3.9.6 OpenTP1提供以外のリソースマネジャの制御(TP1/Resource Manager Monitor)
TP1/Resource Manager Monitorを使うと,リソースマネジャの開始と終了を制御できます。
リソースマネジャ制御の概要を次の図に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) リソースマネジャを監視する準備
監視する対象のリソースマネジャは,RMMサービス定義のrmm_check_servicesオペランドに指定しておきます。監視する対象のリソースマネジャへの操作は,ユーザがコマンド(シェルファイル)で作ります。そして,作ったコマンドのファイル名を監視対象RM定義に指定します。監視対象RM定義には,次に示すコマンドを指定します。
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監視対象RM開始コマンド(rmm_start_commandオペランド)
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監視対象RM終了コマンド(rmm_stop_commandオペランド)
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監視対象RM強制停止コマンド(rmm_abort_commandオペランド)
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監視対象プロセスID取得コマンド(rmm_get_pid_commandオペランド)
上記のコマンドは,サンプルが提供されています。サンプルを業務に合わせて修正すると,コマンドを最初から作成する手間が省けます。サンプルは,$DCDIR/etc/RMmonitor/ ディレクトリの下にあります。
コマンドの作り方については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。定義の方法については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。
(2) 監視を開始する時期
リソースマネジャを監視する定義を作成しておくと,OpenTP1を開始するのと一緒にリソースマネジャへの操作が自動的に開始されます。
OpenTP1の開始と参照する定義の関係を次の図に示します。