2.8 ジャーナルデータの編集

jnlrputコマンドの実行結果をリダイレクトして出力したファイル(jnlrputコマンド出力ファイル)を,UAPから関数で編集できます。ジャーナルデータの編集は,COBOL言語のAPIでだけできます。C言語のAPIはありません。

UAPでは,次に示す手順で関数を呼び出します。

  1. jnlrput出力ファイルを,CBLDCJUP('OPENRPT ')でオープンします。
  2. ジャーナルデータを,CBLDCJUP('RDGETRPT')で入力します。ジャーナルデータの種別ごとに一つずつ入力します。必要なジャーナルデータをすべて入力するまで,CBLDCJUP('RDGETRPT')を呼び出します。
  3. UAPの処理で編集します。
  4. jnlrput出力ファイルを,CBLDCJUP('CLOSERPT')でクローズします。

ジャーナルデータを編集できるのは,オフラインの業務をするUAPだけです。ほかのUAPからは,jnlrputコマンド出力結果ファイルへアクセスしないでください。

ジャーナルデータを編集する機能は,TP1/Server Baseの場合だけ使えます。TP1/LiNKでは,ジャーナルデータを編集するAPIは使えません。

ジャーナルデータの編集を次の図に示します。

図2-54 ジャーナルデータの編集

[図データ]