OpenTP1のUAPでは,次に示すISAMファイルサービスを使えます。
ISAMは,TP1/Server BaseとTP1/LiNKで使えます。ISAM/Bは,TP1/Server Baseの場合だけ使えます。OpenTP1の基本機能がTP1/LiNKの場合は,ISAM/Bは使えません。
ISAMファイルを,通常のファイルとして使います。OpenTP1のトランザクション処理とは同期しません。
ISAMファイルをトランザクション処理と同期して使う機能です。ISAM/Bを使うと,トランザクション処理のコミット,またはロールバックで,ファイルの整合性が保てるようになります。
ISAMファイルをISAM/Bとして使う場合は,ISAMに加えて,ISAMトランザクション機能(ISAM/B)が前提となります。
ISAM/Bで使うISAMファイルは,OpenTP1ファイルシステムとして割り当てた領域に作成します。
ISAM/Bでは,ロックサービスを使いません。そのため,デッドロックが起こっても,OpenTP1のロックサービス機能(優先順位による縮退やデッドロック情報の出力)は使えません。
ISAMファイルサービスの形態を次の図に示します。
図4-22 ISAMファイルサービスの形態