8.1 この章を読む際の留意事項
この章を読む際の留意事項を次に示します。
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この章は,Docker,Kubernetesの基本的な製品知識がある読者を対象としています。この章をお読みになる前に,各製品のマニュアルなどで各製品の基本知識を習得いただきますよう,お願いいたします。
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TP1/Server BaseおよびTP1/Client/Jをコンテナで動作させるためには,次のソフトウェアを前提とします。
表8‒1 Linux版 TP1/Server Baseの前提ソフトウェア TP1/Server Baseのバージョン
コンテナプラットフォーム
オーケストレーションツール
07-56〜07-57
Docker
Kubernetes
07-60以降
Podman
OpenShift
(OpenShiftがサポートするKubernetes)
表8‒2 TP1/Client/Jの前提ソフトウェア TP1/Client/Jのバージョン
コンテナプラットフォーム
オーケストレーションツール
07-52〜07-53
Docker
Kubernetes
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この章では,Dockerコンテナを前提としたOpenTP1の運用手順について解説しています。
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この章では,Dockerイメージや,PodなどのKubernetesに関する各種オブジェクトの作成方法など,環境構築方法については記載していません。TP1/Server Baseに添付されている取扱説明書「Docker,Kubernetesを使用したOpenTP1システムの構築」または「OpenShiftを使用したOpenTP1システムの構築」を参照してください。
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この章では,KubernetesのServiceオブジェクトをServiceと表記しています。また,「スケジューラダイレクト機能を使用したRPC」および「通信先指定RPC」を合わせて,「スケジューラダイレクト機能を使用したRPC」と表記しています。
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この章では,各機能をC言語の関数名で説明します。C言語の関数名に対応するCOBOL言語のAPIは,関数名を最初に使用する個所に【 】で囲んで表記します。それ以降は,C言語の関数名に統一して説明します。