ユーザサービスネットワーク定義のdcsvgdef定義コマンドを使用したリモートプロシジャコールの処理の概要について,次の図に示します。
図D-7 dcsvgdef定義コマンドを使用したリモートプロシジャコールの処理の概要
![[図データ]](figure/zu991100.gif)
図で示した処理の流れについて,次に説明します。番号は,図中の番号と対応しています。なお,1.~2.はTP1-Xの処理,3.~4.はTP1-B,5.~7.はTP1-Cの処理についての説明です。
- TP1-Xはネームサービスを検索しないで,ユーザサービスネットワーク定義からサービス要求の送信先TP1-Bを求めます。
- TP1-Bのスケジュールサービスに送信します。
- TP1-Bで起動しているスケジュールサービスがネームサービスを検索し,TP1-BおよびTP1-CにUAPが存在するという結果が通知されます。
- ランダムに決めた結果,TP1-Cに転送します。
- TP1-Cのスケジュールサービスは,サービス要求をメッセージキューにキューイングします。
- サービス関数を実行します。
- サービス関数の実行後,サービス要求を行ったサービス要求元UAPに対して,サービス要求先UAP(サーバUAP1)から,直接応答メッセージを送信します。