UAPが使うMCFのプロセスについて説明します。UAPがメッセージで通信するときには,次に示すMCFサービスのプロセスを使います。
- MCF通信プロセス
自OpenTP1システムが,相手システムと通信するときに使うシステムプロセスです。
- アプリケーション起動プロセス
OpenTP1システム内部でメッセージをやり取りするときに使うシステムプロセスです。
MCFのプロセスを上記のように分ける理由を,次に示します。
- 外部との通信と内部での通信でシステムプロセスを分けることで,MCFの通信に使うプロセスの負担を分散できます。
- 通信プロトコルの障害が原因でMCF通信プロセスが使えない場合でも,内部処理のプロセスに影響するのを防げます。
UAPで使うMCFのプロセスの概要を次の図に示します。
図3-32 UAPで使うMCFのプロセスの概要
![[図データ]](figure/zu033100.gif)
- <この節の構成>
- 3.11.1 MCFのプロセスの種類
- 3.11.2 MCFのプロセスを使うためのファイル