには,オンラインでだけアクセスできます。オフライン環境ではTAMテーブルにはアクセスできません。また,UAPからTAMテーブルにアクセスするときは,TAMサービス定義で指定したアクセス形態に従ってください。定義されていないアクセスをすると,UAPのTAMアクセス関数はエラーリターンします。
TAMファイルの構成を次の図に示します。
図4-6 TAMファイルの構成