OpenTP1のコマンド(mcfuevtコマンド)を入力して,MHPを起動できます。メッセージ受信を契機に起動するMHPでも,mcfuevtコマンドで直接MHPを起動して,他システムへメッセージを送信できるようになります。
起動できるMHPは,非応答型(noans型)だけです。mcfuevtコマンドで起動するMHPには,noans型を指定してください。
mcfuevtコマンドで起動するMHPのアプリケーション名は,UCMDEVTとします。MCFアプリケーション定義アプリケーション属性定義mcfaalcapの-nオプションには,次の値を指定しておきます。
MHPを起動するときは,mcfuevtコマンドを実行します。mcfuevtコマンドの引数には,MCF通信プロセス識別子とMHPに渡す入力メッセージを指定します。
UCMDEVTを定義していない場合にmcfuevtコマンドを実行したときは,mcfuevtコマンドはエラーリターンします。このとき,ERREVT1は通知されません。
コマンドで起動するMHPは通信プロトコルに依存しないので,mcfuevtコマンドに指定するMCFのプロセスには,アプリケーション起動プロセスを指定することをお勧めします。
コマンドで起動したMHPの入力元論理端末名称は「@UCEVxxx」(xxxは,MCFプロセス識別子)となります。この入力元論理端末名称に対して,UAPからメッセージを送信すると,その関数はエラーリターンします。
コネクション名は「********」となります。
コマンドによるMHPの起動を次の図に示します。
図3-18 コマンドによるMHPの起動