作成したプログラムの翻訳(コンパイル),結合(リンケージ),およびUAP共用ライブラリ化※の手順について説明します。
まず,UAPのメイン関数をコンパイル,リンケージして実行形式ファイルとします。次に,UAPのサービス関数をUAP共用ライブラリ化※します。コンパイルとリンケージの手順については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成リファレンス」の該当する言語編を参照してください。
コンパイルするプログラムを次に示します。
C言語のプログラムはC言語のコンパイラで,COBOL言語で作成したプログラムは該当するCOBOL言語のコンパイラで翻訳します。
UAPのメイン関数のソースファイルをコンパイルして作成したオブジェクトファイルを,OpenTP1のライブラリなど必要なファイルとリンケージします。OpenTP1以外のRMを使う場合は,OpenTP1以外のRMが指定するライブラリとリンケージします。OpenTP1以外のRMをXAインタフェースで使う場合,次の手順でUAPにライブラリをリンケージします。
UAPのサービス関数のソースファイルをコンパイルして作成したオブジェクトファイルを,共用ライブラリ化します。このとき,(2)と同様に,OpenTP1のライブラリなど必要なファイルとリンケージします。コンパイルオプションおよびリンケージオプションについては,TP1/Server Baseサンプル(make_svdlファイル)を参照してください。
OSがHP-UXの場合,リンケージ時のバインドモードには必ず"immediate"を指定してください。"immediate"以外のバインドモードで作成した実行形式ファイルをOpenTP1のUAPとして使った場合,システムの動作は保証しません。作成したUAPのバインドモードが"immediate"かどうかは,OSのchatrコマンドで確認してください。