5.1.8 OpenTP1の機能とXATMIインタフェースの関係

<この項の構成>
(1) UAPトレース
(2) 統計情報
(3) RPCトレース
(4) オンラインテスタ

(1) UAPトレース

XATMIインタフェースの通信を使った場合にも,UAPトレースは取得します。UAPトレースについては,マニュアル「OpenTP1 テスタ・UAPトレース 使用の手引」を参照してください。

(2) 統計情報

システム稼働統計情報の取得は,RPCの情報に追加されます。ただし,該当バージョンのOpenTP1では,一部の障害情報は取得されません(XATMI独自の障害や,ユーザサーバの実行時間など)。特に,会話型サービスの形態はXATMIインタフェースの通信独自の通信方法なので,tpsend()とtprecv()などの障害の統計情報は取得できません。

(3) RPCトレース

RPCトレースも取得できます。ただし,該当バージョンのOpenTP1では,一部の障害情報は取得されません(XATMIインタフェース独自の障害など)。特に,会話型サービスの形態はXATMIインタフェースの通信独自の方法なので,tpsend()とtprecv()などについてのRPCトレースは取得できません。

(4) オンラインテスタ

XATMIインタフェースを使ったUAPをテストする場合,使えないオンラインテスタの機能があります。オンラインテスタの機能とXATMIインタフェースの関係を次の表に示します。

表5-5 オンラインテスタの機能とXATMIインタフェースの関係

オンラインテスタの機能XATMIインタフェースで使う通信プロトコル
TCP/IPOSI TP
クライアントUAPシミュレート機能×
サーバUAPシミュレート機能×
MCFシミュレート機能
資源更新処理無効化機能
運用コマンドシミュレート機能
テスタファイル作成・編集機能×
UAPトレース情報取得機能
UAPトレース情報マージ・編集機能
送信メッセージ編集機能
デバッガ連動機能×
(凡例)
○:該当する通信プロトコルで使えます。
×:該当する通信プロトコルでは使えません。
-:XATMIインタフェースの通信とは関係しません。