2.3 トランザクション制御

OpenTP1では,クライアント/サーバ形態の通信のトランザクション制御ができます。これによって,複数のプロセスにわたるUAPの処理を一つのトランザクションとして処理できます。OpenTP1のUAPで使えるトランザクション制御の関数には,次に示す2種類があります。

ここでは,OpenTP1独自のインタフェースについて説明します。TXインタフェースについては,「5.2 TXインタフェース(トランザクション制御)」を参照してください。

ここでは,クライアント/サーバ形態のUAPSUPSPP)のトランザクション制御について説明します。メッセージ送受信形態のUAP(MHP)のトランザクション制御については,「3.7 MCFのトランザクション制御」を参照してください。

<この節の構成>
2.3.1 クライアント/サーバ形態の通信のトランザクション
2.3.2 同期点の取得
2.3.3 トランザクション属性の指定
2.3.4 リモートプロシジャコールの形態と同期点の関係
2.3.5 トランザクションの最適化
2.3.6 現在のトランザクションに関する情報を報告
2.3.7 ヒューリスティック発生時の処置
2.3.8 トランザクション処理での注意事項