3.6 メッセージ送受信

OpenTP1の基本機能(TP1/Server Base)にTP1/Message Controlを組み込んで使うと,広域ネットワーク(WAN)やTCP/IP,および従来型のネットワークを介して,メインフレームやWSとメッセージ送受信形態で通信できます。

メッセージを使って通信する場合は,MHPを使います。また,一部のメッセージ処理はSPPでも使えます。

メッセージ送受信機能は,システムにTP1/Message Controlが組み込まれていることが前提となります。また,OpenTP1の基本機能がTP1/Server Baseの場合だけ使えます。TP1/LiNKでMHPを作成するときは,TP1/Messagingが必要です。

メッセージ送受信形態の通信の概要を次の図に示します。

図3-5 メッセージ送受信形態の通信の概要

[図データ]

UOCについて
UAPによるメッセージの処理を,より多様な業務に対応させるために,ユーザオウンコーディング(UOC)を作成できます。UOCは業務に合わせて任意に作成します。
UOCの概要については,「3.9 ユーザオウンコーディング(UOC)」を参照してください。
<この節の構成>
3.6.1 メッセージの通信形態
3.6.2 メッセージの構造
3.6.3 メッセージの受信
3.6.4 メッセージの送信
3.6.5 同期型のメッセージ処理
3.6.6 継続問い合わせ応答の処理
3.6.7 メッセージの再送