UAPから関数を呼び出して,クラスタ/並列システムを構成するOpenTP1ノードのユーザサーバの状態を取得できます。ユーザサーバの状態を取得することで,UAPでマルチノードエリア,またはマルチノードサブエリアのユーザサーバの状態を監視できます。
取得できる状態を次に示します。
ユーザサーバの状態を取得する場合,連続して取得する方法と,指定したユーザサーバの状態だけを取得する方法があります。
OpenTP1ノードのノード識別子単位に,そのノードにあるすべてのユーザサーバの状態を取得します。
連続して状態を取得する場合は,取得したいノード識別子を指定したdc_adm_get_sv_status_begin関数を呼び出します。この関数を呼び出すと,指定したOpenTP1ノードにあるユーザサーバの個数がリターンされます。次に,dc_adm_get_sv_status_next関数を呼び出して,ユーザサーバの状態を取得します。該当するユーザサーバがなくなるまでdc_adm_get_sv_status_next関数を呼び出してから,最後にdc_adm_get_sv_status_done関数を呼び出して状態の取得を終了します。
dc_adm_get_sv_status_begin関数を呼び出したあとで,もう一度 dc_adm_get_sv_status_begin関数を呼び出すこと(dc_adm_get_sv_status_begin関数のネスト)はできません。
ユーザサーバの状態を連続して取得する手順を次の図に示します。
図7-3 ユーザサーバの状態を連続して取得する手順
一つのユーザサーバの状態を取得する場合は,dc_adm_get_sv_status関数を呼び出します。この関数を呼び出すと,関数に設定したノード識別子のユーザサーバに関する状態を取得できます。