8.2.2
シミュレーション情報
<この項の構成>
(1) 注釈行(シミュレーション情報の開始)
(2) 注釈行(主プログラム)
(3) SIMULATE MAINコマンド
(4) 注釈行(副プログラム)
(5) SIMULATE SUBコマンド
(6) 注釈行(ファイル)
(7) SIMULATE FILEコマンド(INPUT/I-Oモード)
(8) SIMULATE FILEコマンド(OUTPUT/EXTENDモード)
(9) 注釈行(シミュレーション情報の終了)
(1)
注釈行(シミュレーション情報の開始)
形式
機能
シミュレーションのTDコマンドの設定開始を表示します。
生成条件
シミュレーション情報を含むTDコマンド格納ファイルには必ず生成されます。
(2)
注釈行(主プログラム)
形式
機能
主プログラムシミュレーションの設定開始を表示します。
生成条件
-SimMainコンパイラオプションを指定したプログラムに対して生成されます。
(3)
SIMULATE MAINコマンド
形式
機能
主プログラムをシミュレーションします。
生成条件
-SimMainコンパイラオプションを指定したプログラムに対して生成されます。USING指定があるときは,データ値が設定されます。なお,USING指定があるとき生成されるASSIGN DATAコマンドは,指定された左側の引数から生成されます。
設定されるデータ値については,「
8.2.3 データ設定値
」を参照してください。
(4)
注釈行(副プログラム)
形式
機能
副プログラムシミュレーションの設定開始を表示します。
生成条件
-SimSubコンパイラオプションを指定したプログラムを定数指定のCALL文で呼び出しているときに生成されます。
注意事項
-SimIdentコンパイラオプションを指定した場合,一意名指定のCALL文に対する注釈行(副プログラム)は,生成されません。
(5)
SIMULATE SUBコマンド
形式
機能
呼び出されるプログラムをシミュレーションします。
生成条件
-SimSubコンパイラオプションを指定した最外側のプログラムを定数指定のCALL文で呼び出しているときに生成されます。
CALL文のUSING指定があるときは,データ名の内容を表示します。なお,USING指定があるとき生成されるDISPLAY DATAコマンドは,指定された左側の引数から生成されます。また,CALL文のRETURNING指定があるときは,データ値を設定します。このとき生成する記号名は,文字列"PARM"に8けたの1から始まる数字を付加したものとします。また,設定されるデータ値については,「
8.2.3 データ設定値
」を参照してください。
注意事項
-SimIdentコンパイラオプションを指定した場合,一意名指定のCALL文に対するSIMULATE SUBコマンドは,生成されません。-SimIdentコンパイラオプションを指定して副プログラムシミュレーションをする場合は,一意名指定のCALL文で呼び出す副プログラム名に対するSIMULATE SUBコマンドを,TDコマンド格納ファイルに定義して使用してください。
(6)
注釈行(ファイル)
形式
機能
ファイルシミュレーションの設定開始を表示します。
生成条件
ファイルに対してOPEN文のあるときに生成されます。
(7)
SIMULATE FILEコマンド(INPUT/I-Oモード)
形式
機能
OPEN INPUTまたはOPEN I-Oモードで開かれた入出力ファイルに対するシミュレーションをします。
1回目のシミュレーションでデータを設定し,2回目以降のシミュレーションでファイル終了シミュレーションまたは無効キーシミュレーションをします。
生成条件
FD項で定義したファイルがOPEN INPUTモードで開かれたときはSIMULATE FILE ~ OPENMODE(INPUT)が生成されます。OPEN I-Oモードで開かれたときはSIMULATE FILE ~ OPENMODE(IO)コマンドが生成されます。
修飾対象がファクトリ定義のデータ部で定義されているときは#FACTORYで,インスタンス定義のデータ部で定義されているときは#OBJECTで,関数定義のデータ部で定義されているときは#FUNCTIONで修飾されます。
また,順アクセスのファイルにはGO ENDが,乱アクセス,動的アクセスのファイルにはGO INVALIDが設定されます。
(8)
SIMULATE FILEコマンド(OUTPUT/EXTENDモード)
形式
機能
OPEN OUTPUTまたはOPEN EXTENDモードで開かれた出力ファイルに対するシミュレーションをします。
生成条件
FD項で定義したファイルがOPEN OUTPUTモードで開かれたときは,SIMULATE FILE ~ OPENMODE(OUTPUT)コマンドが生成されます。OPEN EXTENDモードで開かれたときはSIMULATE FILE ~ OPENMODE(EXTEND)コマンドが生成されます。
修飾対象がファクトリ定義のデータ部で定義されているときは#FACTORYで,インスタンス定義のデータ部で定義されているときは#OBJECTで,関数定義のデータ部で定義されているときは#FUNCTIONで修飾されます。
(9)
注釈行(シミュレーション情報の終了)
形式
>*** SIMULATE SUB COMMAND ENDED ***
機能
ファイルシミュレーションのTDコマンドの終了を表示します。
生成条件
シミュレーション情報を含むTDコマンド格納ファイルには必ず生成されます。