8.5.1 リモートAPI機能を使用したRPC
TP1/Client/J,TP1/Server Baseからコンテナ内外のTP1/Server BaseへリモートAPI機能を使用したRPCができます。システム形態に応じてTP1/Client/J,TP1/Server Baseの定義設定,およびServiceの設定を行ってください。
- 〈この項の構成〉
(1) リモートAPI機能を使用したRPCの構成例
コンテナ外のTP1/Server BaseへRPCを発行する場合は,マニュアル「OpenTP1 システム定義」またはマニュアル「OpenTP1 クライアント使用の手引 TP1/Client/J編」に記載の定義設定方法で使用できます。
コンテナ内のTP1/Server BaseへRPCを発行する場合,RPC先のTP1/Server BaseにServiceを作成する必要があります。
(a) TP1/Client/J環境定義の設定【①TP1/Client/J】
次のTP1/Client/J環境定義を設定してください。
# |
オペランド名 |
設定内容 |
補足 |
---|---|---|---|
1 |
dchost=ホスト名:ポート番号 |
|
コンテナ外のrapリスナーへ送信する場合は,特に制限はありません。 OpenTP1マニュアルの説明に従い設定してください。 |
(b) システム定義の設定【②TP1/Server Base】
次のシステム定義を設定してください。
# |
定義名 |
コマンド名 |
設定内容 |
補足 |
---|---|---|---|---|
1 |
ユーザサービスネットワーク定義 |
dcsvgdef -hホスト名:ポート番号 -w |
|
コンテナ外のrapリスナーへ送信する場合は,特に制限はありません。 OpenTP1マニュアルの説明に従い設定してください。 |
(c) システム定義の設定【③TP1/Server Base】
次のシステム定義を設定してください。
# |
定義名 |
コマンド名 |
設定内容 |
補足 |
---|---|---|---|---|
1 |
rapリスナーサービス定義 |
rap_listen_port |
rapリスナーおよびrapサーバが使用するポート番号 |
OpenTP1マニュアルの説明に従い設定してください。 |
(d) 図中④Serviceの設定
コンテナ内の③TP1/Server BaseへRPCする場合は,Serviceを作成してください。
コンテナ内の③TP1/Server Baseでrap_listen_portオペランドに設定したポート番号と同じポート番号をServiceのspec.ports.targetPortに設定してください。
TP1/Client/Jや③TP1/Server BaseからリモートAPI機能を使用する場合は,Serviceのspec.ports.targetPortに対応するspec.ports.nodePortに対し接続してください。