排他制御では,OpenTP1システム内で固有の資源名称と排他の条件(排他制御モード)を指定します。排他制御モードには次の2種類があります。
排他を指定しようとした資源が,ほかのUAPですでに排他指定をされていた場合,互いの排他モードの内容によって,資源を共用できる場合とできない場合があります。
一つの資源に対して複数のUAPから排他制御の指定があった場合の,共用の可否を次の表に示します。資源を共用できない場合に,エラーリターンするか,資源の解放待ちにするかはUAPで指定できます。
表4-13 排他制御モードの組み合わせと共用の可否
資源を確保中のUAPのモード | 排他要求したUAPのモード | |
---|---|---|
参照目的の排他(PR) | 更新目的の排他(EX) | |
参照目的の排他(PR) | 共用できます。 | 共用できません。 |
更新目的の排他(EX) | 共用できません。 | 共用できません。 |