XATMIインタフェースの通信を使った場合にも,UAPトレースは取得します。UAPトレースについては,マニュアル「OpenTP1 テスタ・UAPトレース 使用の手引」を参照してください。
システム稼働統計情報の取得は,RPCの情報に追加されます。ただし,該当バージョンのOpenTP1では,一部の障害情報は取得されません(XATMI独自の障害や,ユーザサーバの実行時間など)。特に,会話型サービスの形態はXATMIインタフェースの通信独自の通信方法なので,tpsend()とtprecv()などの障害の統計情報は取得できません。
RPCトレースも取得できます。ただし,該当バージョンのOpenTP1では,一部の障害情報は取得されません(XATMIインタフェース独自の障害など)。特に,会話型サービスの形態はXATMIインタフェースの通信独自の方法なので,tpsend()とtprecv()などについてのRPCトレースは取得できません。
XATMIインタフェースを使ったUAPをテストする場合,使えないオンラインテスタの機能があります。オンラインテスタの機能とXATMIインタフェースの関係を次の表に示します。
表5-5 オンラインテスタの機能とXATMIインタフェースの関係
オンラインテスタの機能 | XATMIインタフェースで使う通信プロトコル | |
---|---|---|
TCP/IP | OSI TP | |
クライアントUAPシミュレート機能 | ○ | × |
サーバUAPシミュレート機能 | ○ | × |
MCFシミュレート機能 | - | - |
資源更新処理無効化機能 | ○ | ○ |
運用コマンドシミュレート機能 | - | - |
テスタファイル作成・編集機能 | ○ | × |
UAPトレース情報取得機能 | ○ | ○ |
UAPトレース情報マージ・編集機能 | ○ | ○ |
送信メッセージ編集機能 | - | - |
デバッガ連動機能 | ○ | × |