2.10 OSI TPを使ったクライアント/サーバ形態の通信

OpenTP1のクライアント/サーバ形態の通信では,TCP/IPとOSI TPを通信プロトコルに使えます。ここでは,通信プロトコルにOSI TPを使う場合の概要について説明します。通信プロトコルにOSI TPを使う場合には,TP1/NET/LibraryTP1/NET/OSI-TP-ExtendedおよびOSI TPの通信管理をする製品が必要です。さらに,OpenTP1のシステムサービス(XATMI通信サービス)が必要です。

通信プロトコルにOSI TPを使ったクライアント/サーバ型の通信は,OpenTP1の基本機能がTP1/Server Baseの場合にだけできます。TP1/LiNKではOSI TP通信はできません。

OSI TPを使ったクライアント/サーバ形態の通信の形態を次の図に示します。

図2-56 OSI TPを使ったクライアント/サーバ形態の通信の形態

[図データ]

<この節の構成>
2.10.1 OSI TP通信で使うアプリケーションプログラム
2.10.2 通信イベント処理用SPP
2.10.3 OSI TP通信で障害が起こった場合