3.3.4 メッセージの通信形態
MHPで使えるメッセージの通信形態を次に示します。通信プロトコルによって使える形態は異なります。
ここで説明するメッセージの通信形態は,MHPでだけ使えます。
メッセージの通信形態とアプリケーションの型を次の図に示します。
- 〈この項の構成〉
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(1) 問い合わせ応答形態
相手システムから送られてきたメッセージを受信して,応答のメッセージを送信する形態です。メッセージを受信するときは,dc_mcf_receive関数を使い,応答メッセージを送信するときは,dc_mcf_reply関数を使います。
問い合わせ応答形態の通信をするMHPのアプリケーションの型には,応答型(ans型)を指定します。応答型を指定したMHPでdc_mcf_reply関数を呼び出さないで終了すると,エラーが起こったと見なして,MHPは異常終了します。
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(2) 非問い合わせ応答形態(一方受信形態)
相手システムから送られてきたメッセージを受信するだけで,応答のメッセージを送信しない形態です。メッセージを受信するときは,dc_mcf_receive関数を使います。
非問い合わせ応答形態(一方受信形態)の通信をするMHPのアプリケーションの型には,非応答型(noans型)を指定します。
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(3) 継続問い合わせ応答形態
問い合わせ応答形態を連続させる形態です。dc_mcf_receive関数でメッセージを受信してdc_mcf_reply関数で応答メッセージを送信したあとに,続けてメッセージを受信します。続けてメッセージを受信するMHPは,同じMHPでも異なったMHPでもかまいません。継続問い合わせ応答形態の通信を終了するときは,dc_mcf_contend関数を使います。
継続問い合わせ応答形態の通信をするMHPのアプリケーションの型には,継続問い合わせ応答型(cont型)を指定します。
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