OpenTP1のUAPでは,サービスを提供するUAPがネットワークのどのノードにあるかを意識しなくても,UAPのサービスを関数呼び出しのように要求できます。このようなプロセス間通信をリモートプロシジャコール(RPC)といいます。OpenTP1のUAPで使えるリモートプロシジャコールには,次に示す3種類があります。
通信プロトコルにTCP/IPを使う場合には,上記3種類のリモートプロシジャコールを使えます。通信プロトコルにOSI TPを使う場合には,XATMIインタフェースだけを使えます。OSI TPを使う場合のリモートプロシジャコールについては,「2.10 OSI TPを使ったクライアント/サーバ形態の通信」および「5.1 XATMIインタフェース(クライアント/サーバ形態の通信)」を参照してください。
ここでは,OpenTP1独自のインタフェースのRPCについて説明します。XATMIインタフェースについては「5.1 XATMIインタフェース(クライアント/サーバ形態の通信)」を,TxRPCインタフェースについては「6.1 TxRPCインタフェースの通信」を参照してください。