OpenTP1の3種類のサンプル(Baseサンプル,DAMサンプル,TAMサンプル)に共通する準備手順について説明します。
サンプルを使う前には,OpenTP1の製品(TP1/Server Base,TP1/FS/Direct Access,TP1/FS/Table Access)を組み込んでおきます。この作業は,OpenTP1管理者が操作します。ここまでは,通常のOpenTP1の組み込み手順と同じです。
環境変数DCDIRにOpenTP1ホームディレクトリを設定します。
% setenv DCDIR /usr/betran <CR>
OpenTP1管理者のコマンドのサーチパスに,OpenTP1のコマンドのサーチパスと,サンプルで使うコマンドのサーチパスを追加します。
OpenTP1ホームディレクトリを/BeTRAN以外に変更した場合は,OpenTP1ホームディレクトリの環境に,サンプル一式をコピーします。OpenTP1ホームディレクトリを/BeTRANのままでサンプルを使う場合は,コピーする必要はありません。コピーするときは,UNIXのcp,tarなどのコマンドを使います。
コピーするときは,OpenTP1ホームディレクトリの下に,「8.1.2 サンプルのディレクトリ構成」で示す構成になるようにしてください。これ以外の構成とした場合,システムの動作は保証しません。
% cp -R /BeTRAN/examples $DCDIR <CR>
これで,OpenTP1のサンプルの環境設定は終了です。続けて,各サンプル固有の作業を実行します。