分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引
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UAPの実行形式ファイルを,OpenTP1に登録します。OpenTP1のUAPは,サービスを提供することからユーザサーバといいます。
(a) UAPの登録方法
OpenTP1にUAPを登録するときに,実行環境を設定します。実行環境を設定する方法を次に示します。
- TP1/Server Baseの場合
ユーザサービス定義で設定します。
- TP1/LiNKの場合
UNIXの場合はdcsysset -uコマンドを,Windowsの場合は[アプリケーション管理]アイコンを使います。
(b) ユーザサーバ名
OpenTP1でUAPを操作するときに使う名称をユーザサーバ名といいます。ユーザサーバ名は,次のようになります。
- TP1/Server Baseの場合
ユーザサービス定義のファイル名です。
- TP1/LiNKの場合
UAPの環境を設定するときに,実行形式ファイル名に対応させてユーザサーバ名を任意で付けます。
UAPとして作成するプログラムの名称について説明します。
- UAPの実行形式ファイル名
UAPのオブジェクトファイルをライブラリとリンケージするときに,リンケージのコマンドにオプションで設定した名称です。
- ユーザサーバ名
UAPをOpenTP1に登録するときに設定した名称です。dcsvstartコマンドの引数に使用します。ユーザサーバ名は,1〜8文字で設定します。
- サービスグループ名,サービス名
OpenTP1のリモートプロシジャコールやXATMIインタフェースの通信で,サービスを要求する関数の引数に設定する名称です。ユーザサーバ名をOpenTP1に登録するときに一緒に指定します。
サービスグループ名は,UAPの実行形式ファイル単位に名称を付けます。
サービス名は,サービス関数の関数名です。
- アプリケーション名
TP1/Message Controlで受け取ったメッセージを処理するときに,該当するメッセージを処理するアプリケーションであることを識別する名称です。MHPのサービス関数をアプリケーション名として登録します。サービス名とアプリケーション名の対応はMCFアプリケーション定義に指定します。
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