メッセージ送受信形態のUAPでは,OSIに準拠したプロトコル(OSAS/UA,OSI TP),TCP/IP,および 従来型のネットワークで接続されたホストと分散機間で,メッセージの送受信による通信ができます。主に,通信管理プログラムを介した広域ネットワーク(WAN)にある他システムとの通信で使います。
メッセージ送受信をするUAPとクライアント/サーバ形態のRPCを使うUAPでは,コーディングスタイルが異なります。クライアント/サーバ形態の処理で使うUAPとは別に,メッセージ送受信専用のUAPとして作成します。
メッセージ送受信形態のUAPを使うノードには,OpenTP1のメッセージ送受信機能(TP1/Message Control,TP1/NET/Library)と通信プロトコル対応製品(TP1/NET/***)が必要です。このマニュアルでは,OpenTP1のメッセージ送受信機能(TP1/Message Control,TP1/NET/Library)と通信プロトコル対応製品を総称して,以降MCF(Message Control Facility)またはMCFサービスと表記します。
メッセージ送受信形態のUAPの概要を次の図に示します。
図1-3 メッセージ送受信形態のUAPの概要